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アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症

最終更新日:平成29年4月21日 | 公開日:平成29年4月21日

アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症とは

医師イラスト

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎はくしゃみ、鼻みず、鼻づまりを主な症状と疾患で鼻アレルギーとも呼ばれます。症状が現れる時期によって、「通年性」と「季節性」に分けられ、代表的な季節性のアレルギー性鼻炎として「花粉症」が挙げられます。
また、通年性ではダニ、ハウスダストやペットなどが原因となることがあります。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、結膜に炎症を起こす疾患で、目の痒みや充血、異物感などが生じます。アレルギー性鼻炎と同様に「通年性」と「季節性」とがあり、花粉の他、ダニ、ハウスダストやペットなどが原因で発症します。

アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎はどうして起きるのでしょう

私たちの体には、ウイルスや細菌が入り込むと、“ 抗体” を作ってそれを排除しようとする「免疫」という仕組みがあります。この仕組みの1つに、ダニや花粉などに対して、“IgE 抗体” を作ってしまうことがあります。このIgE抗体は、鼻や目の粘膜などにあるマスト細胞の表面にくっつき、ダニや花粉などのアレルゲンが入り込んでくるのを待っています。この状態を“ 感作” と言います。
この感作された状態で再び原因物質が体の中に入り込むと、マスト細胞についているIgE 抗体と結びつき、その刺激でマスト細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出されます。これら化学物質が様々なアレルギー症状を誘発します。

免疫とアレルギー説明図

次:特徴と治療法

アレルギー性鼻炎の特徴と治療法

目がかゆい・充血している人イラスト

症状

アレルギー性鼻炎の症状としては、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりの3症状が見られます。くしゃみと水様性の鼻みずが主な症状となる場合や鼻づまりが特に強く生じる場合などがあります。

発症の要因

通年性の鼻炎は主にダニ、ハウスダストが原因とされています。これらの原因物質(アレルゲン)を吸入することが要因となりますが、遺伝的要素も関係するといわれています。
季節性の鼻炎は主に花粉が原因となります。花粉を多く吸い込むことで体内に抗体IgE抗体が作られ、これが一定量に達したとき発症すると考えられています。原因となる花粉には春先に飛散するスギ、ヒノキのほか、夏から秋に飛散するイネ科、ブタクサ、ヨモギなどがあります。

診断

問診や鼻鏡検査などにより症状がアレルギー性のものであるかどうかを調べた上で、原因抗原を特定する検査を行います。抗原を特定するためのテストには、皮膚テスト、血液検査(IgE抗体検査)などが用いられます。
アレルギー性鼻炎の重症度は、1日のくしゃみ・鼻みず等の回数などから5段階(無症状から最重症まで)に分類されます。重症度の分類の他、生活の質(QOL)をアンケートなどにより調査する手法も用いられます。

治療

症状を軽くするため、室内環境対策(清掃・除湿などによるダニ、ハウスダストの低減等)やマスクなどによる原因抗原の吸入阻止、治療薬の服用などが行われます。症状に応じてこれらの対策を組み合わせ、日常生活の質の向上を図ります。
その他、原因となっている抗原を意図的に摂取し治療する方法や、鼻粘膜などを手術する方法が用いられることもあります。

アレルギー性結膜炎の特徴と治療法

くしゃみ・鼻水症状を呈する人イラスト

症状

アレルギー性結膜炎の症状としては、目の痒み、充血、めやに、異物感(目がごろごろする)が多く見られます。季節性の結膜炎の場合は同時に鼻炎症状が多く見られます。

発症の要因

アレルギー性鼻炎と同様、通年性の結膜炎は主にダニ、ハウスダスト、季節性の結膜炎は主に花粉が原因となります。

診断

目の痒みや炎症の有無を問診などにより確認するとともに、皮膚テストや血液検査(IgE抗体検査)によりアレルギー性のものかどうかを診断します。診断の際には、季節性の有無や、アトピー性皮膚炎の罹患状況、家族の既往歴なども参考に結膜炎の型(季節性アレルギー性結膜炎、通年性アレルギー性結膜炎、アトピー性角結膜炎、春季カタル、巨大乳頭結膜炎)を分類します。

アレルギー性以外の結膜炎として、ウイルスや細菌が原因となるもの、ドライアイなどがあり、アレルギー性結膜炎とは区別されます。

治療

アレルギー性結膜炎の治療は、点眼薬(目薬)の使用が中心となります。症状が比較的軽度の場合には主に抗アレルギー点眼薬が使用されますが、効果が不十分の場合にはステロイド点眼薬や内服薬が使用されます。
症状緩和のためには、室内環境対策(清掃・除湿などによるハウスダスト・ダニの低減)やゴーグル型メガネによる花粉回避などが有効とされています。

関連情報

花粉症の基礎知識や予防方法などについては「花粉症一口メモ」をご覧ください。

このページは東京都 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 環境情報担当が管理しています。

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