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福祉保健の基盤づくり

第10期東京都福祉のまちづくり推進協議会 第1回専門部会

1 日時

平成26年12月11日 木曜日 午後7時から午後8時30分まで

2 開催場所

東京都庁第二本庁舎31階 特別会議室23

3 会議次第

1 開 会

2 議 事
(1)様々な障害特性等に応じた情報バリアフリーの充実に向けて
(2)思いやりの心を醸成するための心のバリアフリーの推進に向けて

3 閉 会

4 出席委員

高橋部会長 中島委員  川内委員   中野委員
岡村委員   堀江委員  二井田委員 伊藤委員
高野委員   市橋委員  越智委員   笹川委員
斉藤委員   永田委員  横矢委員   高橋委員
野中委員   塚本委員

5 会議資料

【資料】

【参考資料】

(2) 東京都福祉のまちづくり推進計画

6 議事録

(午後6時59分 開会)
○森田福祉のまちづくり担当課長 それでは、定刻になりましたので、これより第10期福祉のまちづくり推進協議会、第1回専門部会を開催させていただきます。
 本日は、年末のお忙しい中、また、遅い時間の設定になってしまいましたけれども、お集まりいただきまして、ありがとうございます。
 私は、事務局を務めさせていただきます福祉保健局福祉のまちづくり担当課長の森田と申します。よろしくお願いいたします。
 最初に、本日の委員の出欠状況について、ご報告させていただきます。本日は、18名の委員の方々に出席いただく予定になっております。
 2名の方が、まだご到着が遅れているようでございますけれども、今井委員と稲垣委員、段原委員、田村委員からご欠席というご連絡をいただいているところでございます。
 まず、お手元の配付資料の確認をさせていただきます。
 本日の次第は一番上にございます。
 その横に座席表を置いてございます。
 次第の下になりますが、A3の横でホチキスどめしておりますが、資料1「様々な障害特性等に応じた情報バリアフリーの充実に向けて」。同じくA3横ホチキスどめですが、資料2「思いやりの心を醸成するための心のバリアフリーの推進向けて」。
 続いて、参考配付資料でございますが、「第10期専門部会委員名簿」でございます。
 その下に冊子になってございますが、「東京都福祉のまちづくり推進計画」。青い冊子ですけれども、こちらは会議終了後、申しわけございませんが、回収させていただきます。
 その後、A4のホチキスどめですが「情報バリアフリーに関する取組事例」、同じくA4ホチキスどめで「心のバリアフリーに関する取組事例」、それからリーフレットになりますけれども、「話そう!手のことば」というタイトルの手話のリーフレット、それからまたリーフレットですが、「気づいてください。ヘルプのサイン。」というタイトルのヘルプマークのリーフレット。以上10点を配付してございます。
 それから、第2回の専門部会の日程調整表と、それから福祉保健局広報紙の11月分を参考までに配付しております。そろっていないものがございましたら、事務局のほうにお申しつけいただければと思います。
 それでは、早速でございますが、これ以降の議事の進行につきましては、高橋部会長のほうにお願いしたいと思います。
 高橋部会長、よろしくお願いいたします。
○高橋部会長 皆様、こんばんは。東洋大学の高橋と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 今日は第1回の専門部会ということです。
 第1回の協議会のときに、第10期の目標として、今日お話をされますような「情報のバリアフリー」について議論しましょうということを決めさせていただきました。
 これまでの経緯を簡単に説明しますと、8期、9期あたりではハード系のものを、どちらかというと中心にワークショップをやったり、あるいはワーキングをつくりながら進めてきていまして、その評価を進めてきたわけです。これまでの福祉のまちづくりあるいはユニバーサルデザインの取組についての評価を行ってまいりました。
 それから、その中でも当然出てきていますけれども、さまざまな施設利用にかかわる情報ですとか、あるいは今日のメーンテーマにありますように、視覚障害者ですとか聴覚障害者ですとか、そういった方々への情報の提供といったようなことについても重要な課題として捉えてきたというふうに思います。
 そういう意味で、今回の10期の最初の専門部会の取組としては、障害特性に配慮した情報バリアフリーの充実に向けて、それから心のバリアフリーということで進めていきたいというふうに思っています。
 ご承知のように、この情報というのは、本当に今はいろんな法基準等であちこちにあるわけですけども、それが利用できなければ、どんなに丁寧にとてもわかりやすい情報があってもバリアになってしまうという、そういうことがあります。
 それからもう一つは、障害者の問題だけではなくて、誰にでも視覚的な情報ですとか、あるいは聴覚的な情報というのは必要になりますので、非常に共通性が高いということも踏まえながら、議論を進めていただければというふうに思います。
 先ほど、お手元の資料について確認していただきましたので、早速ですけれども進めていきたいというふうに思います。
 最初に、議事(1)ということで、様々な障害特性等に応じた情報バリアフリーの充実に向けてということですが、最初に事務局のほうから、資料の説明をお願いしたいと思います。
 どうぞ、よろしくお願いします。
○森田福祉のまちづくり担当課長 資料ですけれども、資料1をまず説明させていただきます。
 A3になっておりますけれども、「情報バリアフリーの充実に向けて」というものでございます。
 こちら、資料は2枚構成になっておりますけれども、まずは、目指すべき将来像を書いた上で、法令等の規定、今現在どうなっているのか。それから、情報面に配慮が必要とされている障害特性ってどんなものがあるのか。それを踏まえまして、今現在実施している施策といたしまして、都、国、区市町村、事業者の順番でご紹介させていただきます。
 それを踏まえまして、今後に向けた論点として、こんなものがあるのではないかというところをご提示させていただくというような流れで考えております。
 まず、目指す将来像でございます。
 1ページ目の一番左の上のところでございますけれども、視覚や聴覚に障害を持つ方々を含めた全ての人が、必要な情報を適切な時期に多様な情報提供手段により、容易に入手できる環境が整備されている。こういったものを目指していくということになろうかと思います。
 1番のところで、法令等の規定というところがありますけれども、こちらのところは少し細かい内容になってございますので、簡単にご説明していきますけれども、例えば、福祉のまちづくり条例の中でも、東京都の役割としても必要な情報を提供していかなければいけないですとか、事業者のほうにつきましても、必要な措置を講ずるよう努めなければいけないというところが、定められているところでございます。
 それから、次の二つ目の丸のところでございますが、建築物、公共交通施設等の整備基準でございますけれども、こういった中にも、情報のバリアフリーに配慮したさまざまな規定を入れているというところです。中身については、すみません、割愛させていただきます。
 それから、バリアフリー法に基づく基本方針につきましても、事業者の役割についても規定されているというところでございまして。
 最後にJIS規格を載せておりますけれども、X8341シリーズですけれども、高齢者・障害者等が情報通信機器などを支障なく利用できるように配慮することを示したような指針というものを示されているというところでございます。
 右上、2番のところでございますけれども、情報面で配慮が必要と想定される障害特性の例ということで挙げさせていただいております。
 まず、視覚障害者等でございますけれども、視覚による情報認知が不可能、困難ということで、体感、または音情報としての伝達が必要である。点字、触知案内図は、全員読めるわけではないというところにも注意が必要であるというところです。
 それから、誘導ブロックですとか音声案内等の適切な配置というのが必要に
なってくるというところです。
 それから、色覚異常、色の見え方も多様でございますので、カラーユニバーサルデザインに配慮ということも、もちろん必要になってくるというところでございます。
 続きまして、聴覚障害者等でございますけれども、音声による情報認知やコミュニケーションが不可能あるいは困難というところで、視覚情報として伝達することが必要ということでございます。聞こえ方というのも多様でございますので、その人にあったコミュニケーション方法が必要であるということで、例えば文字情報ですとか、筆談、手話通訳、補聴支援機器の活用等により対応していくことになろうかと思います。
 それから、知的障害者等でございますけれども、情報量が多いと理解しきれず混乱する場合があるということで、案内表示といたしましては、ふりがなを併記したりですとか、ピクトグラム・イラスト・写真を使ってシンプルな内容としていくということが望ましいとされております。
 それから、外国人でございますけれども、日本語が理解できない場合、日本語による情報取得、コミュニケーションが不可能、困難であるということで、こちらにつきましては、多言語による表記、音声等により対応していくことになろうかと思います。
 こういう特性を踏まえまして、今現在、都のほうで実施している施策でございます。
 これは後ほどご覧いただければと思うんですが、冊子になっております推進計画にも各事業を並べておりますので、具体的には、そちらを参照していただければと思います。
 まず、都が実施する情報提供体制の整備といたしましては、視覚障害者向けの都政情報の提供ですとか、聴覚障害者向けの字幕入りDVDの提供、それから、都営地下鉄の駅でございますけれども、触知案内図ですとか音声案内装置等を整備しているという状況でございます。また、交番等でございますけれども、手話技能取得者の配置ですとかコミュニケーション支援ボードを配布したりですとか、地理案内板を整備しているというような状況でございます。また、手話人口のすそ野の拡大を目指しまして、手話のできる都民育成事業というものも、今年度から始めているところでございます。
 続きまして、まちなかでの情報提供の充実といたしまして、一つ目ですけれども、東京都ひとり歩きサイン計画ということで、案内サインの標準化指針を現在作成して配布しております。
 そして、区市町村包括補助事業でございますけれども、区市町村が作成いたしますバリアフリーマップですとか、あとは区市町村が簡易型の磁気ループを設置したいというときに、東京都が補助するというようなこともやっております。
 また、東京ユビキタス計画という中で、銀座でモニター実験を実施したりということをやっております。
 それから、多言語対応協議会になりますけれども、オリンピック・パラリンピックに向けまして、表示等の多言語対応を強化することを目的として、話し合いを始めているところでございます。
 最後に、ホームページでございますけれども、一つ目は、福祉のまちづくりのホームページということで、例えば区市町村のバリアフリーマップ等を、その中で情報提供をさせていただいているというところです。
 それから、TOKYO障スポ・ナビでございますけれども、障害者のスポーツ情報をこの中で提供させていただいているというところです。
 それから観光情報についても提供させていただいているというのが、東京都の主な状況になってございます。
 続きまして2枚目でございますけれども、4番は国の施策・動向等でございます。
 まず1点目、情報提供というところでございますけれども、公共交通機関のバリアフリー整備ガイドラインの作成ですとか、それを情報提供したりですとか、それからバリアフリー化の進捗状況を公表したりということをやってございます。
 それから2点目は、ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進検討委員会というものを今年度から立ち上げておりまして、オープンデータ環境の構築・運営等に向けた検討を始めているというところでございます。
 それから3点目ですが、「高齢者・障害者の災害時・緊急時の避難におけるバリアフリー化方策」という報告書を作成しておりまして、避難に必要な情報提供というものに焦点を当てまして、先進事例等を紹介しているというものでございます。
 それから、区市町村におきましても、いろいろな取組をやってございます。
 まず、バリアフリーマップでございますけれども、今現在、41の区市町村で実施をしているところでございます。
 冊子を配布したりですとか、またはホームページで検索機能を付加して情報提供しているという例もございます。
 駅構内ですとか、その周辺のバリアフリールート、トイレですとか店舗、施設等の情報を載せているというところでございます。
 中には、公共トイレマップというものを作成したりですとか、トイレごとに内部の配置図とか寸法に関する情報までを掲載しているという事例もございます。
 それから、誘導用ブロックのある歩道ですとか、音声案内装置の情報につきましても掲載しているという例もございます。
 続きまして、ことナビでございますけれども、こちらはNPO法人ことばの道案内というところが運営しているものでございますけれども、多くの区市町村におきまして、ホームページでリンクを貼って活用しているというところでございます。主に、視覚障害者向けでございますけれども、目的地までの行き方など、言葉の地図というものを作成しているものでございます。
 次は、武蔵野市が実施しています総合案内板でございますけれども、平成24年に公共サインガイドラインというものを作成いたしまして、モデルとして三鷹駅に案内板を設置しているものでございます。駅周辺の情報でございますけれども、点字とか音声案内も含めまして、わかりやすく表示しているという状況でございます。
 それから、続きましてユビキタス技術でございますけれども、狛江市におきまして、国の補助金を活用して平成25年に実施をしているものでございます。歩行者移動支援用アプリ「ココシルこまえ」というものを開発いたしまして、バリアフリールートの検索が可能になっているという状況でございます。
 それから、コミュニケーション支援ボードでございますけれども、荒川区におきまして実施されているところで、災害時も含めまして、さまざまな場面ごとに絵や文字などを指さしながら意思を伝えることができるというものでございます。
 それから、続きまして事業者等による取組でございますけれども、右側の6番でございます。
 まず、羽田空港国際線旅客ターミナルでございますけれども、情報バリアフリーに向けた取組ということで、こちらは、計画段階からUDの検討委員会を立ち上げまして、障害者等も含めましたところで検討をしていったというところでございます。
 具体的には、視覚障害者向けの「手で見るフロアマップ(触知パンフレット)」、それから「点字ガイドブック」を作成したりですとか、案内カウンターにコミュニケーション支援ボードや筆談ボードを置いたり、それから一部のカウンターですけれども、磁気ループも設置されているというものでございます。
 続きまして、音声コードによる多言語翻訳音声サービス、「Uni-Voice」というものでございます。
 こちらは、NPO法人が開発したものでございますけれども、スマホなどのカメラで音声コードを撮影いたしますと、事前に入力してある文字情報が音声で取得できるというものでございます。こちらは、日本語だけではなくて、多言語で情報が取得できるというものでございまして、そういったものも開発されているというところでございます。
 それから、次が聴覚障害者の支援システムでございますけれども、「こえとら」というものでございます。
 こちらは、聴覚障害者の方が文字入力した文が合成音声で再生されるというものでございまして、健聴者が音声入力した文が文字で表示されるというもので、iPhone向けの無料アプリとして活用ができるというものでございます。
 それから、最後に、みんなでつくるユニバーサルデザイントイレマップ、「Check a Toilet」でございます。
 これもNPO法人が運営しているものでございますけれども、自治体、事業者による情報提供ですとか、個人などによる口コミ情報など、そういった情報が掲載されてございます。トイレの場所とか機能等を検索できるというものでございまして、カメラによる画像情報が非常に豊富でございますので、視覚的な情報を取得することができるというものでございます。
 今現在、こういった取組がいろんな方面でされているところでございますけれども、今後に向けた論点でございますが、まず1点目といたしまして、区市町村におきまして今、実施が進められておりますバリアフリーマップでございます。こちらを、もっと波及させていったりとか、内容を充実させていかなければいけないのではないかというふうに考えてございます。
 それから、バリアフリー基本構想等に基づくバリアフリー化の進捗状況・今後の計画等の公表のあり方ということで、例えば、今現在、身近な道路のバリアフリー化がどのように計画をされていて、どこまで進んでいるのか、そういったものなんかをホームページ等でわかりやすく反映することも必要ではないかというところでございます。
 それから、3点目ですけれども、特に事業者の取組で紹介させていただきましたが、ICT技術を活用した多様な情報伝達手法です。開発が進められてきておりますけれども、こういったものを、どのように効果的に導入していくのかというところが、今後課題になっていくかというところでございます。
 それから、ホームページでございますけれども、今現在さまざまな管理者のサイトでいろんな情報が乱立している状況かなというところでございます。そういったユニバーサルデザインに関する情報というのを効率的に収集できるような環境、プラットホームとなるサイトみたいなものが必要なのではないかというところでございます。
 最後に、絵や文字を用いたコミュニケーション支援ボードでございますけれども、こちらも非常に効果的なコミュニケーション手段ではあると思いますけれども、こちらの普及方法です。どのように具体的に普及させていくのかというところが、今後、課題になっていくかというところだと思います。
 こちらに関連いたしまして、参考資料として、A4で情報バリアフリーに関する取組事例というものをお配りさせていただいております。簡単にご説明させていただきます。
 一番上に、江戸川区のバリアフリーマップというところから始まるものでございます。
 こちらは、区市町村の中でバリアフリーマップのご紹介をさせていただきましたけれども、この1ページからが、そのバリアフリーマップの見本といいますか、今現在取り組まれているものでございます。
 6ページからは、三鷹のものとかも出てございます。
 それから、8ページ、9ページ、こちらにつきましては、「ことナビ」でございます。ことばの道案内の参考としてつけさせていただいております。
 それから、11ページになりますが、こちらが武蔵野市で実施しております総合案内板でございます。11ページ、12ページがそれでございます。
 13ページ、こちらが狛江市で実施いたしましたユビキタスに関しましての資料でございます。詳細につきましては、後ほどごらんいただければと思います。
 17ページからは、コミュニケーション支援ボードとして、荒川区で今現在使われているものの例を、こちらのほうに挙げさせていただいております。
 それからあと、民間のほうでございますけれども、25ページに、羽田空港のものをつけさせていただいております。
 それから、二つ目でご紹介いたしました「Uni-Voice」ですが、28ページに掲載されてございます。
 三つ目の「こえとら」が、29ページでございます。
 最後の「Check a Toilet」でございますけれども、31ページから掲載されてございます。
 ちょっと資料が多いですので、後ほど、これについてはごらんいただければと思います。
 以上、事務局のほうからの説明ですけれども、本日、これに基づきましていただきたい視点といたしまして、まず、このA3資料に戻っていただきますけれども、1ページ目の2番のところで、情報面で配慮が必要とされる障害特性の例として、いろいろと挙げさせていただきました。例えば、ほかにもこんなことがあるんだということですとか、そういったところにつきまして、もしございましたら教えていただければと思います。
 それから、取組事例をいろいろご紹介させていただきました。特に事業者の取組につきましては、こちらでも十分把握仕切れているわけでもございませんので、ほかにもこんなことを知っているですとか、そういったものがございましたら、ぜひご教示いただければと思います。
 また、ここにあるもの、ないものも含めてですけれども、こういう取組というのは有効であるとか、逆にこういうやり方では意味がないとか、工夫が必要であるとか、そういったものなんかもございましたら、教えていただければと思います。
 それを踏まえまして、今後の論点も紹介させていただきましたけれども、これらを効果的に普及するためにどうしたらいいのかというところも、もしお考えがございましたら、お聞かせいただければと思います。
 事務局のほうの説明は以上でございます。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 A3資料の資料1に基づきまして、(1)と(2)について今説明をしていただきました。
 最後に、説明後、今、森田課長のほうからお話がありましたけども、まず障害特性の例が挙がっているんだけれども、これだけでいいのか、ほかにもあるのかどうかといったようなことですね。
 ここの中では幼児ですとか児童ですか、その中に入っておりませんけれども、そういったような側面も、例えばですけれども、あるかもしれません。
 それから、事業者のさまざまな事例、表に出てきていないけれども、独自に、さまざまなお客様対応で工夫している点についてもご紹介いただければということです。それから、そういったさまざまな取組の効果についても、少しお聞きしているところがあれば、お話をいただきたいということです。
 今日は第1回目ということですので、ざっくばらんに、さまざまな思いつきでも結構ですので、ご意見をお寄せいただければというふうに思いますが。
 それでは、少しフリートーキングということで、今の最初の資料1の説明について、ご質問あるいはご意見、それから今の事例の紹介等も含めてご発言いただければありがたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。いかがでしょうか。
 どうぞ。越智さん、お願いいたします。
○越智委員 東京都聴覚障害者連盟の越智と申します。
 まず、都の政策についてですが、ここに載っていますのは、福祉保健局にかかわる施策だと思っております。ソフト面だけですと、どうしても教育面にかかわってくると思うんですが、実は、東京都の教育委員会でもいろいろ障害者のための施策をやっております。
 聴覚障害者の場合で言いますと、文章が苦手な方が結構多いんです。
 教育関係の影響もありまして、文章の読み書きが苦手、そういう障害者が多くて、そういう方々のために文章教室というのも行われております。1年間であわせて36回の講座で、文章の読み書きを勉強する内容の講座をやっております。
 文章が読めないということで、情報が耳から入ってこない、文字を見てもよくわからない、そういう方が多いですので、手話を使いながら情報を提供する、その教養講座というものを始めております。1年に10回ぐらいやっております。
 聴覚障害者にとって、いろんなテーマをつくりまして、手話を使いながら、またわかりやすい内容で講座を行っております。
 教育委員会の施策といいますのも、今後はかかわりがあると思って考えていくべきだと思っておりますが、いかがなものでしょうか。
○高橋部会長 課長、いかがでしょうか。

○森田福祉のまちづくり担当課長 そのとおりだと思います。
 教育委員会に限るかどうかというのはあると思いますけれども、学校教育というところは非常に重要かというふうには思ってございます。
 学校教育のところは、次の心のバリアフリーのところにも出てきますけれども、ユニバーサルデザイン教育ということで、学校と連携してというところも、今後は必要になってくるかというところで、認識はしてございます。
○高橋部会長 よろしいでしょうか。
 教育の場ですと、心のバリアフリーとちょっと違って、生活あるいは学ぶために必要な情報ということになると思いますので、とても重要な視点かというふうに思います。ありがとうございました。
 弱視、ロービジョンの方、お子さんなんかも、モニターを使ったりとか、拡大教科書でしたか、そういったようなことも、たくさん都内でも運用されているかというふうに思います。
 ほかは、いかがでございましょうか。
 笹川委員、先にお願いいたします。マイクが今来ますので、よろしくどうぞお願いいたします。
○笹川委員 この障害の特性に応じた情報サービスというのは、これは我々にとっては大変ありがたいんですが、例えば点字資料ということになりますと、今日の資料をごらんになってもおわかりのとおり、これだけあります。これも100%じゃないんですね。
 ですから、点字資料というものをどの範囲まで考えておられるのか。
 それから、今日ここでいただいたんですけども、とても読みこなすことできないんですね。特に、私は中途ですから、もう点字は極めて遅いほうですから。そうすると、せっかく提供されても、その会議の場でこの資料を読みこなすということは、もう不可能です。
 それにかわって考えられるのは音声情報なんですけれども、例えば今日のこの資料をしかるべきところで音声化してもらうということができれば、随分情報量としては多くなっていくんじゃないかなというふうに思うんですが。その辺の東京都の考え方をお尋ねしたいと思います。
○高橋部会長 それは、笹川さん、例えば今日のような会議資料とか、そういうのを含めて、点字と併用する形になるのかもしれませんけれども、音声情報の提供のあり方、方向性についてということですが、いかがでしょうか。
○笹川委員 併用していただければ一番ありがたいんですけど、実際問題として、やはり経費のかかることですから、分量によっては音声化したほうがいいんじゃないかなというふうに思います。
 今日のこの資料は、これだけですと音声でないとちょっと無理だと思います。
 以上です。
○高橋部会長 ありがとうございます。
 事務局のほうはいかがでしょうか。
○森田福祉のまちづくり担当課長 前回のときには、点字の資料が余りにもないというところで、お叱りを受けたところでございまして、今回、点字の資料につきましては、ちょっと分厚くなってしまいましたけれども、充実させていただいたつもりではございますが、ご指摘はそのとおりかなというところもございますので、今後、検討させていただければと思います。
○高橋部会長 なかなか当日いただいても、私たちでも、この墨字でもなかなか全部一遍に見るというのは難しいので、少なくとも視覚障害の方には1週間前には情報提供して、もちろん修正はたくさん出てくる可能性はありますけれども。音声でいつでも聞けるように、情報が入手できるようにということは必要かというふうに思います。
 ありがとうございました。
 ほかに、すみません。中野さん、よろしいでしょうかね。
○中野委員 慶応大学の中野です。
 まず観点の、障害の特性の例の一つとして、発達障害というのを、ぜひ項目を立てておいていただいたほうがいいかなと思います。
 先ほど、笹川委員からご指摘があった音声ファイルの有効性は、発達障害の人も視覚障害と同じニーズを抱えていますので、例えば音声ファイルとしてホームページ等の情報も提供されていれば、視覚障害者にとっても有効ですし、同じく発達障害で、特にディスレクシアと言われる読み書きの障害のある人にとっては、文章を読むというのがなかなか難しいので、音声のファイルで提供されていると情報にアクセスしやすくなるだろうと思います。
 今、私は子供たちの教科書の整備の仕事をずっと文部科学省でやらせていただいているんですが、視覚障害の中では、弱視や全盲にとって音声がやはり重要で、同じくこれが発達障害の子供たちにも有効ということで、つくったものがいろんな障害のある人たちに活用できるという意味では、音声というのは非常に有効なツールだろうと思いますし、今、文部科学省でも教科書の音声化というのを非常に積極的にやっておりますので、観点の一つとして考えていただけるといいかなと思います。
 知的障害のところである、ふりがな併記というのは、これは発達障害の人にも有効な話ですし、さまざまなサインの中にふりがなが振ってあると、発達障害の人や、それから、先ほど高橋先生からお話があった子供たちにとってもアクセスしやすく、情報がなりますので、そういったふりがなに関して、発達障害の人にとっても重要だということを書いておいていただけるといいかなと思います。
 それから、視覚障害に関しては、ホームページの充実というのが一つすごく重要で、最近の特に若い視覚障害の方々は、出かける前に、まずホームページでそこの情報を確認してから出かけるというふうな情報の取得の仕方をしています。ホームページが、ここのJISの規格で挙げていただいたX8341シリーズ、この中にはホームページの規格もありますので、そこにのっとっているかどうかというのは、極めて重要な話だと思いますので、ここの配慮の例の中に、ホームページを、障害のある人たちの対応をしっかりと行うというところを強調しておいていただけるとうれしいと思います。
 ホームページで利用することができるためには、インフラとしてWi-Fiが非常に重要になりますので、これはまた別な議論になるかもしれないんですが、今、地下鉄等ではWi-Fi環境を広げていこうという取組をしておられますが、ホームページ等で情報が提供される以上は、そこにアクセスできる環境というのは、あわせて考えていただく必要があると思います。
 最後に、外国人のところですが、サイン計画の問題というのは、いろんなところにちょっと要素は見られるんですが、なかなか適切なところに適切なサインがなかったり、多言語化が十分に進んでいなかったり、それからサインで示されている文字が小さ過ぎて見にくいとか、文字そのものがユニバーサルデザインの仕様になっていないというために、非常にわかりにくいという話があります。大学にも留学生がたくさん来ているんですが、日本のサインはたくさんあるんだけれども、整理されていないので非常にわかりにくいという話がありますので、その外国人のところにサインの話もちょっとあわせて入れていただけると、非常にいいかなと思いました。以上でございます。
○高橋部会長 ありがとうございました。ご提案、ご意見ということで承っておきたいと思います。ありがとうございます。
 特にWi-Fi関係では、アクセスするために非常に重要だという形になるかというふうに思います。視覚障害者の方で言えば、誘導ブロックがこれまでかなり重視されてきて、もちろん今でも軽視されることではありませんけれども、それだけではなかなか難しいので、さまざまな音声との絡みということが必要になってくるだろうというふうに思います。ほかにございますでしょうか。
○横矢委員 子どもの危険回避研究所の横矢です。
 今の先生のお話につながるようなお話ですが、適切なところに適切なサインや文字ということなんですけれども、子供の背の高さにあわせたところに文字があって、高さというのが、ここの中には出てきていなかったような気がするんですけれども、それがすごく重要かなと思います。
 特に、身の危険に関する何かあったときに、どうしたらいいかとか、そういうような重要なものについて、高さというのを、例えばダブってもいいと思うんです。同じことが少しやわらかい書き方で、下のほうにあるというふうな。何となくまとまって全体で一個しか、一つのことは1カ所にしかないようなバランスを考えるかもしれませんが、もう同じことがあってもいいので、重要なことだけというふうにしてもらえるといいような気がしました。
 あと、今、私は首が悪くて上を見られないんですね。首が悪い人は首だけで向いちゃいけないというのがあって。そうすると、考えてみると、お年寄りの方とすごく近いんですけれども、「よいしょ」ってこうなるか、というような方って結構いらっしゃると思うので、高さというのが、ぜひ入れていただきたいなというふうに思いました。以上です。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 川内さん。
○川内委員 東洋大の川内です。
 2ページ目の右側で、事業者等による取組事例というのがあるんですが、今、私が入れているのを少しお見せします。
 これは、ここで手書きができるというものです。ですから筆談が容易にできる。筆談するときにこれで筆談をするんですね。聴覚障害のある方。こういうものもいっぱいあって、まだまだ拾い切れていないものがたくさんあって、これを拾い出すということと、それからこういうものがありますよということを、東京都のホームページか何かで広報していくということは、もっともっとこのNPOなんかがいろんなものをつくっていますので、それを活用されるといいと思います。
 それから、ロンドンでは、非常に印象深かったんですけども、各交通モード、例えば地下鉄とかバスだとか、そういう交通モードで、日本だとそれぞれが別々に情報提供をしているわけです。ところが、向こうだと、Transport for Londonというのが一本化していて、そこで全ての情報が得られる。それから、どこからどこまで行きたいというふうなことを入力すると、適切なルートとか、そういうようなものを教えてくれるというのが、一つ。
 それからもう一つは、あるサイトに行くと、そこにホテル情報、トイレ情報、乗り物情報とかという、外来者に必要な情報の窓口が全部支度してあって、その中で例えばホテル情報を知りたければ、ホテル情報の中に入っていって、どのエリアとかというのを入れていくと欲しいホテルが絞り込めるとか、そういう、ここで言うと2ページ目の右の下から2番目、今後に向けた論点の、「様々な管理者のサイトに掲載されたUD情報を効率的に収集できる環境の整備」というか、こういうところで、ここの窓口に行くと、旅行者として必要な情報が幾つも集まっているというふうなところを整備されるのは、特にこれから外国の方が多くなっていくという中では、必要なことだろうというふうに思います。
 なかなか日本ではこういう情報の一元化というのはやられていなくて、あちこちで、これはあれを見ればわかるよ、これはあれを見ればわかるよというのがいろいろあるんですけれども、それをまとめる必要があるだろうというふうに思います。
 それから、1ページ目ですが、これは中野先生にもご相談しなくちゃいけないと思うんですが、右上の「情報面で配慮が必要と想定される障害特性の例」の1番目が、視覚障害者等となっていて、(全盲、弱視、色弱)となっているんですが、かつて色盲と呼ばれていた人たちですね。ここはそういうのもあるので、色弱というよりは色覚異常というふうにやっておいたほうがいいのではないかという印象があります。
 それで、それの1行目に、「視覚による情報認知が不可能あるいは困難であり」というふうに書いてありますけれども、弱視、ロービジョンと呼ばれる人たちは、自分の適切な距離とか、適切な明るさであるならば、視覚での認知というのは可能な例もたくさんあるわけで、「不可能あるいは困難」という書き方よりは、例えば「不可能あるいは限定的であり」とか、そういうふうな書き方のほうが正しい表現のような気がします。
 それから、知的障害のところで、「情報が多いと理解しきれず」という書き方がありますが、「あるいは言葉の言い回し」とか。ですから、「情報量が多い」ということと、それから「情報の提供の仕方が複雑であると」とか、そういうふうな書き方で、その次の行に「シンプルな内容とすることが望ましい」というのが、情報量を少なくするという意味だけではなくて、表現方法を、「なきにしもあらず」とか、そういうふうな表現方法をできるだけ避けるという意味での「シンプル」ということもあるだろうというふうに思います。
 それから、次の外国人ですが、これは先ほど中野先生がサイン計画ということをおっしゃいましたが、まさにそうですが、多言語でいろんな言葉をずらっと並べるということは、かなり現実的には無理があるということになると、やはり統一されたピクトとかイラストとか、写真とか、そういうものをどう活用していくかというルールづくりというのはとても大変だと思いますけども、都内なら都内である共通したルールというのがいるのではないかというふうに思います。  以上です。
○高橋部会長 どうもありがとうございました。いろいろな角度からご発言をいただきました。
 特に情報がさまざまに錯綜していたりとか、あるいは多様化しているので、そういうものを単純に一本化するという意味ではなくて、整理整頓をしながら、特に日本のように情報の窓口で競争し合うという、そういうような形になりますので、そのあたりを使い手側に立ったような整備を今後どうしていくかという、そういう問題提起だというふうに受けとめておきたいと思います。
 ちょっと時間の関係もあるんですけれど、ここで事業者の方々に、先ほどの2ページ目の事業者等による取組事例で、ほかに、それぞれのバス事業者あるいは鉄道事業者等で、これ以外にも、あるいは細かなことなんだけれどもあるよ、あるいはお客様に喜ばれているよというようなところがありましたら、人的な情報提供なんかもあるかもしれませんけれども、お話をいただければと思いますが、何かございますでしょうか。
 堀江さん、いかがですか。追加するようなのがありますでしょうか。
○堀江委員 JR東日本の堀江です。
 取組事例ということで、特別に取り出されているものは、何か目的があって、それに合うものということで出されていたような気もするんですが、実はこの推進計画の中にも、いろんな事業者さんの取組なんかも記載されていますので、これにプラスアルファでということであると、余り目新しいものはないかもしれませんが、ただ最近、前回の推進協議会でもお話をしましたけれども、タブレットの端末を使った、文字情報だけはなくて図面だとか、絵を使った案内、道案内なんかも、特に外国の方に対応するのに、全員が全ての言語を習得するわけにもいかないので、やはり図面なり、絵なり、そういったものを使った形で情報提供ができるようなツールということで、タブレット端末を使った案内というのを、今、試行しています。大きな駅では、既にそういったものを使って試行もしておりますし、かつ、各駅でもいろんな取組というか、工夫をしながら、そういった案内に取り組んでいるという例はあります。
 まだ、一つのフォーマットが確実に決まったものではないんですけれども、今、模索をしているというところではあります。以上です。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 二井田さん、いかがでしょうか。何か追加するようなこととか、特筆するすべきことはございますでしょうか。
○二井田委員 特にございませんけれども、1ページ目の資料にございますように、バリアフリー法に基づく移動円滑化の基本方針、これに沿った形で各事業者は努力しているところでございます。
 一つ挙げさせていただけるとすると、外国人対応というのが先ほど出ておりましたけれども、事業者によっては既に多言語対応で案内させていただいている。高速バスでありますとか定期観光バスになりますけれども、そういった取組をもやっておるところでございます。ただ、全体がどうかと言われると、少しまだ弱い面はございます。以上でございます。
○高橋部会長 ありがとうございます。
 伊藤さん、フランチャイズチェーン協会での取組で、もし何かございましたらお願いします。
○伊藤委員 私たちの場合は、主な対象はコンビニエンスストアですが、基本的には店舗数が多過ぎるというところもございますので、なかなかハード面で何か統一的なことをやっていくということについては、基本的には余りできていないというのが実態です。
 逆に私たちは今、協会として全体で取り組んでいるのが、セーフティ・ステーション活動といいまして、要するに駆け込み寺の機能を果たしていこうと、こういう運動をしているわけです。これは、当然のことながら、困った方たちがおられれば、どうぞお店に駆け込んで来てくださいという社会貢献活動でございます。
 ですから、当然、ハンディをお持ちの方たちがお客様としておいでになれば、入り口の段階からサポートしてあげるという取組もしてございます。
 それから、様々なハンディをお持ちになっている方たちでも、行きつけになっておられれば、大体こういうふうなことでお困りになっているということがわかるものですから、それに対応してお手伝いしてあげることが出来ますので、そういった意味では、初めてのところに行くと難しい部分はあるかもしれませんけれども、行きつけのお店であれば色々なサポートができているんではないかと思っています。以上です。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 それで、まず、次の二つ目の説明と意見交換を踏まえて、時間の関係もありますので、その後、また全体の質疑応答をしたいというふうに思います。
 それでは、2番目の資料のご説明をお願いできますでしょうか。
○森田福祉のまちづくり担当課長 それでは、資料2でございます。
 心のバリアフリーの推進に向けてという資料についてご説明をさせていただきます。
 資料のつくりとしていたしましては、先ほどの情報バリアフリーと同様のつくりをしてございます。
 2枚組みでございますけれども、まず、根拠等を踏まえた上で、現在の取組状況をいろいろご説明させていただくというつくりでなってございます。
 1枚目の左上でございます。
 目指す将来像でございますけれども、誰もが相互に多様な個性を尊重することや思いやることができ、まちなかで困っている人を見かけたときも、自然に声をかけ、みんなが協力して手助けができる社会。これを実現するというのが、目指す将来像であるというところで考えてございます。
 今現在の法令等の規定でございますけれども、福祉のまちづくり条例の中でも、都、事業者の役割を規定しているところでございます。都につきましても、必要な措置を講ずるというところでございまして、事業者につきましても、それに努めなければならないというような規定がございます。
 それから、国のほうのバリアフリー法に基づく基本方針でございますけれども、この中で、国、地方公共団体、事業所の役割というのを、それぞれ規定してございます。
 この基本方針の中では、心のバリアフリーという言葉が出てまいります。国民の心のバリアフリーが不可欠というところでございまして、国は、国民の協力を求めるように努めるというところでございます。地方公共団体は広報活動に努める。施設の設置管理者につきましては、継続的な教育訓練を実施するというような役割が規定されているところでございます。
 2番でございますけれども、公共空間で課題があると想定される事例というところで、まず事例の前に、平成23年度の福祉保健基礎調査から二つ載せてございます。
 これは推進計画のほうにも使わせていただいているデータでございますけれども、施設や設備が適正に利用されて、加えて思いやりの心が醸成されているというふうに考えている方というのが約5%ということで、非常に少ないという状況でございます。
 それから、外出時に困っている人を見かけたときに、積極的にみずから手助けをしたことのある人、これは約6割弱ということで、多いというふうには言えないという状況でございます。
 それから、2年前でございますけれども、障害者等用駐車区画の調査を実施させていただいております。そこに健常者が駐車して不適性利用がされるというふうに考えている方というのが約4割いるという状況でございます。
 そのほか想定される事例として、こういう事例があるのではないかというところで、視覚障害者用誘導用ブロックの上に自転車が放置されているですとか、看板、商品などが歩道とか通路にはみ出している。それから、多機能トイレに利用者が集中してしまって、車椅子使用者が円滑に利用できない。または、そこに障害を持っていることが外見からわからない人が利用した場合に、「なぜそんなところを利用しているのか」と罵声を浴びたりすることもあると。それから、エレベーターでございますけれども、順番待ちをしている際に、車椅子の方がなかなか乗ることができないという例があったりですとか、あと、エスカレーターでございますけれども、今、東京では、例えば右側をあけて歩行者がそこを歩いたりしていますけれども、右手でつかまざるを得ない方もいらっしゃいます。そういった場合に、ぶつかったりですとか、「どけ」ということで罵声を浴びたりというような事例もございます。それから、電動車椅子の使用者が乗車拒否ですとか入店拒否をされるというような例もあるというところでございます。
 こういった状況でございまして、まず都のほうの、今現在取り組んでいる施策でございます。
 まず、普及啓発の充実といたしまして、障害者等用駐車区画でございますけれども、適正利用に向けたガイドラインを昨年作成させていただいております。ポスターやチラシ等で普及啓発に努めているというところでございます。
 また、店舗等の接遇向上でございますけれども、平成21年に「みんながまた来たくなるお店づくり」というものを作成いたしまして、区市町村を通じまして商店街等に配布をして、接遇をする上でのポイントなど整理したものを配っているというところでございます。
 それから、福祉のまちづくり功労者に対する知事感謝状の贈呈というものをやっておりまして、普及推進活動ですとか、小中・高校生の取組ですとか、顕著な功績のあったところにつきまして、感謝状を贈らせていただいているというところでございます。
 それから、障害者理解促進事業というところで、ウエブサイトですとかチラシ等々、さまざまな媒体を使いまして、理解促進が進むよう普及啓発をしているというところございます。
 それから、ユニバーサルデザイン教育といたしまして、区市町村包括補助事業、これを活用いたしまして、区市町村におきます、例えば体験学習ですとか、地域住民向けのセミナーやワークショップ、それから福祉のまちづくりサポーター養成など、こういった区市町村の取組を、東京都として補助金を出して支援をしているということをやってございます。

 それから、社会参加支援でございますけれども、ヘルプマークの推進というところで、義足ですとか人工関節を使用している方など、外見から障害があるということがわからないという方に対しまして、配慮が必要であるということを知らせるためのマークを作成しているところでございます。今、都営地下鉄等で配布をしておりまして、今年度は、企業とか事業者向けに、活用ガイドラインの策定ですとか、ホームページの開設等もやってございます。また、区市町村向けに普及啓発の補助を出しているというところでございます。
 それから、ヘルプカードの作成促進事業といたしまして、災害時・緊急時でございますけれども、障害者の方が周囲に理解を求めるために、緊急連絡先とか支援内容などを記載する様式を策定して、区市町村がそれをアレンジして使うというような事業をやってございます。
 続きまして、国のほうでございます。
 まず、バリアフリー教室の開催支援というところで、関東運輸局でございますけれども、学校等と協力いたしまして、都内では小学校で開催したりということをやってございます。
 それから、ベビーカーの利用でございますけれども、平成25年に公共交通機関におけるベビーカーの協議会というものを設置しております。キャンペーンを実施したりですとか、統一的なベビーカーマークを作成したりということをやってございます。
 それから、知的障害、発達障害、精神障害のある方とのコミュニケーションハンドブックというものを平成21年に作成して、ホームページに載せているというところでございます。
 障害者差別解消法でございますけれども、平成28年度施行に向けてということで、今現在、基本方針の策定がもうすぐまでというところまで来ているところでございます。来年度は、各行政機関等における対応要領ですとか対応指針の策定がされるという予定でございます。
 2枚目でございますが、左側、区市町村における取組事例でございます。
  区市町村は、まず小中学生を対象としたユニバーサルデザイン体験学習、それから出前講座でございます。こちら、ただいま4区で実施しているというところでございまして、障害当事者による講話ですとか、車椅子体験、アイマスク等による疑似体験とか、または高齢者の疑似体験ですとか、そういったものをやっているという例でございます。
 それから2番目が、地域住民向けのセミナー、ワークショップ、シンポジウムでございまして、これは今現在、5区市で実施しておりますけれども、UDの考え方の理解を深めるですとか、まちなかでの積極的な行動を促すということを目的としております。障害当事者等と一緒にまち歩きをしたりですとか、点検を行うというような事例もございます。
 それから、事業者向けの接遇向上研修でございますけれども、これは今現在、3区で実施しております。商店街向けの接遇研修ですとか、地元の企業・事業者向けの接遇研修、こういったことをやっている例がございます。
 それから、「福祉のまちづくりサポーター」でございますけれども、これは4区で実施しているところでございまして、区民の方を公募するというところで、地域住民向けのワークショップで講師をしていただいたりですとか、まちとか施設の点検等で活用していくというようなことをやっている状況でございます。
 右側、事業者等による取組でございます。
 こちらにつきましては、まず交通事業者向けのバリアフリー教育訓練研修というところで、交通エコロジー・モビリティ財団が実施しております。障害当事者が講師となって、接遇とか介助水準の向上を図るというところを目的とした研修がございます。
 それから、ユニバーサルドライバー研修というところで、タクシー事業者を対象とした接遇・介助法の学習ということもやってございます。
 それから、ハートフルアドバイザー研修ということで、これは接客サービス、百貨店・スーパー等が対象になりますけれども、高齢者ですとか障害者が来店した際の接遇を学ぶというものでございます。
 それから、サービス介助士資格制度でございますけれども、これも一般企業向けで、従業員の接遇ですとか介助技術を学ぶ社員研修として活用されているものでございます。
 最後に、ブラインドサッカーの普及活動といたしまして、小中学校などに講師が出向きまして、体験授業などを実施するというものがございます。
 これらを踏まえた今後の論点でございますが、区市町村のところで、いろいろと事業紹介させていただきましたが、ちょっと数字を見ていただくと一桁というところですね。なかなかまだ進んでいないという状況がございます。
  これが、身近なところで、全区市町村で取り組まれていくというところが、非常に重要はないかというふうに考えております。
 小中学生に対するユニバーサルデザイン教育が1点目。2点目の地域住民に対するワークショップ、こちらもそうだと思います。4点目の福祉のまちづくりサポーターの養成、こちらもそうでございます。
 3点目の民間事業者向けの接遇向上でございますけれども、これは区市町村の中で接遇研修を実施している例もございますけれども、事業者の取組のところでもご紹介させていただきましたが、都内の研修機関、民間の研修機関等もいろいろと積極的にやられ始めているところでございます。こういったものもあわせまして、こういったところを全体的にどのように波及させていくのかというところが、今後の課題になっていくのかなというところでございます。
 こちらにつきましても、参考資料といたしまして、心のバリアフリーに関する取組事例というA4資料をつけさせていただいております。
 こちらも分量が多くて紹介だけで申しわけないんですけれども、一番上に、ハートシティ東京というふうになってございます。これは、東京都が作成いたしましたホームページでございます。障害者に対して、例えば2ページを見ていただきますと、サポート方法とか、こういった例とかがあったりですとか、3ページで障害を知るということで、例えば聴覚障害ってどんな障害なんだろうというところが、中に掲載されてございます。
 それから、5ページでございますけれども、ヘルプマークでございます。
 「気づいてくださいヘルプのサイン」というところで、ヘルプマークの紹介をさせていただいております。
 7ページから、こちらが具体的な区市町村の取組でございます。
 8ページ、いろいろ小中学校における体験の実施方法等を書いてございますけれども、こちらの例では、高齢者疑似体験、それから車椅子体験の例が載ってございます。
 それから12ページからでございますが、こちらは区民参加のワークショップの例として、区民参加による冊子づくりということで事例を載せさせていただいております。これは世田谷区の事例になります。
 それから16ページでございますが、これは品川区でございまして、(3)のところです、民間事業者向けにも研修をやっているという例でございます。具体的には17ページに実施結果が載っております。
 それから20ページですけれども、UDパートナーというふうになっていますが、こちらは福祉のまちづくりサポーターの、大田区ではUDパートナーという言い方をしていますけれども、道路等の調査点検を区民と一緒にやっているというところでございます。
 それから、事業者の取組といたしまして、25ページになりますけれども、パンフレットとして、交通エコロジー・モビリティ財団のパンフレットを載せさせていただいております。
 28ページが、ユニバーサルデザインドライバー研修でございます。
 30ページが、ハートフルアドバイザーの養成研修でございまして。
 32ページがサービス介助士でございます。
 最後に、ブラインドサッカー協会のものを34ページから、これもパンフレットになりますけれども、参考でつけさせていただいております。
 こちらの説明も以上でございますけれども、先ほどと同様で、ほかにもこんな取組事例を知っているですとか、ここにないものを含めまして、いろいろとご意見をいただきたいというところと、こんな取組は有効であるとか、そういったものをいただければというふうに思います。
 今後の論点につきましても、こういうことを進めるに当たって、こんな工夫をしたほうがいいんじゃないかとか、そういったところにつきましてご意見をいただければと思います。以上でございます。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 先ほどと同じような枠組みの中での議論になりますけれども、少しテーマ的には違うかというふうに感じられます。
 最初に、資料2の(1)のところに説明されておりましたけども、障害者差別解消法が昨年6月に施行されておりますが、そういったような側面も非常に重要な、この関連するのかというふうに思います。
 ここの資料2につきまして、ご意見、ご発言等ございましたら、お願いをしたいと思いますし、先ほどと同様に、事業者での取組についても、これ以外のことについてのこと等、あるいはほかの情報を入手されているようでしたら、ご提供いただければというふうに思います。よろしくどうぞお願いします。
 どうぞ。斉藤委員、お願いいたします。
○斉藤委員 都精連の斉藤です。
 鉄道のエレベーター・エスカレーターは、かなり設置が進んできたんですけれども、私の知り合いで、精神障害者の知り合いなんですけれども、エスカレーターが怖くて使えない友達がいます。タイミングがはかれなくてエスカレーターには乗れないというふうに言っていました。
 それで、私の弟の話で恐縮なんですが、多分、弟のことだから、エスカレーターで右のほうを急いで駆け抜けたら、その際に、転んで膝の肉をえぐる大けがをしたんです。それは慌ててドタバタした弟が悪いんですけれども、やはりエレベーター・エスカレーターは便利な反面、危険性もあるんだなということが認識されたのではないかというふうに思います。
 それで、エレベーター・エスカレーターは便利なんですけれども、やはり速度というものが問題になってくると思うんですよね。例えば、都営大江戸線の東中野駅では、エスカレーターの真ん中は高速ですけれども、左のほうは普通のゆっくりというふうに分けられていまして、急いでいる人は高速を使う、そうでない、怖い人、ゆっくりした人、高齢者などはゆっくりしたほうを使うというふうに分けられているので、そういう面では非常にいいなというふうに思っています。
 それで、ベビーカーを押して出歩く若いママが、エスカレーター・エレベーターがふえたことで随分ふえたと思うんです。それは非常にほほ笑ましいことだと思います。ただ、非常時の際も含めて、エスカレーター・エレベーターは常に安全なものであってほしいというふうに願っています。私も足が悪いので、エレベーター・エスカレーターは非常にありがたいものなんですけれども、気をつけて使わなければというふうに心がけております。以上です。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 市橋委員、お願いいたします。
○市橋委員 さっきの情報のときに発言できなかったので、話させてください。
 情報のことでつけ加えてもらいたかったのが、僕みたいな言語障害の子・人、いわゆる発音の障害者をつけ加えていただきたい。
 例えば僕みたいな言語障害、あるいは吃音障害は、やっぱり話せないとすぐ情報を得ることができないと思うので、そこら辺のところを大きく加えてほしい。
 それと、情報だけじゃなく、心のバリアフリーというときに、障害の範囲を広く捉えて考えるということをやっていく必要があるんじゃないか。
 今、3障害と言っていますけれども、3障害に限らず、さっき中野先生が発達障害をここに入れますかというけれども、さまざまな障害。
 僕はヨーロッパみたいに、ヨーロッパというのは、アレルギーまで、アトピーまで障害に含んでいる国があるんですね。
 そういう一つ一つが、そういうハンディキャップを持っている世の中を総合的に見ていこうじゃないかという心に変えていくことが、やっぱり心のバリアを取り除いていく元になるんじゃないかなと思って、これは、もう3障害にとらわれず、広く捉えて、いろいろなところをみんな考えていこうよということが、僕は必要じゃないかと。
 そういう意味では、限られた区でやっている計画、心の教育だけども、僕が住む区でも、障害者が学校に行って話しています。
 そうすると、僕なんかも話すことで、やっぱり二つの面があるんですね。
 一つは、障害の実際の面を見せるとよくわかる。例えば、僕の理由は、パソコンを使うときにトラックボールを使ってやっている。普通のマウスでないんだよ、なんてというと、すごく子供たちが興味を持つというようなところもあります。
 そういう意味と、子供たちに、やっぱり障害者を理解するんじゃなくて、人間としてどう見るかということをきちっとやる。だから、僕は障害教育というのは、僕の経験からいっても、小学校1、2年生よりかは、5、6年生で、人間を抽象的というか、人間性的に見られる心が、元気なときに非常にわかってもらえるというような経験をしました。
 情報を文字情報で、僕らの都民連絡会でも視力障害者が入っているのでちょっと言わせていただくと、視力障害者の場合、公的な情報より、やっぱり日常的な情報をどう保証していくかという観点が非常に必要だということを、視覚障害者の方々から感じました。
 例えば私たちというのは、朝刊に挟まれた広告で、Aのスーパーマーケットと、Bのスーパーマーケットというのは、どっちのほうの大根が安いかで、どっちかのスーパーに行くわけですよね。だけども、その情報が得られないということは、考えれば大きな障害になるわけです。そういう意味では、スーパーマーケットの広告を一々点字にするという要求ではなくて、そういう日常的な問題をどう伝えていくか。ここで、僕は視覚障害者の仲間に対しては考えていくべきだとは思いますので、その問題も深める必要があると思う。
 東京都では、三田の障害者福祉会館で、文字点訳サービスといって、例えば電気機器の説明書なんかを契約するようなサービスをやっていますけれども、それをもっと広げてもらいたいというような要求があります。
 最後に手短に言います。
 こういう問題も含めながら、災害時の情報提供ということは、ここですぐ考える必要があるんじゃないか。
 実例を言うのは時間がかかるので、もう皆さんおわかりでしょうけど、3.11の場合、やはり各障害者が、本当に情報が入らなかった。一般の人でもそうですけれども、その問題は特に深める必要があるんではないかなと思います。
 ごめんなさい。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 前半の部分についてのご意見もいただきました。
 それから、今の心のバリアフリー関係につきましては、捉える範囲を広くしてほしいということですとか、あるいは先ほどの越智委員の発言ともちょっとつながってきますけれども、人間として、教育の現場でどういうふうに対応していくか。
 特に3、4年だけではなくて、5年生、6年生あたりまで継続していくような取組も必要なのではないかという、そういうご提案だったかというふうに思います。
 ありがとうございました。
 ほかにございますでしょうか。
 先にちょっといいですか、まだ初めての方に。じゃあ、どうぞ。
○永田委員 知的障害者育成会の永田です。
 知的障害の視点から、このヘルプカードとヘルプマークの推進について、本当にこれはありがたいといいますか、必要なことだと思うんですが、なかなかここの推進というところでは、普及啓発の部分がまだまだだと思うんです。
 やはり、使う側も、どうせつけてもみんな知らないものねというようなところが、まだございますので、使うほうも、それから、まちで見かける周りの方たちも、両方で活用していくというふうに、やはり必要かと思うんです。
 そういう意味で、この資料1の知的障害者の例のところで、ここに書いてあるような知的障害者というのは、本当に幅が広いです。知的障害の中でも比較的軽い方たちだと思うんです。私たちの子供たちの中には、ヘルプマークやヘルプカードをつけていて、例えば一人で何もしないで、何も起こっていないように見えながら、そこにいること自体が困った状態だということがあるわけです、はぐれてしまったとか。
 結局、そういうときにどう対応するかという以前に、連絡していただくというのがまず大切で、連絡することによってヒントが得られるとか、対応のことがわかるということがございますので、この知的障害者のところに、ぜひヘルプマークやヘルプカード、その他、情報のものを参考に、素早く連絡をとっていただくというようなことも加えていただくと、対応に困ったときにいいのではないかというふうに思いました。
 そして、理解啓発で、学校とか生徒さんとのふれあい。言葉で「こうなんですよ」と言っても、知的障害の場合は、ふれあって身近で顔を感じていただかないと、なかなか理解していただけないと思います。
 そういう意味では、とにかく「出かけたくなるまち」というか、それが一つの評価の基準ではないんですが、もう二度と行くのは嫌とか、あそこに乗りたくないとか、すぐに落ち込んでしまいますので、そういうまちづくり、障害者が出かけたくなるようなまちということを、特に知的障害の場合は目指していただけたらと思います。以上です。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 高橋委員さん、お願いいたします。
○高橋委員 エレベーター待ちのところなんですけども、実際にエレベーターを押す人にも問題があるんですよね。
 これは、エレベーターに車椅子を乗せる場合は、皆さん方は、先に入れちゃうんで乗っている方に迷惑をかけるということが多いんですよ。
 実際は、病院などで教育しているのは、自分が先に、バックで入っていく。そうすると、ほかの人に当たらないので、そういう押す人の教育をきちんとしておかないと、相手に迷惑をかけるということなんで。
 それと、人である以上は全部平等なんで、その平等の中で、身体障害者の方がいた場合は、ある程度優先順位をつけても、僕はいいんじゃないかと思っています。
 やっぱり、車椅子とか障害者の人を先に乗せるという一つのマナーが、これは知っている人はいいんですけど、知らない方は自分が先に乗ってしまうので、そういうのも表記してエレベーターに置くのもの、そうじゃないかと思います。
 もう一つはベビーカー。このベビーカーも、今はいろんなベビーカーがありまして、荷物をたくさんベビーカーにぶら下げて電車に乗る場合は、頭から乗せないとあれは上げられませんから、先に上げて乗っていきますけども、エレベーターの場合は、車椅子と同じようにバックでもって入っていくようにすれば、中に入っている人たちにも迷惑がかからないので、そういうのをママさん教育でやっていただければ、より皆さん方が安心してエレベーター・エスカレーターに乗れるんじゃないかと思いますので、その辺もちょっと考えていただければと思います。以上です。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 それで、越智委員さん、お願いいたします。
○越智委員 越智です。意見の前にちょっと一言なんですけれども、実は風邪ぎみで、先ほどからせきが出ておりまして、ご迷惑をおかけして申しわけありません。
 それで、先ほどの話に出ていた羽田国際空港のユニバーサルデザインなんですけれども、実は、私もユニバーサル検討委員会の委員としてかかわっておりました。
 それが、結構時間がかったのがエレベーターなんですね。ハード的な面でいろいろと工夫しなければならないことがあって時間がかかりました。
 その中で、聴覚障害者専用のボタンをつけて、ボタンを押せば聴覚障害者が乗っていることがわかるとか、管理のところに伝わって、そこから「少しお待ちください」というような文字があらわれる、そこまで工夫しました。
 問題はその後なんですが、我々、聴覚障害者はどう伝えればいいのかというところがありまして、具体的な内容をどう検討するのかということを話し合いました。結局、機械的には難しい部分がありまして、エレベーターの透明な部分に、担当の人に来ていただいて筆談でやりとりをするというような形になりました。
 そのように、ハード的に工夫しても、結局、情報保障というとき、どうしても人の手による部分が多いのではないかと思います。
 逆に言うと、そういう担当の人の理解によって、きちっとサポートできるときもあれば、サポートできない場合も起きるんではないかということですね。
 JRとか駅の中で、「筆談ボードがあります」というような張り紙はあるんですが、全ての職員が置いてある場所を知っているわけではないんですね。「筆談ボードがある」というふうに書いてあったので、「聞こえない」と言っても、「何?」という不思議な顔をされて、全然反応がなかったりということもありました。「筆談したい」と一生懸命言うんですが、やっと通じても、そのボードがどこにあるかわからない。大変時間がかかるという状況もありました。
 また、ほかの駅では、文字情報の電光掲示板が大分ふえてきました。そういう意味では便利になったんですが、行き先とか時間とか、また、非常のときにもいろいろな情報は出てきますが、その出方もまちまちなんですね。5分おくれて出る場合もあれば、20分もトラブルが続いているのに何も情報がない場合もございます。やはり、人だと思います。その辺はきちっと頭に入れて、すぐ文字情報を出す、それができるかどうかということも、思いやりという部分と関連しているんではないかと思います。
 そのあたりもきちっとできる対策もつくっていく。そのあたりが大切じゃないかと思って、そのことも具体的にご審議いただければと思います。
○高橋部会長 ありがとうございました。ハードだけではだめですよというところかというふうに思います。
 川内委員、お願いします。
○川内委員 東洋大の川内です。
 資料2の思いやりの心ということで、2番目の例ですけど、公共空間で課題があると想定される事例というのが、例えば、三つ目では駐車区画を不適正利用している。それから六つ目ですけども、多機能トイレで罵声を浴びせたりする。それから、その下の下で、エスカレーターで歩行して転倒したり罵声を浴びたりする。それから、電動車椅子が拒否されるというふうなことですけど、これは思いやりなんですか。人間としてどうなのよという話なので、これは、それ以前の問題ではないかというふうに思うんですね。
 ですから、思いやりというのは、ちょっと定義をきちんとしないと、世の中のけしからん行動は全部思いやりの問題だというふうになると、それは理解が違うのではないかというふうに思います。
 それから、2ページ目の事業者等による取組事例というところで、どの事例とは言いませんけれども、いろいろな企業が介助なんかのトレーニング、接遇のトレーニングを受けましたということで、いろいろな研修をやっていて、それを提供する団体もいろいろとあるわけですけれども、そのプログラムを見ると、果たしてこれで適切なのかというふうなものが、かなり私はあるだろうというふうに思っています。

 ですから、この事業者等による取組事例というのが、この会議での内部資料ならばいいですけども、これが表に出たときに、それが変なお墨つきになるとまずいなと。ですから、もしこういう個別の事業者がやっていると名前を出されるとしたら、これは果たして適切なのかという吟味をした上で出さないと、ここに出ているものの中でも、私個人的には、これはちょっとおかしいんではないかというものもあるので、その辺は慎重にやられたほうがいいのではないかというふうに思います。以上です。
○高橋部会長 今日の段階では、いろいろな事例ですとか出されていて、そのあたりも含めて論点、今後どのような取組をすべきかということになるかというふうに思いますので、6番の事業者等による取組事例は、それが全てベストあるいはベターということではないと思います。一応、そういう動きをしている、それらの部分についての検証が当然必要になる、あるいは議論が必要になる、取り組んでいる人たちからもお声を聞かなきゃいけないというようなことになるかというふうに思います。
 事務局のほうで、今の川内委員のご発言に対して、何かございますでしょうか。
○森田福祉のまちづくり担当課長 おっしゃるとおりだと思います。
 最終的には、例えば今、不適切なものもあるというお話がありましたけれども、逆に言うと、こういうことやったほうがいいというか、こういうことが不可欠だみたいなものを挙げていくような形で、例えば事業者とかで今後取り組んでいくんであれば、こういう研修、こういうような内容にしてほしいとか、そういった方向に誘導できればいいかなというふうには、最終的は考えておりますので。
 というのは、私もちょっと中身を全て吟味しているわけじゃないんですけれども、最終的に何か変なところにお墨つきを与えたりとかというところは、おっしゃるとおり、そこは気をつけたほうがいいかなというふうには思っております。
○高橋部会長 ありがとうございました。
 野中委員、お願いいたします。
○野中委員 公募委員の野中です。
 本当に、すごく基本的なことなんですけれど、情報の提供の仕方ということを考えていただきたいんですけれども、すごくたくさんのすばらしい情報バリアフリーとか、バリアフリーに関する取組って出てきているなと、私は、今日初めてここを読ませていただいたんです。
 実は、私は江戸川区に住んでいて、夫は3年前から車椅子なんですけれど、でも、このバリアフリーマップというのを見たことがないんですね。一体これはどこに置かれているのかなって思うんです。そういうことって、たくさんあるのかなというふうに思うんです。
 だから、例えば夫の場合ですと、何かを申請しに行ったときに、そういうものがありますよって、普通くださるのかなとか、デイケアとかデイサービスに行っているときに、そこに置いてあって、みんなに配られたら、とっくの昔にそれはいただいているのかなと思うんですけれど、それがわからないんです。
 そういうことって、すごく多いんじゃないかな、本当にそれを必要としている人が、こんなにたくさんいろんな取組とか、いろんなことが考えられているのに、どれだけ、障害を持った方々がその情報を知っているのか。
 今は、ホームページでほとんどやられることが多いと思うんですけれど、もちろん若い人とかはホームページを自分から見て、そこに行きたいとか、何かを知りたいと思った人は、そういうことってされると思うんですけど、お年寄りの方とか、そういう手段がない方は、じゃあ、どうやって情報を得たらいいんだろうということを思うんですね。
 だから、たくさん、たくさんバリアフリーに関して、いろんな取組とか、いろんなことを決めたり、つくったりしても、どれだけ活用できるかということを、やっぱりどうやったらそれが浸透していくか、みんなに活用してもらえるかということを、まず考えていかないと、たくさん、たくさん、いっぱい考えても、それが本当に予算を使っただけで、もったいないことになるかなということを、ちょっと感じましたので。
 そういうことも含めて、どうやって浸透させていくか、いろんな年齢層とか、いろんな障害にあった情報の得方というのも考えていただきたいなというふうに思います。以上です。
○高橋部会長 ありがとうございます。大変重要なお話だというふうに思います。たくさんの報告書ですとかガイドブックですとかいろんなものをつくられますけども、実際には、出張所には恐らく一つずつぐらい置いてあるんでしょうけども、なかなか一般の都民の方々はわからないという、これはほとんどの情報がそういうケースなんではないかというふうに思います。これも非常に重要な課題だというふうに思います。
 中島さん。
○中島委員 文京学院大学の中島と申します。
 2002年から、ゆとり教育、総合的な学習の時間が始まって12年たっているわけです。ほとんどの小中・高校で、車椅子体験等はまず行われていて、今、大学生になるぐらいの若者たちというのは、まずほとんど、こういったバリアフリー関係の体験をやっているわけです。
 ところが、資料を見ると、思いやりの心が醸成されていると考えている人が約5%という数字なわけですよね。
 ということは、もう十数年、あるいはもっと前からいろんな体験学習をやっているにもかかわらず、それを実感している人は5%しか都民はいない。
 これは確かに、今ご発言もありましたけれども、いわゆるこういったことを実感する機会がないということなんだろうと思うんです。先ほどのエスカレーターの議論等にしてもそうですけれども。
 そう考えた場合に、せっかく東京オリンピック・パラリンピックという大きなスローガンがあって、それに向けて何かを取り組んでいかなきゃいけないという思いが生まれやすい環境にあるということからすると、具体的には「福祉のまちづくりサポーター」ということを養成していこうというのであれば、例えば認知症サポーターのように、一つ具体的な数値目標を設けて、例えば学校等でそういったことに取り組んで、一つ成果が見えるような形にしていけるような方法を一つとるということが、案の一つ。
 その場合に、ユニバーサルデザインという考え方は、障害者だけではないですよね。誰もが利用しやすいものという考えからすると、ベビーカーのお父さん、お母さんたちも、今は車を利用しないで電車に乗る方がふえていますよね。それから、エスカレーターを駆け上がっていくのが、びっくりする、怖いと思うお年寄りもたくさんいると思うんですよね。
 そういうところの部分というのを、横断的に広く障害を捉えたほうがいいんじゃないかという考え方は非常に大事だというふうに思っていて、そういうような位置づけにした上で、福祉のまちづくりサポーターというようなものをぜひ、数値目標など定めながら位置づけていただきたいということです。
 最後ですけども、その場合に、やはり学校だけでやるということには限界があって、ところが、いろんなバリアフリー、ユニバーサルデザインの環境というのは、9割ぐらいは達成していこうとしているという状況を、いかに実感できるものにするかというと、包括的な取組、包括補助金で市町村がまだ4カ所とか5カ所しか区はやっていないですけど、こういう取組を地域と学校と一緒になってやれるような、NPOの皆さんとか、いろんなアイデアを持っている方々と一緒にできるような、社会福祉協議会はもちろんですけれども、そういうようなところをさらに強めていただく。今後の方向性の論点の1番目のユニバーサルデザイン教育の全区市町村波及というのは、とても大事なテーマではないかなというふうに思います。
 いわゆる具体的にどう見える化を図っていくか、可視化を図っていくかというのが重要ではないかというふうに思います。
 以上でございます。長くなって、すみません。
○高橋部会長 予定の時間を5分ぐらいでしょうか、オーバーしていますので、まだご発言多分いろいろと、ちょうど盛り上がってきたころなんだろうかというふうに思いますが、中野委員の発言で最後にさせていただいて、またいろいろと、今日の資料で出されている情報につきましては、この後も事務局のほうで意見聴取をしていただきながら、次の日程調整がありますけれども、間にもご意見を伺いようにしたいというふうに思います。
 中野さん。
○中野委員 申しわけありません。心のバリアフリーの最初になければならないのは、障害への差別に対する意識というのを高めることだと思います。
 差別解消法が目指しているのは、例えば合理的配慮の不提供は、これは差別であるということがすごく大切で、今、中島委員が言われた、これまでの教育の仕方は間違っていたんです。車椅子の使い方や視覚障害の人が白杖を使っているということを理解させたのであって、障害のある人たちに対して気づかないことが差別していることであって、それが障害のある人たちを傷つけているということを教えてこなかったところに問題があるわけで、今回、差別解消法ができましたので、ぜひこの心のバリアフリーの基本には、障害のある人たちへの合理的な配慮の考え方等をしっかりと配置していただくことが大切かと思います。
 業者のいろんな事例でも、例えば障害平等研修といわれるような、障害のある当事者が何を伝えたいかというのを研修するような、非常に重要なプログラムがこの中にないというのが非常に問題で、心のバリアフリーで何を達成するかというのを、ぜひここの議論の中で考えていただければと思います。以上です。
○高橋部会長 どうもありがとうございました。
 たくさんの、今日、ご意見をいただきました。最初の情報バリアフリーに戻ろうと思ったんですけども、とてもじゃありませんが時間が不足しておりまして、予定の方もいらっしゃるかというふうに思います。
 今日は7時から始めましたので、少しお疲れのところもあるかというふうに思いますけれども、ご協力ありがとうございました。
 私の勝手なあれですが、事務局のほうで、もし次の会議までに、各委員の皆さんからご意見が寄せられるようであれば、そのチャンスを生かしながら、次の資料作成のほうに、今日の意見とあわせて進めていただければというふうに思います。
 それでは、その他はありましたか。事務局のほうで何かございますでしょうか。進め方も含めて、お話をいただければと思います。
○森田福祉のまちづくり担当課長 本日はどうもありがとうございました。
 まず、次回でございますけれども、日程調整表をお配りさせていただいてございますけれども、今のところ1月下旬から2月上旬ぐらいということで開催を予定しております。
 この調整表でございますけれども、もし本日わかるようでございましたら、記入して机上に置いていただければと思います。わからない方は後ほどで結構です。
 それから、今、部会長のほうからお話がありましたけれども、本日のこの資料につきまして、もしご意見を言い足りないというところがございましたら、事務局のほうに個別に寄せていただければと思います。
 ただ、次回の専門部会には、今日の意見も含めまして整理してお示しするということを考えてございますので、なるべく早目がよろしいので、できれば、今年もあと2週間ぐらいしかございませんので、来週、再来週早目ぐらいのところまでにいただければと思います。よろしいでしょうか。
○高橋部会長 それでは、来週の初め、月曜日、15日。
○森田福祉のまちづくり担当課長 そういうことでしたら、来週いっぱいということで。
○高橋部会長 来週ですか。わかりました。そうすると、20日になりますか。土曜日は20日でしたかね。
○森田福祉のまちづくり担当課長 金曜日まででございますので、19日の金曜日までに。
○高橋部会長 それでは、19日の金曜日までにご意見を寄せていただいて、もちろんそれまで逃してしまったから意見を発言ができないということではなくて、その次の専門部会でも、第2回でも十分ご発言できますし、いろいろと情報を整理しておいていただければ助かります。よろしくどうぞお願いいたします。
 それでは、予定よりちょっと時間をオーバーしてしまいまして大変申しわけありませんでしたけれども、今日の会議につきましてこれで終わりにしたいと思います。よろしいでしょうか。特にご発言しておきたいという方はいますか。よろしいですか。
 それでは、ご協力ありがとうございました。これで第1回の専門部会を終了させていただきたいと思います。ありがとうございました。
(午後8時39分 閉会)

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