カルシウム貯金で骨粗鬆症を防ぐ
●骨粗鬆症となる様々な要因
 骨粗鬆症は、女性の閉経後に最大の要因があるのですが、このほかにも生活習慣や生活環境など様々な要因によっても、骨粗鬆症となってしまうことがあるのです。


生活習慣や生活環境によって骨粗鬆症となる要因
栄養不足    カルシウムやビタミンDをはじめとする種々の栄養不足
塩分過多    カルシウムを摂ったつもりでも、塩分と一緒に尿として捨てられる
運動不足    骨量ばかりでなく、筋力も低下して骨折しやすくなる
多量の飲酒   肝臓におけるビタミンDの代謝障害を引き起こす
        酩酊による転倒や骨折を引き起こす
多量のコーヒー カフェインが尿からのカルシウム排泄を増加させ、骨量を低下させる
喫煙      女性ホルモン低下、カルシウム排泄増加を招く
日照不足    家の中に閉じこもっていると、ビタミンDの不足を引き起こす


骨粗鬆症を防ぐには?
 骨量は成長期・思春期に増加して安定し、40歳頃から年齢を重ねるにしたがって減少します。特に女性は閉経以降での骨量の減少が顕著です。しかし、あきらめてはいけません。中高年でも日頃から以下のようなことに気をつけることによって、骨が衰える速度を和らげることができるのです。

●適度な運動をする
 運動で筋肉と骨に刺激や負荷を与えることで、骨をつくる細胞の働きが活発となり、荷重の加わる部分に骨がつくられます。ウォーキングや温水プールで身体を動かすなど無理のない運動を習慣づけましょう。

●カルシウムやビタミンDの豊富な食品を摂る
 カルシウムは、骨となる、心臓の機能を正常に保つ、イライラを鎮めるなど、人間の身体に重要な働きをします。また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けますが、体内で形成することはできません。
 カルシウムやビタミンDを多く含む食品を、年齢や体質、既往症などに応じて摂るようにしましょう。

 ………………………………………………………………
   ヲカルシウムの多い食品

   乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)
   小魚・大豆・緑黄色野菜・ひじき・海藻など
  ヲビタミンDの多い食品
   サケ・サバ・イワシ・生しいたけなど
 ………………………………………………………………

●ふだん出歩かない人は日光浴をする
 太陽の光を浴びると、皮膚でビタミンDの素となる物質がビタミンDに変化します。浴びすぎは禁物ですが、皮膚に負担がかからない程度に太陽の光を浴びるようにしましょう。


中高年からの介護予防読本-すばらしい「老い」を求めて-
登録番号(16)258
平成17年2月発行
編集・発行 東京都福祉保健局 高齢社会対策部 介護保険課