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食物アレルギー

最終更新日:平成29年4月21日 | 公開日:平成29年4月21日

除去食について

食物アレルギーの治療の基本は、原因食物を除去する除去食です。ただし、本来食べられる食物まで除去してしまっては、成長期の子供に必要な栄養が不足する可能性があり、QOL(生活の質)も低下します。食べられるものは食べる「必要最小限の除去」がポイントです。

必要最小限の除去の考え方

症状が出る食物だけを除去する

除去する必要があるのは、あくまでも食べるとアレルギー症状が出る食物だけです。検査で陽性だったという理由だけでは除去の必要性がないこともあります(血液・皮膚検査が陽性でも症状が出ないことは少なくありません)。

原因食物でも「食べられる範囲」までは食べる

食べて症状が出る原因食物であっても、加熱、加工によって摂取できるものや、少量なら食べられることがあります。「食べられる範囲」は成長とともに増えていきます。しかし、その範囲を自己判断で決めるのは危険です。必ず主治医に相談しましょう。正確な判断のために「食物経口負荷試験」が必要な場合もあります。

除去食のポイント

  1. 必要最小限の除去を心がけましょう。
  2. 除去食物の特性を知り、不足する栄養素を代替食で補い、バランスをとりましょう。
  3. 除去の食品や食べるレベル・量など自己判断は絶対しないで、医師に相談しながら行いましょう。
  4. 食材は新鮮なものを十分に加熱調理してから食べましょう。
  5. 誤食をしないように注意しましょう。
  6. 加工食品のアレルギー表示を理解して、活用しましょう。
  7. 外食や加工食品を食べるときは十分に気をつけましょう。
  8. 困ったときは1人で悩まず専門家(医師、管理栄養士、保健師など)に相談しましょう。

コックイラスト

食事療法の具体的方法や献立例については以下を参考にしてください。

次:食品表示について

アレルギー食品表示について

加工食品や添加物には、アレルゲンになり得る食品が含まれています。このため、食品表示法では、食物アレルギーの患者が多い、もしくは重篤になりやすい原材料(「特定原材料」)を含む、容器包装された加工食品及び添加物について、表示の方法が定められています。

食品表示を含む食品のパッケージイラスト

原材料の表示義務と推奨表示について

<義務>
特定原材料
必ず表示される原材料

(7品目)
卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに
<推奨>
可能な限り表示するよう努めることとされている食品(20品目)
あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

食品イラスト

代替表記と特定加工食品について

原材料は「代替表記」「特定加工食品」として別の用語で表示されることもあります。

特定原材料 代替表記
表示されているアレルギー物質に認められている別の書き方
特定加工食品
名称からアレルギー物質が含まれていることが明白なもの
食べられるもの
たまご、鶏卵、あひる卵、うずら卵、タマゴ、玉子、エッグ マヨネーズ、かに玉、親子丼、オムレツ、目玉焼き、オムライス ・卵殻カルシウム
生乳、牛乳、特別牛乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳、加工乳、クリーム(乳製品)、バター、バターオイル、チーズ、濃縮ホエイ(乳製品)、アイスクリーム類、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖れん乳、無糖脱脂れん乳、加糖れん乳、加糖脱脂れん乳、全粉乳、脱脂粉乳、クリームパウダー(乳製品)、ホエイパウダー(乳製品)、たんぱく質濃縮ホエイパウダー(乳製品)、バターミルクパウダー、加糖粉乳、調整粉乳、はっ酵乳、乳酸菌飲料、乳飲料 生クリーム、ヨーグルト、ミルク、ラクトアイス、アイスミルク、乳糖
※乳糖には、原料の牛乳タンパク質がごく微量に残っていますが、大量に食べなければ、ほとんどの場合はアレルギー症状を起こす原因にはなりません。利用できるかどうかは主治医に相談しましょう。
・乳化剤
・乳酸菌
・乳酸カルシウム
・乳酸ナトリウム
・カカオバター
小麦 こむぎ、コムギ パン、うどん ・麦芽糖

注意喚起の表記について

食品を製造する際に、原材料としては使用されていないアレルゲンが、ごく微量に混入する可能性が否定できない場合、原材料表示の欄外に注意喚起の表示がされます。しかし、基本的には原材料表示欄に原因食物の記載がなければ、その食品を食べることができます。
例:本製品の製造ラインでは、落花生を使用した製品も製造しています。

原材料表示がない食品があります

食品表示法の改正に伴い、容器包装の表面積が30㎠以下の小さなものも表示が必要になりましたが、平成32年3月31日までは制度の移行期間であり、当該加工食品において表示がないものがあり得ます。
外食(レストランなどの飲食店)、中食(量り売りのお惣菜、店内で調理するお弁当やパン等)には特定原材料の表示義務はありません。一見すると加工食品と同じような表記がありますが、精度管理が不十分なので、重症なアレルギー患者は記載がなくても症状が誘発される可能性があります。
それらを利用する場合には、事前に原材料やアレルゲンのコンタミネーション(意図しない混入)の可能性について確認する必要があり、重症者の摂取は勧めません。

食品表示法については、以下を参考にしてください。

このページは東京都 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 環境情報担当が管理しています。

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