平成２８年度第４回取組企業連絡会を開催しました
平成２９年１月１７日（火曜日）に、平成２８年度の第４回取組企業連絡会を開催しました。
連絡会の冒頭では、平成２８年末に改正されたがん対策基本法のポイントと、第３回取組企業連絡会でのグループワークの振り返りについて、事務局より説明を行いました。
その後、１年間の総括として、年間を通じて特徴的な取組を行った企業からその取組の内容や効果、工夫した点などを紹介していただきました。
とりわけ、従業員向けにがんセミナーを行った企業から「従業員が一同に会する社内研修の機会を活用するようにして従業員が参加しやすい環境を作った」というお話があったところ、当該事例を聞いた他の企業からは、「自社は事業所が複数拠点にあることから、まずは各事業所の健康管理担当者が一堂に集まる機会を活用してセミナーを開催し、健康管理担当者をキーパーソンとして事業所内での啓発を進めていく」という意見も出るなど、他の企業にとっても今後の取組の参考となるような機会となりました。
最後に行ったアドバイザーの先生方による総評においては、「がん対策を行うにあたってはトップダウンでの取組が大切であること」、「がん対策に取り組む担当者を決めて、業務としてがん対策に携わらせることが大切であること」、「がん検診をはじめとしたがん対策の実施によるメリットの見える化を行うこと」が大切であるとのお話があり、そのうえで産業医と協働して取組を進めていくと良いというお言葉をいただきました。