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東京都福祉保健局 東京都立中部総合精神保健福祉センター

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「うつ」について

(1) 7人に1人がかかる病気です

うつ病は「こころの風邪」と言われるほどよく見かける病気です。一生の間にうつ病にかかる率は、およそ15%といわれています(*)。風邪と思って放置すると重い肺炎になってしまうのと同じように、うつ病でも早めに対応しないと、仕事ができなくなったり、自殺を考えたりするような重い状態にもなることがあります。日本では、うつ病が年々増加していることが知られています。1998年より日本人の自殺数が年間3万件をこえ、大きな問題となっていますが、うつ病等の心の病気にかかっていながら、治療に結びついていなかった人の比率が高いとされています。
うつ病は、気分障害という病気の一種です。気分障害には、気分が高揚して、誇大的になり、思考や行動の活動性が高まる『躁状態』と気分が沈みこみ、自分を責め悩み、思考や行動の活動性が低くなる『うつ状態』があります。二つの状態のうち、両方を繰り返す人と片方のみを繰り返す人がいますが、最も多いのは『うつ状態』のみを繰り返すタイプ(単極型うつ病)で中年期によく発症します。従来、生真面目で完全主義で責任感の強い性格の人が、うつ病になりやすいといわれていましたが、最近は若い世代で前述の性格に当たらない人においても、うつ病(新型うつ病)が増えているとの指摘もあります。

(2)うつ病の主な症状・・・心とからだと両方に現れることが多い

心の症状

気分の落ち込み(悲しい、憂うつ、ふさぎ込む)
悲観的に考える傾向(他人に迷惑をかけた、お先真っ暗、自分は無価値)
しばしば自殺を考えがちです。
意欲の減退・思考の渋滞(何事も億劫、根気が続かない、判断がつかない、処理速度の低下)
2週間以上このような症状が続いていると、うつ病の可能性が高いです。 

身体の症状

不眠(寝付きが悪い、眠りが浅く中断しがち、早朝に覚醒)
食欲低下(体重減少を伴う、以前の好物にも食欲が湧かない)
性欲低下
不定愁訴(身体的原因のない頭重、頭痛、肩こり、腰痛)

(3)うつ病の原因や悪化の要因

まだ、うつ病の本当の原因は解明されていません。

しかし、うつ病には過労などのストレスの蓄積および、ストレスへの対応がうまくゆかないことが、うつ病の発症や悪化に関係します。
例えば、几帳面で、完璧主義で、責任感の強い人はうつ病の発症や悪化の危険性が高い傾向があります。ですから、うつ病の方には、勉学や仕事でも一生懸命に努力して、周りからの評価の高い人も多いのです。これらの人々は弱音をはけずに自分を追いつめてしまいがちです。また一方では、からだの病気やアルコール・依存性薬物などの使用の後に、うつ病がひき起こされることもあります。

(4)うつ病の治療と周囲の対応のポイント

多くの病気と同様に、うつ病の場合にもできるだけ早く病気に気づくこと、気づいたらできるだけ早く治療をすることが大事です。うつ病の治療は大きく分けて、a.薬の治療 b.休息の確保 c.心理社会的な治療 d.周囲の理解と適切な対応が挙げられます。ほとんどの例で治療により症状は改善します。再発の危険性もあり、症状のない時期にも服薬したり・ストレス対策を講じたりすることが必要となる場合もあります。
a.薬の治療
抗うつ薬を使用します。再発の予防のため、気分安定薬を併用することがあります。
b.休息の確保
特に悪化が進んでいる状態では、これが重要です。自殺傾向の強い場合など、入院が必要となる場合もあります。

c.心理社会的な治療
本人のつらさを受け止め、病気の理解をはかる支持的精神療法とともに、認知療法が有効とされています。また、家族等の周囲の人々の理解を深めることも重要です。
d.周囲の理解と適切な対応
病気の特徴を理解したうえで、励まさない、ムリに気晴らしに誘わない、治療と休息を最優先とする、退職等の大切な決定は病状改善後に先送る、自殺のサインに注意する、医療・保健専門職と協力する等が要点として挙げられます。勤労者の場合、病休およびその期間の身分や所得を確保するようにすることも重要です。


*Kessler RC,McGongle KA,Zhao S,et al.米国におけるDSM-lll-R 精神障害の生涯および12ヶ月間の罹患率。National Comorbidity の調査結果。Arch Gen Psychiat 1994,51:8-19.

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