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薬物乱用防止高校生会議

薬物乱用防止高校生会議について

 東京都福祉保健局では、平成11年度から薬物乱用防止について、高校生自らが講義や施設見学等を通じて学習を深め、その成果を同世代に向けたメッセージにまとめ、広く発信していくという標記事業を実施しています。

高校生会議の目的

(1) 高校生自らが薬物乱用を身近な問題としてとらえ、薬物の害悪性を理解するとともに薬物の誘惑を排除できる能力を習得する機会を設ける。
(2) 参加高校生が学習した内容を広く同世代の仲間に発信していくことによって、より効果的な啓発活動を展開する。
(3) 学校現場における薬物乱用防止に関する指導手法の構築を図る。

実施要領

実施状況

平成29年度 高校生会議

平成29年度は、都立石神井高等学校、都立井草高等学校の2校が選ばれ、両校の生徒24名が活動しました。
本年度は、東京地方裁判所での薬物事犯の裁判傍聴、薬物捜索犬の訓練見学、精神保健福祉士や依存症治療に携わる医師からの講義受講、元薬物乱用者からの講話など、薬物乱用を取り巻く状況を実地で学習して知識を深めました。
これらの活動の成果として、麻薬・覚醒剤乱用防止運動都民大会において、台本の作成から小道具、音響、映写スライドなど全て両校の生徒で作り上げた「高校生による違法薬物の断り方~私は大丈夫って思っていませんか~」と題した劇を発表し、同世代に向けて薬物乱用防止の強いメッセージを発信しました。さらに参加した高校生の皆さんが中心となって意見や知恵をお互いに出し合い、リーフレットの作成に取り組みました。このリーフレットは、薬物乱用が高校生の身近な問題であることや誘惑に負けない対処方法等をわかりやすく説明し、薬物の恐ろしさを知ってもらい、薬物乱用を防ぎたいという生徒の熱い思いが込められたものとなっています。

薬物乱用防止高校生会議リーフレット

平成28年度 高校生会議

  平成28年度は都立足立高等学校と都立足立西高等学校の2校が選ばれ、両校の生徒27名が活動しました。本年度は、東京地方裁判所での薬物事犯の裁判傍聴、薬物捜索犬の取締訓練など警視庁本部の施設見学、元警視庁薬物捜査員や依存症治療に携わる医師からの講義受講、元薬物乱用者からの講話など、薬物乱用を取り巻く状況を実地で学習して知識を深めました。
  これらの活動の成果として、麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会において、シナリオやセリフ、映写スライドなど全てを両校の生徒で考えた「危ない誘惑!断る勇気!Stop Drug!」と題した模擬授業を発表し、同世代に向けて薬物乱用防止の強いメッセージを発信しました。さらに参加した高校生の皆さんが中心となって意見や知恵をお互いに出し合い、リーフレットの作成に取り組みました。このリーフレットは、薬物乱用が高校生にとっても身近な問題であることを強く訴えるとともに、誘惑に負けない対処方法等もわかりやすく説明し、自分はもちろん周りの人からも薬物乱用を防ぎたいという生徒の熱い思いが込められたものとなっています。

薬物乱用防止高校生会議リーフレット

平成27年度 高校生会議

 平成27年度は都立東久留米総合高等学校と都立清瀬高等学校の2校が選ばれ、両校の生徒64名が活動しました。本年度は、薬物事案の裁判を東京地方裁判所で傍聴、薬物捜索犬の取締訓練など警視庁本部の施設見学、元警視庁薬物捜査員や薬物依存症リハビリ施設の職員、弁護士からの講義受講など、薬物乱用を取り巻く状況を実地で学習して知識を深めました。
 これらの活動の成果として、麻薬・覚醒剤乱用防止運動都民大会において、東久留米総合高等学校は高校生自らが台本を作成した「薬物の依存性の恐ろしさについて」の演劇を発表し、清瀬高等学校は今回学んだことを動画にまとめ、同世代に向けて薬物乱用防止の強いメッセージを発信しました。さらに参加した高校生の皆さんが中心となって意見や知恵をお互いに出し合い、リーフレットの作成に取り組みました。このリーフレットは、薬物乱用が高校生にとっても身近な問題であることを強く訴えており、薬物乱用を防ぎたいという生徒の熱い思いが込められたものとなっています。

薬物乱用防止高校生会議リーフレット

平成26年度 高校生会議

平成26年度は都立江東商業高等学校と都立科学技術高等学校の2校が選ばれ、両校の生徒60人が活動しました。本年度は、学生自らが、現在社会問題となっている危険ドラッグについて学び、8月に実施された施設見学では、警視庁本部で薬物捜索犬の取締訓練状況を見学したり、薬物治療に携わる医師や東京都健康安全研究センターの職員から講義を受けるなど、薬物乱用防止について学習して知識を深めました。これらの活動の成果として、麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会において、江東商業高等学校と科学技術高等学校の両校は、危険ドラッグや覚醒剤、大麻など薬物の恐ろしさについてパワーポイントを用いた発表を行い、さらに「薬物にはダマされない!」という強い決意を前面に押し出したダンスパフォーマンスを行いました。さらに、参加した高校生の皆さんが中心となって意見や知恵をお互いに出し合い、リーフレットの作成にも取り組みました。このリーフレットは、若者の間で乱用拡大が懸念されている危険ドラッグの危険性を取り上げています。

薬物乱用防止高校生会議リーフレット

平成25年度 高校生会議

平成25年度は都立第一商業高等学校と都立芝商業高等学校の2校が選ばれ、両校の生徒15人が活動しました。本年度は、警視庁本部の施設見学を行い、警察犬(薬物捜索犬)の取締訓練状況を見学したり、元警視庁薬物捜査員や薬物依存症リハビリ施設の職員からの講義を受けるなど、薬物乱用防止について学習し、知識を深めました。これらの活動の成果として、麻薬・覚醒剤乱用防止運動都民大会において、第一商業高等学校は「薬物のない社会作りをしよう」と題して、薬物依存症に対する取組について発表し、芝商業高等学校は「ヒトとクスリ」と題して、薬物の危険性について発表しました。さらに、参加した高校生の皆さんが中心となって意見や知恵をお互いに出し合い、リーフレットの作成にも取り組みました。このリーフレットは、薬物乱用を防ぎたいという生徒の熱い思いがこめられたものとなっています。

薬物乱用防止高校生会議リーフレット

平成24年度 高校生会議

平成24年度は都立第四商業高等学校と都立武蔵丘高等学校の2校が選ばれ、両校の生徒27人が活動しました。本年度は、警視庁本部と東京地方裁判所の施設見学を行い、元警視庁薬物捜査員からの講義や薬物事犯に関する裁判傍聴等を通じて、薬物乱用の実態について知識を深めました。これらの活動の成果として、麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会において両校合作の演劇「身近に潜む負の連鎖」を発表したほか、リーフレットを作成するなどして、同世代に向けて薬物乱用防止を強く訴えました。

薬物乱用防止高校生会議リーフレット

平成23年度 高校生会議

平成23年度は都立町田総合高等学校と都立山崎高等学校の2校が選ばれ、両校の生徒20名が活動しました。本年度は、警察犬の訓練見学や元麻薬取締官からの講義を通じ、薬物事犯の傾向や取締状況について知識を深めました。また、高校生自ら作り上げた演劇「絆~立ち直る事の難しさと勇気」を麻薬・覚せい剤乱用防止運動都民大会で発表したほか、リーフレットを作成するなどし、同世代に薬物乱用防止を強く訴えかけました。

薬物乱用防止高校生会議リーフレット

平成22年度 高校生会議

 都立墨田川高等学校と都立本所高等学校の生徒15名が参加し、麻薬取締犬の訓練見学及び警視庁本部の施設見学、薬物依存症回復者の方による講演等を通し薬物乱用問題について知識を深めました。これらの経験を通して学んだ成果として、両校合同で作り上げた寸劇を麻薬覚せい剤乱用防止大会で発表したほか、同世代の仲間に向けたリーフレットにまとめ、都内全高校に配布しました。

平成22度高校生会議リーフレット 平成22年度版表紙

平成21年度 高校生会議

都立豊多摩高等学校と都立杉並総合高等学校の生徒14名が参加し、講義や施設見学、薬物依存症回復者の方による講演を通して薬物乱用問題について知識を深めました。
学習成果は、それぞれ寸劇形式、紙芝居形式により麻薬・覚せい剤乱用防止運動都民大会で発表したほか、同世代の仲間に向けたメッセージとしてリーフレットにまとめ、都内全高校に配布しました。

平成21年度高校生会議リーフレット

高校生会議の開催経緯

1 薬物乱用の状況

現在の薬物乱用状況は、依然として覚醒剤事犯が全薬物事犯の大半を占めており、検挙者数は1万人を超え、押収量も2年連続で1トンを超えてます。
また、平成29年には大麻による検挙者数が全国で3,000人を超え、過去最多となり、特に10代・20代の検挙者数が半数近くを占めるなど、若年層による大麻の乱用が深刻化しています。
さらに危険ドラッグは、販売店舗は全滅したものの、いまだインターネット上での販売が横行しています。
以上の状況から、薬物乱用は暴力団関係者やその周辺者に限らず、一般市民・学生の日常生活に忍び寄っています。また、大麻は「タバコより害がない」「海外で合法化されているから安全だ」などといった誤った情報に基づき、特に中学生・高校生が乱用するといった、薬物乱用の低年齢化が進行しています。
さらに、新たに乱用者となった青少年が仲間内で乱用を勧めたり、自らの薬物を購入資金を得るため密売に加担する等して新たな乱用者を拡大する乱用者層の増殖という深刻な事態が起こりつつあります。

2 青少年を取り巻く社会環境の変化

薬物乱用が青少年の間に増加した要因としては、携帯電話が普及しインターネットやSNSにより容易に薬物に関する情報収集・交換ができるようになったことが挙げられます。

3 青少年の安易な乱用傾向

薬物を乱用するきっかけは、薬物に対する好奇心や仲間意識といった軽い気持ちから安易に始める場合が多いです。例えば「覚醒剤にダイエット効果がある」「大麻は海外で合法化されているから安全だ」などと誤った認識を持ったり、覚醒剤を「S」「スピード」、大麻を「マリファナ」「クサ」などと呼んでファッション感覚で乱用したり、友人から誘われて乱用に至る傾向が見られます。

4 規範意識の低下

薬物乱用について「他人に迷惑をかけていないので使うのは個人の自由である」「薬物は本人の判断に任せればいい」と考える生徒は少なからずおり、規範意識の低下が見られます。
この規範意識の低下により、薬物に対する警戒感や抵抗感、さらに罪悪感が希薄化することで薬物乱用に至る負の連鎖が見られます。

5 薬物に起因する犯罪

薬物乱用の弊害は、個人の問題に止まらず凶悪事件を引き起こし社会的な悲劇を生む場合が多い点です。薬物の影響による被害妄想で無差別に人に襲いかかるといった事件や薬物購入資金を得るための各種犯罪が引き起こされています。さらに家庭内暴力等により家庭を崩壊させ、また薬物の収益が暴力団等犯罪組織の資金源となるなど、健全な社会生活に深刻な脅威となります。

6 薬物の依存性

薬物乱用の恐ろしいところは、薬物の持つ依存性です。一度でも使用すると、止めたいと思っても自分の意志でやめられなくなり、健全な心と体の成長が妨げられてしまい、乱用を開始した年齢で心の成長が止まってしまうことです。

7 薬物乱用防止高校生会議

この現状から、薬物乱用防止高校生会議が、薬物乱用の現状と問題点について正しい認識を持ったうえで、高校生が自ら薬物乱用防止について考え、これをメッセージとしてまとめて同世代に向けたアピールを行う、高校生による高校生のための薬物乱用防止活動なのです。また、この薬物乱用防止高校生会議が、学校の薬物乱用防止に関する指導の参考になれば幸いです。

薬物乱用についての相談機関

薬物乱用について相談機関のホームページへのリンク集です。

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お問い合わせ

このページの担当は 健康安全部 薬務課 麻薬対策担当 です。

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