検診について


1 東京都のがんの動向
(1)増加するがんによる死亡者数

 都民の死因の第1位はがんであり、全死亡者数の約3人に1人、年間約3万2千人ががんで亡くなっています。今後も高齢化とともにがんの死亡者数は増加していくと推測されています。
 全国に比べ、男性では大腸がん、女性では、乳がん、大腸がんの75歳未満年齢調整死亡率が特に高くなっています。

(2)がん検診の受診率は低い

 都内の区市町村では、住民を対象としてがん検診を実施していますが、その受診率は、全国に比べ低い状況です。

区市町村が実施するがん検診受診率

「平成22年度地域保健・健康増進事業報告」(厚生労働省)

 

2 東京都がん対策推進計画

 東京都は、がんの予防から治療及び療養生活の質の向上に到るまでの総合的な計画である「東京都がん対策推進計画」を平成20年3月に策定しました。計画期間は、平成20年度から平成24年度までの5年間を対象とし、2つの全体目標とがん検診受診率を含む14の個別目標を設定しました。

(1)全体目標

がんによる死亡率(がんの年齢調整死亡率(75歳未満))を20%減少することを目標にしています。(平成20年度から10年間の目標)

(2)個別目標

がん検診(胃がん・肺がん・大腸がん・子宮がん・乳がん)受診率を50%とすることを目標にしています。

東京都がん対策推進計画のページへ


3 がん検診について

(1)がんの早期発見、早期治療

  がん検診の意義は、無症状、自覚症状のないうちにがんを早く発見し、適切な治療を早期に行うことによって、がんによる死亡リスクを減少させることです。

(2)科学的に効果が明らかな検診の実施

 国の指針(※1)では、がんの死亡率を減少させるため、5つのがん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がん)を、科学的に効果が明らかな検診方法、対象年齢、受診間隔で実施し、精度管理(※2)を行うこととしています。

 (※1)「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」(厚生労働省)
 (※2)検診が有効かつ効果的に行われているか、方法等について点検し評価する仕組み。

「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」に基づくがん検診
がん
対象者
実施回数
検査方法
胃がん検診 40歳以上 年1回 問診、胃部エックス線検査
肺がん検診 40歳以上 年1回

問診、胸部エックス線検査
喀痰細胞診(問診の結果、医師が必要と認める者に対し行う)

大腸がん検診 40歳以上 年1回 問診、免疫便潜血検査2日法
子宮がん検診 20歳以上の女性 2年に1回 問診、視診、細胞診
乳がん検診 40歳以上の女性 2年に1回 問診、視触診及び乳房エックス線検査(マンモグラフィ)

(3)がん検診の流れ

 がん検診は、がんの疑いがあるか異常がないかを判定する検査です。がんの疑いがあると判定された場合は、医療機関での精密検査を指示されます。
 精密検査では、がんかどうかをより詳しく調べるもので、がんを早期発見し、早期に治療するためにとても重要な検査ですので、必ず受診してください。早期発見、早期治療により、がんとわかっても治すことが出来ます。
 また、異常なしと判定された場合でも、定期的にがん検診を受けましょう。

がん検診の流れ

 

4 がん検診を受けましょう

がん検診は、職場、お住まいの区市町村、人間ドック等で実施しています。

5 気になる症状があったら

 いつもと違う体の変化、症状に気づいたら、すぐに医療機関を受診してください。

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