透析を必要とするHIV陽性者の受け入れに関する調査の結果概要について
HIV/エイズは、適切な服薬によりコントロール可能な慢性疾患といえるまでになってきていますが、現在の医療水準においては、根治することはできず、一生涯にわたり服薬を継続する必要があります。
今後、糖尿病等のり患により、腎障害を合併し、人工透析等の処置を必要とするHIV陽性者の増加が懸念されます。身近な地域において、維持透析を受けられることが、透析を要するHIV陽性者の利便性に資するものと思われます。
そこで、エイズ診療拠点病院と透析を実施する医療機関との円滑な診療連携を推進するため、東京都内の透析を実施する医療機関及びエイズ診療協力病院(歯科系病院を除く)を対象に、透析を必要とするHIV陽性者の受入れに関する調査を実施しました。
1 調査状況(調査結果概要1頁)
東京都内の透析に対応する医療機関を対象に調査を実施しました。
(1)調査対象・数
都内の透析医療機関及び東京都エイズ診療協力病院 計469所
(内訳)
・都内の透析医療機関(無床診療所、有床診療所) 271所
・都内の透析医療機関(病院) 151所
・東京都エイズ診療協力病院 47所
(2)調査期間
平成23年2月14日(調査票の発送日)から
平成23年2月25日(回答期限)まで
(3)回収数(回収率)
計337医療機関(約71.9%)
2 外来での維持透析に対応している機関(調査結果概要1頁)
診療所では、9割弱が外来の維持透析に対応している。
・無床診療所 156所(89.7%)
・有床診療所 17所(89.5%)
・病院 76所(74.5%)
・拠点病院 13所(31.0%)
3 肝炎患者の受入れについて(調査結果概要2頁)
透析を必要とするB型肝炎(HBe抗原陽性)又はC型肝炎患者の受入れ経験の有無については、いずれの種別においても、透析に対応している所の9割を超えている。
4 肝炎患者への標準予防策について(調査結果概要3頁)
肝炎患者の透析を行う際に、他の患者と同様の標準予防策で対応しているとの回答が、いずれの種別でも最も多い。
5 HIV陽性者の受入れについて(調査結果概要4頁)
いずれの種別においても、肝炎患者の受入れ経験に比べると、HIV陽性者の受入れ経験があるところは少なく、拠点病院を除くと、2〜5%程度の割合である。
6 HIV陽性者の受入れ経験のある医療機関において、陽性者の維持透析を今後も受入れるかの意向について(調査結果概要4頁)
いずれの種別においても、HIV陽性者の受入れ経験がある医療機関では、今後も維持透析を要する陽性者を受入れる意向の割合が高い。
7 HIV陽性者の受入れ経験のない医療機関において、他の医療機関から紹介などがあった場合の対応方針について(調査結果概要4頁)
無床診療所、有床診療所、病院(拠点病院を除く)においては、「受け入れることは難しい」との回答が6割を超えている。
8 透析を要するHIV陽性者の受入れ経験がない医療機関が、今後も「受入れることは難しい」と回答した理由について(調査結果概要5頁)
「HIV陽性者専用のベッドが確保できない」との回答が、いずれの種別においても最も多い。
9 調査結果概要、調査票
調査結果概要 PDF : 119KB
調査票 PDF : 94KB
お問い合わせ
このページの担当は 健康安全部 感染症対策課 エイズ対策係 です。
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