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風しん対策・先天性風しん症候群発生防止に向けた取組

 都は、平成24年夏以降の全国的な風しんの流行状況を踏まえ、平成25年3月から緊急対策として、妊娠を予定又は希望する女性等に対する予防接種を行う区市町村への補助事業を開始し、各区市町村の協力のもと、都内全ての区市町村で接種が受けられる体制を整備しました。
 一方、国は「風しんに関する特定感染症予防指針」を平成26年3月に策定し、中長期的な視点に立った取組を進める方針を示すとともに、平成26年4月より妊娠希望女性等に対する抗体検査を行う都道府県、特別区及び保健所設置市への補助事業を実施することとなったため、都では先天性風しん症候群発生防止に向けた取組として、各区市町村と協力し、抗体検査と各区市町村が実施する予防接種を組み合わせた形で実施していくことといたしました。

風しんにご注意ください ~都内で風しん患者が急増しています~

 平成30年7月下旬から都内で風しん患者報告数が増加しており、30歳代から40歳代の男性を中心に患者が報告されています。
 妊婦が風しんに感染すると、胎児に先天性風しん症候群を起こすおそれがあります。職場においても、生まれてくる赤ちゃんを先天性風しん症候群から守るため、抗体検査で風しんの免疫をもっていないことが確認された方はワクチン接種をご検討ください。
 発熱や発疹が出現した時は風しんの可能性も考え、医療機関を早期に受診する、職場を休む、マスクを着用する、妊婦に接触しない等の感染予防対策もご検討ください。また、職場の周囲の人も体調不良者に配慮するようにしましょう。

東京都 報道発表(2018年08月30日 福祉保健局)
風しんにご注意ください 都内で風しん患者が急増しています
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018年08月30日/13.html

風しんとは

 風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の感染症です。一般的には「三日はしか」とも呼ばれ、春から初夏にかけて多くみられます。2~3週間の潜伏期間の後、発熱、発疹、リンパ節の腫れといった症状がでます。風しんは基本的には重症化せず回復していく疾患ですが、関節炎、血小板減少性紫斑病、急性脳炎などの合併症を発症することもあり、注意が必要です。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15%から30%程度いるといわれています。また、一度感染すると、大部分の人は生涯風しんにかかることはないといわれています。学童から思春期に多く発生がみられますが、近年では成人での発生も多く報告されています。また、妊娠初期の女性が感染すると、先天性風しん症候群(CRS)※を起こすこともあります。

 ※先天性風しん症候群(CRS)
 風しんに免疫のない女性が妊娠初期に風しんに感染し、風しんウイルスが胎児に感染することにより、出生児に先天性の心疾患、難聴、白内障等の障害を起こす病気の総称

 主な感染経路は、「飛沫感染」で咳やくしゃみなどによって他の人にうつりますが、その際に、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。発疹のでる7日前から発疹が出た5日後くらいまでは、周囲への感染力があると考えられていますが、感染力は、麻しん(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。

 風しんは麻しんと同様、予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる有効な予防方法です。免疫をあらかじめ獲得しておくことが重要であるため、予防接種法の対象疾患とされており、区市町村が予防接種を実施しています。

都内の麻しん風しん定期予防接種実施状況

風しん抗体検査事業

≪都が行う風しん抗体検査事業の対象としている方は、以下のとおりです。≫

 
 都内市町村(八王子市・町田市を除く)に住所を有する19歳以上で、以下に該当し、風しん抗体検査を希望する者
 (1) 妊娠を予定又は希望している女性
 (2) 妊婦の同居者
 (3) (1)の同居者

 ただし、既に風しんワクチンの接種を2回以上受けていることが確認できる者、及び他の医療機関等で抗体検査を受け、抗体保有が十分でないことが確認できる者については、検査を要しない者とする。

 なお、上記(3)の方は、先天性風しん症候群の発生防止のため、同居する(1)の方の風しん抗体保有状況についても、抗体検査を受けていただくなどにより、御確認いただくよう御協力をお願いします。

 ※ 抗体検査の結果、抗体価が十分でない場合には、各市町村が実施する予防接種を受けることができます。

 ※ 検査の手続き、実施医療機関につきましては、お住まいの市町村にお問い合わせください。

≪特別区及び保健所設置市(八王子市・町田市)が行う風しん抗体検査事業≫

  検査の対象者、手続き、実施医療機関等につきましては、お住まいの区市にお問い合わせください。

大人の方への風しん予防接種事業

≪都の先天性風しん症候群発生防止対策において接種対象者としている方は、次のとおりです。≫

19歳以上で、以下のいずれかに該当する者
 (1) 妊娠を予定又は希望している女性
 (2) 妊婦の同居者
 (3) (1)の同居者
 ただし、検査で接種が必要と認められる(以下に該当する)者に限る。
 (1)都、特別区又は保健所設置市が実施する風しん抗体検査により、抗体価が十分でないとされた者
 (2)妊婦検診において風しん抗体価が十分でないとされた者(ただし、接種は出産後に行う。)
 (3)その他区市町村が認める方法により抗体価が十分でないことが確認された者(医療機関で検査を受けた書類等を持参した者等)

  なお、抗体価が十分でない場合とは、HI法では抗体価が16倍以下の場合、EIA法ではEIA価8.0未満又は国際単位(1)30IU/ml未満、国際単位(2)45IU/ml未満の場合とするが、風しん含有ワクチンを2回以上接種した履歴が確認できる者は、接種を要しない者とする。※

 ※ EIA価はデンカ生研社製、国際単位(1)はシーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社、極東製薬工業株式会社、国際単位(2)はシスメックス・ビオメリュー株式会社、ベックマン・コールター株式会社製の風しんIgG測定キットを使用した場合の判定基準である。
  各区市町村における予防接種の対象者、手続き、実施医療機関等につきましては、お住まいの区市町村にお問い合わせください。

都内の風しん抗体検査事業及び予防接種事業の実施状況

都内の風しん抗体検査事業及び予防接種事業の実施状況

都内の風しん抗体検査事業及び予防接種事業の事業実績

関連リンク

(1)風しんについて(厚生労働省)
(2)予防接種が推奨される風しん抗体価について(HI法・EIA法)(厚生労働省)
(3)風しんとは(国立感染症研究所)
(4)先天性風しん症候群とは(国立感染症研究所)
(5)風しんQ&A(国立感染症研究所)
(6)九都県市共同での風しん対策について(防災首都圏ネットワーク)
(7)職場における風しん対策ガイドライン(国立感染症研究所)
   

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このページの担当は 健康安全部 感染症対策課 防疫担当 です。

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