エイズに関するQ and A
Q1 患者・感染者は増加しているの?
エイズ患者・HIV感染者は増加し続けています。
世界では、2009年のUNAIDS報告によると、現在生存している感染者は推計で3,330万人
日本では、平成22年12月26日現在の累計患者・感染者数は18,406人
東京では、平成23年1月2日現在の累計患者・感染者数は6,431人
全国の患者・感染者報告数
(東京都と東京都以外からの報告数の内訳を示しました。)
その年に新たに報告された数の推移です。

※最新情報については、エイズニューズレターをご覧ください。
Q2 エイズってどんな病気?
エイズとは、「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)」の感染で引き起こされる「後天性免疫不全症候群」を略した言葉です。HIVによってからだの免疫力が壊され、その結果、健康な時には体内に入っても病気を起こさない弱い病原菌にも感染(日和見感染といいます。)して様々な症状が出た状態をいいます。
感染とは、体の中にHIVが住み着いている状態をいいます。
感染して、未治療でいると、約半数が約10年で発病するといわれています。感染しても長い間症状は出ません。HIVに感染することと、エイズを発病することとは違うことなのです。
感染しているかどうかは、検査を受けないとわかりません。
Q3 どうやってうつるの?
HIVは、主に血液、精液、膣分泌液を介してうつります。感染力が非常に弱く、学校・職場等での日常生活ではうつりません。
感染経路は、性行為による感染、母親から赤ちゃんへの感染(妊娠中、分娩時、ときに母乳を介しての感染)、血液を介しての感染に限られています。
この中でも、性行為(性的接触)による感染が最も多くなっています。
東京都における患者・感染者の推定感染経路別報告数の年次推移

同性間性的接触による感染報告数は、前年より増加となりました。
異性間性的接触による感染報告数は、増加しましたが、ここ数年の報告数を見るとほぼ横ばいとなっています。
Q4 予防方法は?
性行為による感染を防ぐには、性的接触をしないという選択も考えましょう。 また、挿入するのみがセックスではありません。そして、安全なセックスをこころがけることです。
母親から赤ちゃんへの感染については、妊娠前又は妊娠中のできるだけ早い時期に感染の有無が確認できれば、出産前後の適切な医療により、子供への感染率を低下させることができます。
血液を介しての感染を防ぐためには、血液が手や衣服などについたら流水と石鹸でよく洗い流しましょう。また、カミソリや歯ブラシ、ピアスなど血液がつく可能性のあるものは共用しないようにしましょう。
麻薬、覚せい剤など注射器の回し打ちは、健康を害するだけでなく、HIV感染においても危険性の高いものです。
ノーセックス
HIVを含む多くの性感染症は性的接触により感染します。若すぎる時期の性的接触は身心にトラブルを起こしやすいので、性的接触をしないという選択肢も考えてみましょう。
セーフセックス
二人ともHIVに感染していないことが確実で、お互いに他のセックスパートナーがいなければ、二人のセックスは安全です。
セーファーセックス
相手や自分が感染していないかどうかわからないときには、コンドームを正しく使いましょう。
Q5 ピルを飲んでいればHIVに感染しませんか?
ピルはあくまでも避妊薬で、HIVの感染を防ぐ薬ではありません。HIVの感染を防ぐためには、性的接触をしないか、感染経路を絶つコンドームを正しく使用してください。
Q6 セックスでうつるのはエイズだけ?
エイズ以外にも、梅毒、淋病、性器クラミジア感染症などセックスで感染する病気〔性感染症(STI)〕がいくつかあります。
最近若者の間でSTIが増加しています。STIにかかっているとHIVに感染する確率が高くなります。
Q7 検査や相談はどこでできるの?
HIV検査は、HIVに対する抗体等の有無を調べる検査で「保健所(保健センター)」と「東京都南新宿検査・相談室」で行っています。
また、多くの保健所では、HIV検査と同時に希望者には性感染症検査も実施しています。
HIV抗体ができるまで、多くの場合6から8週間かかると言われています。ただし、感染の有無を正しく判断するためには、感染が心配される機会があった日から60日以上経って検査を受けてください。
感染機会があってから90日以上としている保健所もありますので必ずお問い合わせください。
また、即日(迅速)検査法といって、結果が(陰性の場合)その日にわかる検査方法もありますが、判定保留となる割合が通常の検査法に比べて高くなります。
相談
東京都エイズ電話相談
※保健所相談は随時行っております。
検査
保健所(HIV検査・相談マップ)
東京都南新宿検査・相談室
※検査は事前に電話等で日時を確認してください。
Q8 もし、感染していたら?
まず、告知を受けた医師と相談しましょう。
感染しても発病するまでの間は今までとほとんど変わらない生活ができます。エイズを完全に治す薬はまだ開発されていませんが、複数の薬を組み合わせて使用することにより、発病までの期間を延ばすことができるようになりました。日和見感染症の予防法も進歩しています。日常の健康管理と通院が大切です。
保健所や、医療機関では相談・カウンセリングを受けることができます。また、身体障害者手帳の交付を受ければ、障害の等級に応じて、税制上の優遇措置や、福祉サービスが受けられます。
そして、一人で悩まず、あなたが一番信頼できる人に相談してください。
Q9 今、私たちにできることは何ですか?
予防をこころがけましょう。感染が心配な人は検査を受けましょう。
HIVに感染している人は、決して特別な人ではありません。しかし、エイズ患者・HIV感染者に対する差別・偏見がいまだに存在しており、このことは、感染した人たちが生活していくうえで、大きな障害になっています。私たち、一人ひとりの心の中の、そして社会の中の偏見・差別をみつめてみましょう。
そして、「人を愛すること」、「性」、「エイズ」、「プライバシー」、「人権」について、身近な人と話し合ってみましょう。
また、東京には、普及啓発活動や感染者を支援する民間団体もあります。身近な問題として、できることから始めましょう。
お問い合わせ
このページの担当は 健康安全部 感染症対策課 エイズ対策係 です。
東京都福祉保健局 〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号