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こどもの発熱シーン2

   診療所に受診。状態が悪化し救急病院へ

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診療所に受診。状態が悪化し救急病院へ

Tさんは、夜まで診察を行なっている診療所を探してKちゃんを車で連れていきました。診療所に着いたころには、熱がさらに上がっており、吐き始めてしまいました。

診察した医師から「髄膜炎の可能性があります。すぐに隣の市の救急病院で診てもらってください」といわれました。不安な思いで救急車で運ばれました。

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どうして移るの?

診療所や病院などの医療機関は、それぞれが役割に応じた「医療機能の分担」を行っています。身近な場所で主に軽症の患者さんの診療にあたるのが診療所、入院が必要な重い症状の患者さんの診療にあたるのが病院という役割分担です。

一般的には、まず身近な診療所で受診し、入院治療が必要であると判断される場合には救急病院などに転院し、治療を受けることになります。もちろん、病気やケガの状態によっては、救急車で二次・三次救急の医療機関に直接、搬送されることもあります。

初期救急医療

入院を必要としない急病患者に対する医療。夜間や休日に行われている初期救急診療には、次のものがあります。

  • 区市町村の小児初期救急診療事業(主に平日夜間に実施〈午後10時ごろまで〉)
  • 区市町村の救急休日夜間急患センターでの治療
  • 地域の休日診療当番医(主に休日昼間に実施)

二次救急医療

入院を必要とする中・重症患者に対する医療。「救急病院」などと呼ばれる医療機関です。都では、365日24時間、緊急に入院治療が必要となった患者さんに対応する救急医療機関を確保しています。

三次救急医療

生命の危機が切迫している重傷・重篤患者に対する医療。

※東京都では、他の医療機関では救命治療の継続が困難な小児重篤患者を24時間体制で必ず受入れ、救命処置が受けられる体制(「東京都こども救命センター」)を確保しています。

初期救急の医療機関は、区市町村の広報誌やホームページに「当番医」などとして掲載されます。
また、いざというときのために、近隣の救急病院の所在地や電話番号などを確認しておきましょう。


東京都福祉保健局ホームページ「東京都の救急医療体制」

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期待される医療機能の分担と地域医療連携

医療機能の分担と地域医療連携の図

近年、救急医療だけでなく一般の医療も、地域の病院や診療所が医療機能を分担し、かつ連携しながら治療を行う動きが活発になっています。「地域医療連携」や「地域完結型医療」などと呼ばれ、分担と連携によって、効率的で質のよい医療の推進を目指しています。

診療所…入院施設のない、あるいはベッドの数が19床以下の医療施設。
病院……ベッド数が20床以上ある医療施設。

医療機能の分担のイラスト

紹介
専門的な検査・治療が必要な場合、それらに対応できる医療機関を紹介すること

返送・逆紹介
症状が安定した場合など、紹介元の医療機関(紹介元がない場合は患者の自宅近くの医療機関など)に紹介すること

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かかりつけ医・かかりつけ歯科医って、どんなお医者さん?

「かかりつけ医・かかりつけ歯科医」とは、何でも気軽に相談できる自分の医療のパートナー。適切な医療を受けるためには、直接大病院を訪ねる前にまずは「かかりつけ医・かかりつけ歯科医」と十分に相談することが、より効果の高い治療へとつながります。

  • 近くにいる
  • どんな病気でもまず診てくれる
  • 患者の疑問に率直にていねいに答え、納得のいく治療方針を検討してくれる
  • 日頃から健康管理や保健指導を行ってくれる
  • 生活習慣から起こる病気の場合は、そのライフスタイル改善まで指導してくれる
  • 患者の生活を支援するために、地域の医療・保健・福祉機関へのコーディネーターの役割も担ってくれる
  • 病状に応じて、ふさわしい医療機関・医師を紹介してくれる



  ホームページ「東京都医療機関案内サービス『ひまわり』」〜診療を受ける前に〜

参考 髄膜炎とは?

母と子のイラスト

どんな病気?

脳と脊髄(背骨の中を通る神経)の表面をおおっている髄膜と呼ばれる膜に、ウイルスや細菌などが感染して起こる病気です。乳幼児に多くみられ、ほとんどが風邪、おたふくかぜなどのウイルスの感染によって、体の抵抗力が落ちたときに起こります。

症状は?

高熱、頭痛、嘔吐、首の後ろが突っ張る、不機嫌、頭や足をもち上げたりするとひどく嫌がる、ちょっとした光や音で泣いたりする、うとうとする、ひきつけなど。
赤ちゃんの髄膜炎は、大泉門(頭の骨がまだくっついていないへこみの部分)がコブのようにパンパンにはれることがあります。

緊急度は?

急いで医療機関に受診しましょう。

入院は?

入院による治療が基本。ウイルス性の髄膜炎は症状が軽いことが多く、通常は1週間ほどで治ります。

後遺症は?

ウイルス性の髄膜炎ではほとんどありません。細菌性の髄膜炎では、学習障害、難聴などの後遺症が残ることがあります。

予防法は?

細菌性の髄膜炎の約80%をヒブ菌と肺炎球菌が占めており、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの接種が予防には効果的です。

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