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福祉保健の基盤づくり

第7期東京都福祉のまちづくり推進協議会第3回(後期)専門部会 議事録

1 日時

平成21年8月10日(月曜日) 午前10時から12時まで

2 場所

東京都庁第一本庁舎 33階 南塔 特別会議室S6

3 次第

開会
議事等
 審議事項
 (1)東京都福祉のまちづくり推進計画の都民評価について
 (2)東京都福祉のまちづくり推進計画のモデル評価について
 (3)その他
閉会

4 出席委員

野村会長 坂巻副会長 高橋(儀)委員 今井委員 川内委員 高橋(正)委員 平林委員 岡部委員 市橋委員 越智委員 斉藤委員 横矢委員 岩田委員 仲島委員 桜井委員

5 配布資料

資料1 福祉のまちづくり推進計画の評価について(案)
資料2 個別事業都民評価票(案)
資料3 福祉のまちづくり推進計画行政評価票(ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業)
参考資料1 第2回(後期)専門部会における主な意見
参考資料2 ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業 平成21年度事業実施内容説明資料
参考資料3 葛飾・柴又 心優しいもてなしのまちづくり
○第7期東京都福祉のまちづくり推進協議会(後期)専門部会委員名簿

6 議事録

開会 午前10時03分
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 本日はお足元の悪い中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。
 定刻の10時を過ぎましたので、第7期福祉のまちづくり推進協議会後期の第3回専門部会を開催させていただきます。
 それでは、本日の委員の出欠状況について御報告させていただきます。
 本日は、秋山委員、窪田委員、小林圭治委員、木村委員、田中委員、増田委員、松本委員から欠席との御連絡をいただいております。
 それから、委員の交代がありました。社団法人東京都盲人福祉協会の時任委員ですけれども、本日から常任理事・福祉部長の小林文雄委員に交代する予定でしたけれども、本日、小林委員から欠席との御連絡をいただいております。
 それから、川内委員、斉藤委員から、若干遅れるとの御連絡をいただいております。
 それから、本日、御出席の高橋委員ですけれども、御都合によりまして11時ごろ途中で退席されるということでございます。それまでの間、よろしくお願いいたします。
 続きまして、御手元の会議資料の確認をさせていただきます。
 まず、資料1「福祉のまちづくり推進計画の評価について(案)」です。それから、資料2「個別事業都民評価票(案)」、資料3「福祉のまちづくり推進計画行政評価票(ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業)」、それから参考資料としまして、まず参考資料1「第2回(後期)専門部会における主な意見」、参考資料2「ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業 平成21年度事業実施内容説明資料」、参考資料3「葛飾・柴又 心優しいもてなしのまちづくり」。
 それから、資料番号は振ってございませんけれども、第7期の福祉のまちづくり推進協議会(後期)専門部会の委員名簿、福祉のまちづくり推進計画事業一覧表、そして前期の推進協議会で御審議いただいた福祉のまちづくり条例の改正にかかわる周知用のカラー版のリーフレットですけれども、これらができ上がりましたので、委員の皆様の机上に配付してございます。
 それから、東京都福祉のまちづくり推進計画の冊子を机上に置かせていただいております。こちらにつきましては、次回以降の会議でも使わせていただきますので、大変恐縮ですけれども、会議終了後は、そのまま机上に置いていっていただけますよう、お願いいたします。資料がそろっていないものがございましたら、事務局までお申しつけください。よろしいでしょうか。
 それでは、議事の進行についてですけれども、先ほどお話ししましたように、川内部会長が若干おくれるとの御連絡をいただいておりますので、お見えになるまで野村会長に代行をお願いしたいと思います。それでは、野村会長、よろしくお願いします。
○野村会長
 おはようございます。大雨の影響で、川内部会長が遅れるということですので、川内部会長がお見えになるまで、私が議長を代行させていただきます。
 本日は、お忙しい中、また雨の中を御出席くださいまして、ありがとうございました。
 ただいまから第7期の福祉のまちづくり推進協議会後期の第3回の専門部会を開催いたします。
 それでは、早速、審議に入らせていただきます。前回の専門部会で、皆様方から評価方法についていろいろな御意見をいただきました。これについて、本日の審議に入る前に一応確認という意味で、まず事務局から前回の委員の皆様の意見をまとめておりますので、その説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 それでは、皆様、参考資料1をご覧いただきたいと思います。
 前回の第2回の専門部会においての主な御意見としてまとめておるものでございます。A4判で1枚の表になっております。
 前回の専門部会では、事務局が作成しました都民評価、行政評価の項目、対象事業の考え方などをお示ししました。そのときに、さまざまな御意見がございましたので、それをまとめたものがこちらでございます。
 まず、1つ目としまして、評価項目等に関する御意見として、事業計画自体の評価と事業の進行過程の評価がある、つまり事業計画そのものの評価をどうするかという問題と、事業計画がどういうふうに進んでいったかというプロセス評価、この2つがあるのではないかという御意見がありました。
 それから、2つ目としまして、共通の指標が必要ではないか。前回の案では、効果性、必要性、公平性、満足度というような指標を出したのですけれども、こういった漠然としたものでは感覚的な評価になってしまい、個人差があるのではないかという御意見がありました。そして、都民が評価しやすいように評価をする上での着眼点、いわゆる評価のマニュアルが必要ではないかという御意見がありました。
 続きまして、行政評価等に関する御意見ですけれども、こちらに関しましては、行政が行う評価の項目等につきましては、庁内の評価委員会でこれから議論をするのですけれども、それに対しても幾つか御意見をいただきました。理念、目標、やり方、結果、どの時点におけるコメントなのかがわかるような調査票にしてはどうなのかという御意見がございました。
 それから、都民評価の対象事業に関する御意見としましては、すべての事業が都民評価の対象となるということを前提とするべきではないかと。
 また、112事業全部を評価するのは困難だということで、もしサンプリングするという場合においては、サンプリングの基準が必要ではないか。一つは、金額というものもあるのではないかということが意見として出ました。112事業の行政が行う評価結果を確認した上で選択するという方法もあるのではないかという御意見もありました。
 続きまして、推進計画の全体評価に関する御意見としましては、112事業に載っていない事業を推進計画に盛り込んでいく仕組みというものも加える必要があるのではないかという御意見をいただきました。
 そして、今後の推進協議会の進め方に関する御意見としましては、次回の専門部会は、意見のまとめと、実際に事業を実施した葛飾区からの事業説明でどうかという御意見もありました。
 このように第2回後期専門部会で事務局から提出した案につきましては、いろいろな御意見をいただきました。それを踏まえて評価の考え方について、もう一度皆様方に整理したものをお見せしようということで、今回資料として用意しております。
 資料1をご覧いただきたいと思います。「福祉のまちづくり推進計画の評価について(案)」です。
 基本的な考え方、これは点線の中をご覧いただきたいのですけれども、推進計画自体は112の事業がありまして、福祉のまちづくりが主目的の事業もあれば、それ以外が主目的の事業など、さまざまな事業が混ざっております。すべてが都民評価の対象になり得るものですが、それを全部都民の皆様に評価していただくというのは、物理的には困難だと考えています。
 その横をご覧いただきたいのですけれども、計画全体の評価と、その途中での事業の評価というものがありますけれども、事業の評価については毎年実施したい。一つは、行政が行う評価。これは112事業ございますけれども、所管が行う基礎評価という部分と、それから、その中から幾つかを都民の方にやっていただく都民評価。これについては福祉のまちづくりという視点から必要性、効果性を評価することを考えています。
 そして、一番の目的は、計画全体の評価ですけれども、計画の評価につきましては、計画期間中に2回実施したいと考えております。計画の途中段階でのプレ評価と、最終的に5カ年の計画が終わった段階での本評価ということを行っていきたいと考えております。
 点線の下のところをご覧いただきたいのですけれども、(1)事業の評価について、先ほどもお話ししましたが、112事業すべてについては行政による評価を行います。その中から、都民評価の対象事業を選定しまして、都民による評価、基準等は別途定めますが、それを行っていきます。物理的に評価を行えるのは10事業程度ではないかと考えております。

そして、(2)として推進計画の評価について、計画の評価は、先ほど言いましたように計2回実施いたします。1回目は、次期計画の策定前、平成24年度ごろに行うプレ評価、そして2回目は、この5カ年の計画が終わった後、平成26年度に行うもので本評価。この計画終了後に行う本評価としましては、行政による112事業の基礎評価、112事業の一部を対象に行った都民評価、それから23年度に実施する予定の世論調査、それから計画に不足している事業の検討などによりまして、総合的に勘案して行う予定です。
 それから、(3)につきまして、推進協の役割等についてですけれども、今年度、推進協の皆様方から都民評価の評価方法や、都民評価の対象事業についての御意見をいただく予定ですが、来年度以降、実際に行う推進計画の事業の評価等につきましては、推進協の下に作業部会を要綱によって設置いたしまして、その中で検証したいと思っております。
 この理由ですけれども、毎年毎年、推進計画に含まれる一部の事業を評価するとしましても、これを行うとかなりの作業量になりまして、推進協がその役割も担うことになりますと、新たな課題に対して、このような会議で検討するということが難しくなりますので、別途、別の組織を設置いたしまして、その中で検証したいと思っております。ただし、検証して取りまとめた結果につきましては、推進協の専門部会に報告したいと考えております。
 報告を受けた推進協におきましては、評価機関の意見をベースに、最終的な都民評価として取りまとめをお願いしたいと考えております。
 評価機関の構成ですけれども、学識経験者や都民代表の方、行政等を考えておりまして、場合によっては書面だけではなくて、現地を見て調査をすると、そういったこともございますので、機動性を勘案しまして、五、六人程度と考えております。
 評価機関では、先ほど言いましたような都民評価の対象事業をメインに評価を行っていきますけれども、行政が評価した112事業についても一通り目を通して検証するということを考えております。
 裏面をめくっていただきますと、新たに設置する評価機関における都民評価の手順ということでまとめております。
 まず、手順の1番は、評価の事前作業としまして、行政が作成した112の行政評価票や添付資料から、事業の趣旨ですとか、目的、内容、実績等を把握する。2番目としては、事業ごとの評価票の作成ということで、その中で選定されている都民評価事業について、標準的都民評価票をベースにして、評価対象事業の特性を踏まえた評価項目、評価視点を検討し、必要な評価項目、評価視点を追加した評価票を作成します。
 そして、3番目として、都民評価の実施ということで、書面、資料での評価や、場合によっては現地を見に行って評価を行い、評価員単位での都民評価の票を作成していただきます。そして、合議によりまして、評価機関としての事業に対する都民評価票をまとめていただくと。
 そして、4番目として、まとめたものを推進協議会へ報告していただきます。
 以上が前回の専門部会での皆様の御意見のまとめと、それから、それを踏まえた事務局としての考え方をお示ししましたのでよろしくお願いいたします。
○野村会長
 ありがとうございました。ただいま2つの資料について御説明をいただきましたが、初めの方は参考資料1、これは前回の専門部会における意見の取りまとめということでございます。御自分の発言が趣旨に沿っているかどうかという確認をしていただければと思いますが、いかがでしょうか。
よろしいでしょうか。
 それでは、2番のほうは資料1ということで、この中には今お話がありましたように、推進協議会とは別に評価機関を設けるという新たな提案が含まれているわけです。これも含めて、皆様方の御意見をいただきたいと思います。どなたでも御自由に御発言ください。
○越智委員
 2点ほど御質問をしたいと思います。
 1つ目は、都民評価対象事業ですけれども、10事業程度ということですけれども、112の中から10選ぶといいますか、10事業に絞った、その基準がありましたら教えていただきたいと思います。
 2つ目の質問です。先ほどの意見で、私が出した内容ですけれども、112の事業にない、その事業を今後加えることも考えるということですが、その加える場合、どのタイミングで加えるのか、流れのどのあたりに加えるのかを教えていただきたいと思います。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 まず、御質問の1点目、112事業のうちの10事業をどういう基準で選ぶかということですけれども、基準等につきましては、詳細についてはこれから庁内の112事業を所管している各局とも調整の上、決めていきたいと思います。ただ、福祉のまちづくり推進計画の中の主要事業という位置づけですので、福祉のまちづくりという目的、視点から、必要性、効果性等を判断して決めたいと思っています。
 それから、2つ目の、今112事業入っていますけれども、その中に抜けている事業をどうしていくかということですけれども、この計画自体は平成25年までです。平成25年のときに次期計画を策定することになりますので、平成24年度にはプレ評価を行わなければいけません。その中で、そういった視点、計画の不足している事業の検討についても考えていきたいと思っております。
○野村会長
 少なくとも112事業に入っていないものについては、必要があれば次期の推進計画に入るようなタイミングを必ず考えてくださいと、こういう趣旨でよろしいですよね。
 ほかにいかがでしょうか。
○高橋(儀)委員
 今、越智委員さんがおっしゃった質問に、ちょっと関連した質問ですけれども、調整されて10に選定されていくわけですけれども、それについて、その後、この事業を都民評価に回していいかどうかという最終的なところに行くまでの意見交換の場というのは、どこかであるのでしょうか。あるいは、そのときには評価機関で、10がすべて決定になってしまうのか、それとも10として、こういう理由で10を対象に抽出しましたというところに対して、この専門部会なり、協議会なりで意見を出すことが可能かどうか、そういう質問です。
○野村会長
 最終的な絞り込みをどうするかということですけれども。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 推進協から意見具申という形で御意見をいただきますけれども、庁内の、先ほど言いましたように112事業を所管している局で構成されている委員会においても都民評価の対象事業について検討し案を出してまいります。最終的には、庁内の委員会と、この推進協の専門部会との意見調整をしていきたいと思っていますので、庁内で行った会議での報告という形で、この委員会のほうにフィードバックしていきたいと思っております。

○野村会長
 ほかにいかがでしょうか。
○坂巻委員
 ちょっと今の確認です。そうすると、10事業を選ぶのは庁内の委員会と、それからこの委員会で調整して10選ぶということですか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 調整をさせていただくとお話ししましたけれども、最終的には庁内の評価委員会で決定したいと思っています。
○坂巻委員
 10に絞った理由というのは何かありますか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 やはり物理的な作業といいますか、今日、実際に1つの事業について評価をしていただきますけれども、書面での評価と実際に現場を見る場合と、かなりの労力がかかりますので、それを考えますと最大でも10事業程度と考えております。正直、20でなくて10の理由は何か、15では駄目なのかといった御意見が出るかもしれませんが、根拠はございませんが、10事業程度と考えておりまして、今後、庁内の委員会とも調整をしながら、10が実際は8になるかもしれないですし、5になるかもしれないですし、場合によっては12になるかもしれない、そういうのを調整していきたいと思っています。
○野村会長
 もう一つ、都民評価と世論調査と(2)のところに書いてあるのですけれども、この都民評価という場合の評価する都民というのは、どういう形で考えておられるのか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 ここの都民評価ですけれども、推進協の専門部会の委員の皆様方を都民の代表と考えて評価していただく。実際、評価を行うのは、先ほど言いましたように五、六人の小規模の評価機関ですけれども、その結果は推進協のほうに報告しまして、皆様の意見をいただくということで、この推進協は都民の代表の方も含まれていらっしゃいますので、都民評価は推進協の委員の皆様の意見と考えております。
○坂巻委員
 それから、評価する場合に、例えば費用対効果などの関係で、かなり情報をきっちりと出していただかないと評価にならないわけで、その部分では、例えばこの事業にはこれだけ予算をかけて、こういう結果が出ましたという情報をしっかり出していただかないと評価しにくい部分もあろうかと思いますので、そのあたりの情報公開をしっかりお願いしたいということを申し上げたいと思います。
 以上です。
○野村会長
 ほかにいかがでしょうか。
○高橋(儀)委員
 今の坂巻先生の御質問の中で、評価機関の位置づけですけれども、この推進協の役割等についての中では、推進協のもとに作業部会ということで評価機関を設置するということですけれども、こういう書き方をされていますが、今の説明ですと、推進協からは独立した形で評価機関が設置されているようにも見受けられるのですけれども、一応都民を代表して、推進協議会から母体を選出するけれども、独立した評価機関として機能して、それを推進協に客観的に意見を言うというように理解していてよろしいのでしょうか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 推進協の専門部会の下に設置する予定ですので、メンバーにつきましては、推進協の中の先生方からも参加していただき、場合によっては、事業によっては、新たな先生も入るような形と考えています。ですので、独立してやるというよりは、推進協の専門部会の下にあって、実際に現場を見たり、書面を評価したりということを取りまとめる部隊と考えております。
○野村会長
 ほかにはいかがでしょうか。
 先ほどのお話によると、10が最大というおっしゃり方と、場合によっては8つ、5つと減ってくるかもしれないということで、そうすると10事業程度という言葉にしておかれておいたほうが、10というふうにやると10選ばなければいけないというイメージが出てしまいますので、少しその辺は皆さんの了解を求めて、一応10事業程度と、ちょっとやわらかい表現のほうがよろしいのかと感じました。
 それから、もう一つは、10事業をこの5年間、要するに推進計画5年間の中で10なのか、1年度ごとに10なのか、多分そういうことはないと思いますけども、それは、この5年間の中に10事業という解釈でよろしいでしょうか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 5カ年で継続的に10程度の事業を見ていきたいと思っております。
○野村会長
 そうすると、事業を選ぶ順番ですよね。例えば、途中で、次の年度はもう少し方針を変えて、こうしたほうがもっといいのではないかというような、全体としては5年計画だけれども単年度事業でできているものも幾つかあるわけですから、そうすると、どういう順番で5年間の間に10事業を選ぶかという、その作業も視野に入れながら、10事業を選んでいただくということを、できたらお願いをしたいと思っています。
 ほかにいかがでしょうか。
○岡部委員
 専門部会というか推進協の下に、この評価機関を置かれるということで、特に異議はございませんが、都民代表ということですと大変幅広い方がおられます。特に事業者サイドは、現在の専門部会の中でもそれなりの各業界の方が入られておられますが、より地域に密着した商売なり、御自分が生活者であり、都民であるという面では、やはり商店街の方々、そういう方々もぜひ意識して都民代表の一人としてメンバーに加えていただくことも大事かなと思っております。

○野村会長
 ありがとうございます。そのことについて、何か事務局では。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 都民代表につきましては、これからどういうメンバーが適切かというのを検討していきたいと思っています。貴重な御意見ありがとうございます。参考にさせていただきます。
○野村会長
 事業の内容に沿って、できるだけふさわしい方を外部から選ぶ場合には、その方をお願いするということで、御理解いただきたいと思います。
 もしよろしければ、次の議題に行きたいのですが、よろしいでしょうか。
 それでは、その次の審議事項、「東京都福祉のまちづくり推進計画のモデル評価について」に移りたいと思います。モデル評価の進め方、方法について、まず事務局から御説明をいただきたいと思います。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 それでは、資料2をご覧いただきたいと思います。「個別事業都民評価票」ということで書いてございます。評価票を検討するに当たり、実際の事業をモデル的に評価してみる必要があるという御意見が委員の皆様方からいただいております。前回も御提案いたしましたけれども、福祉保健局で所管しているユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業をモデル的に評価していただきたいと考えております。
 この事業は、区市町村への補助事業で、実際に事業を実施しているのは区市町村になります。つきまして、この事業の評価の一環として、実際に実施している葛飾区の事業について、現地調査を踏まえて評価をしていただきたいと思っております。
 それで、まず評価票(案)について御説明させていただきます。
 前回の御意見を参考にして、具体的に何に着目して評価するのかがわかるように着眼点を明記した評価票としております。今回、都事業であるユニまち事業を題材に、葛飾区で実施した事例をもとに評価していただきますけれども、こちら記載しておりますように、都の事業目的を理解しているかどうかという視点を含めて評価をしていただきたいと考えております。
 今回、区の事業を評価いたしますけれども、目的は、その評価結果を都の事業、ユニまち事業の計画、企画、進め方等、どこに問題があったのかを分析する資料とすることにありますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、票のところを簡単に御説明したいと思います。
 まず区分で、「計画・企画」の区分がありますけれども、確認事項、着眼点ですけれども、1つ目としては、課題の整理、課題の分析が十分に行われているか。5段階評価で、一番いいのが5ですけれども、評価していただく。コメント欄には、5段階評価だけではあらわせない事項ですとか、補足事項などを自由に記載していただくことにしております。
 2つ目としては、目的を達成するために最適な企画となっているか、ほかに必要な対策はなかったかどうか。
 3つ目としては、事業の計画に当たって、高齢者や障害者も含めた住民の意見を十分に反映させているかという項目について5段階評価とコメント記載をお願いしたいと思っております。
 めくっていただきまして、次が「事業途中」1ということで、事業の途中において事業実績の検証ですとか、環境の変化、住民の意見等を踏まえて、必要な計画の見直しを行っているか、これについても5段階評価で行っていただく。
 そして、「実績」ですが、より多くの都民が成果を享受できる事業となっているか、ハンディキャップを負った人がほかの人と同様に施設を利用し、情報やサービスの提供を受けられる仕組みづくりが推進されたか。適切な受益者負担を求めているかなど、こういった項目について5段階評価とコメントを記載していただくということを考えております。
 3枚目ですけれども、こういった視点による評価を踏まえて、「総合評価」として、この事業は区市町村事業ですので、区市町村が行った取り組み、事業については、後ほど説明しますけれども、都の事業目的に合致した事業と言えるのかどうか、都の目的が生かされていない点、逆に生かされている点があれば、コメント欄に記載していただく。
 そして、メインはこちらです。「総合評価(都事業)」、都の事業として、これは福祉のまちづくりの推進に有効なのか、事業の仕組みは最適なものとなっているのか、ほかに有効な仕組み、不足している仕組みが考えられたら、コメント欄にも記載していただくというようなことを考えております。
 今回、これから葛飾区さんの説明を聞いて、この票に丸を付けたり、コメントを記載していただくことになりますけれども、全部が今日の説明で評価できるものではないと思っています。場合によっては、現地を見て話を聞かないとわからないこともあると思います。本日は、できる範囲の中で実際に評価をしていただきたいと思っております。
 それから、その下の枠で、「その他、整備、施工方法等で気づいた点」ということで書いております。こちらは主に現場調査で気づいた点、例えば手すりの高さ、位置がこうなっているけど、逆にこのほうがよかったのではないかとか、いろいろ気付いたところがあると思います。そちらについては、ここに記載していただきたいと思います。
 下に書いてありますように、この欄に記載していただいた事項については、推進計画の評価とは別に、整備基準の検討ですとか、区市町村や施設整備者への情報提供などに活用させていただきたいと考えております。
 以上が個別事業都民評価票(案)ということで、今回はこの案をもとに、実際に評価をしていただいて、いろいろ御意見をいただけたらと思っております。
 以上です。

○野村会長
 ありがとうございました。
 初めに、私から確認をさせてください。これは、本日の事業説明について、一応それに合わせた形で作成されているのか、これからいろいろな10事業を評価するときに、全部共通なものなのか、もしそれが共通でないとしたならば、これから評価項目というのは一体だれが、いつ作るのか。要するに、評価委員会が事務局と一緒につくるものなのかと思うのです。その辺をまず教えてください。それが第1点。
 第2点目は、一番左側に区分というのがありますが、葛飾区は今年で何年目ですか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 今年度が最終年度です。
○野村会長
 そうすると、「計画・企画」というのは、既にやられているものについての評価、そうすると事業途中というのは今の段階なのか。それから、実績というのは3年終わってないと書けないのかどうか、その辺のことが御説明なかったものですから、補足をしていただけるかなと思います。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 まず1点目の御質問ですけれども、こちらにつきましては、共通の評価項目と考えております。これが、いわゆる基準になってくるものです。これに、ものによってはプラスして確認項目、チェック項目が加わってくるものと考えております。
 事業途中においてということですけれども、例えば単年度の事業もあれば、ユニまち事業のように3年の事業もあります。1年目の事業としても、評価する途中で評価を行っていくと考えております。実績につきましても、単年度事業で1年終わってなくても、その段階で事業のこれまでの実績によって分析した結果、分析しているかどうかというのを、この項目として入れております。
○野村会長
 わかりました。それから、もう一つ、すみません。本日、葛飾区の取組内容についてこれから聞かせていただく中で、幾つかの項目が書けると思いますが、現地を見たときのいろいろな細かい御意見が多分皆さん方から出てくると思います。そうしたものを、1項目の中の1、2、3、4、5の中で全部評価をするということはなかなか難しいので、事業途中の場合には、皆さん方から出てきて細かい意見を、もう少し受けとめるような書き方はないのかと思ったのですが、いかがでしょうか。また、後で検討しておいてくだされば結構ですし、皆さん方からの御意見も聞かなければいけないので。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 御意見ありがとうございます。実際に説明を聞いて、ほかにもいろいろ出てくると思いますので、その御意見をいただいた上で、この様式についても、もうちょっと考えたいと思っています。
○野村会長
 すみません、私から話出して申し訳ないのですが、委員の皆さん方から御意見等ございますか。越智委員。
○越智委員
 意見の前にお願いですけれども、先ほど「ユニまち」という言葉、略語を使いましたけれども、手話通訳が意味をつかめない。余計に混乱しますので、そういうような略語は使わないでいただければと思います。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 申し訳ありません。気をつけます。
○越智委員
 そして、意見といいますか質問ですけれども、「実績」のところで、3つ目のところです。「適切な受益者負担を求めているか」という表現があるのですけれども、これは必要かどうか、ちょっと気にかかります。意図的に入れたのかをお伺いしたいのですけれども。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 意図的に入れたというよりも、事業を行う上で受益者負担について検討すべきと考えておりまして、これは基本的なすべてに共通するテーマとして入れております。
○越智委員
 確かに必要な面もあると思います。けれども、逆に必要ないと言いますか、入れるべきではないと思ったのです。我々で言えば、コミュニケーション支援事業はとるべきではないと思っています。これを入れると、何かとらなくてはいけないのような雰囲気になりますので、表現を変えたほうがいいのではないかと思います。
○坂巻委員
 今、越智さんの話とも関連するのですが、こういうふうに項目で入れてしまうと、ユニバーサルデザインのまちづくりというのは、必ず適切な受益者負担が必要であるというふうに解釈される危険性があるだろうと思うのです。もちろん受益者負担が必要なものもあろうけれども、そうではない公的な責任でやる事業も当然あるわけで、こういうふうに項目を1項目つけて適切な受益者負担を求めているかどうかと聞きますと、ユニバーサルデザインのまちづくり全体に受益者負担という原則が通っているように思われてしまうので、その辺ちょっと工夫ができないかと思うのですけれども。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 今回、すべての事業に共通する項目ということで書きましたけれども、委員がおっしゃるように、全部が当てはまるものもあれば、事業によっては項目的には当てはまらないものも出てくる可能性もありますので、共通項目として残すべきものかどうかというものも含めて、実際に評価をしていただきながら、それも考えたいと思っております。

○野村会長
 そういたしますと、私が最初に申し上げたように、全部に共通のリストというのはとても難しいので、できるのだったら、その項目をたくさん挙げておいて、この事業については、この項目は記入しなくていいとか、そういうような評価票の設計もあるのではないかと思うのです。個々にやることはとても大変だと思いますが、なるべく評価すべき項目は全部挙げておいて、事業ごとに、ここは必要ないというのが、多分そういうほうがいいのかなと思いました。
○斉藤委員
 この確認項目と5段階評価を見ていましたら、学生時代の通信簿、通知表を思い出しまして、通信簿もこういうふうにはっきり分けられるのですけれども、だけども目立たないけれども、目立ちにくいけれども大切なものもあると思うので、そこのところが埋もれて消えてしまっては大変惜しいのではないかと思います。はっきり表面化でわかるものもあるけれども、目立たないけれども大事なものもある、それをなるべく取りこぼさないようにしていただけないかと思っております。
 自分の小学校のときの通信簿のことを思い出しまして、1、2、3、4、5の評価だったのですけれども、そこに例えば国語に3がついていたとしますね。3がついていて、右斜めに小さい丸がついていたりするのです。小さい丸が右上についているものは、「先生、これは何でしょうか」と言ったら、もうちょっと努力したら、もう1段階上に行ける、つまり3だったら、もうちょっと努力したら4にいけるんだよという意味だよと言われて、それで私はとてもうれしくなったことがあります。どうしてかというと、小さい丸がちょこちょこついていたので、すごくやる気が出てきたので、それを思い出しました。
○野村会長
 ありがとうございました。今、斉藤さんがおっしゃられたことは、コメントの中に書こうと思えば書けるのですが、自分が書きたい項目がない場合は、フリーアンサーで書き入れられるような表のつくり方もあるのではないかと、なるべく柔軟性を持った形でつくって、広く皆さんの意見が記入できるようなもののほうが、意味があるのかなと思いました。
○斉藤委員
 ただコメントというふうに、漠然とこういうふうに、ぼかっとなっていると、記入する側としては、これは自由でいっぱい書けるような気がするけども、実は大変書きにくいという面もあります。
○野村会長
 それはどうすればいいでしょう。
○斉藤委員
 どうしたらいいのか……。
○野村会長
 今井委員、どうぞ。
○今井委員
 私も斉藤さんの意見に賛成でして、単にコメントを記入してくださいと言われると、書く方は何を書いていいのか困る可能性があります。最初は委員の中で実施するので、聞いたりできるのですけれども、おいおいいろいろな人に使っていただく際に、解釈が分かれる可能性があると思います。ですので、例えば整理といってもどういう着眼点で整理されていればよいかを示す必要があります。例えば、自分がわかりやすければ整理されていると判断するとか、何かの分類基準があってそれに沿って整理されていれば整理されていると判断するとか、どういうところを基準に考えればいいというのを明示する必要があると思います。
 また、評価結果も、だれにとってどういう効果があったかがわかるようにする必要があると思います。例えば、自分にとって使いやすいかという視点での評価や、車いすユーザーにとって、これはきちんと使えるようになっているという評価の場合もあると思います。だれにとってどういう効果があったかがわかるような書き方をすると考えやすいと思います。また、多様なユーザーにとっての効果を表で一覧にできるようにすれば、考慮すべきユーザーに漏れがないかどうかというのも発見できるようになると思います。
 もう一つ、別件ですけれども、ここは課題の整理というところから計画が入っているのですけれども、課題が住民のニーズに合っているかという点がどこかに入っているか、どこに書くべきなのかを、教えていただきたいと思います。
 以上です。
○野村会長
 ありがとうございます。一番最後の住民のニーズに合っているかどうかということは、どこで受けとめたらいいのでしょうか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 3つ目ですけれども、「事業の計画にあたって、高齢者、障害者を含めた住民の意見を十分に反映させているか」、この中で住民のニーズに合った課題を選出して、計画しているかどうかというのを見ていただきたいと考えております。
○野村会長
 岩田委員、どうぞ。
○岩田委員
 これまでの委員の皆様の意見とちょっと関連することですが、まず5段階評価につきましては、私も常識的に言えば1、2、3、4、5の順番で、5が一番すぐれているとはとらなければいけないと思うのですけれども、パッとこの数字だけをここに出してあると、もしかしたら一番いいのが1かしらと思う人もいるかもしれませんので、例えば、1は「そう思わない」、2が「ややそう思う」とか、例えば5が「特にそう思う」みたいな、そういう言葉の表現を加えてあると評価がしやすいかなと。3と4との違いは一体何だろうと、ちょっと思ったりするものですから、その辺の表現をしていただけるといいなと思います。
 それから、2つ目ですけれども、先ほどから出ています「適切な受益者負担を求めているか」という、この質問項目ですけれども、これは答えるほうも大変困ると思うのです。じゃ、このサービスが、例えば無料だったとすると、ほんとうはうれしいから5をつけたいのですけれども、でも受益者負担を求めているかというと、求めていないから、じゃ、1なのかしらというふうに思いまして、やはり評価するほうも迷うような質問だと思います。もし、この項目を残すとすれば、受益者負担が適切化とか、そういう表現ならまだいいかもしれないのですけど、「求めているか」という表現は、ここはまずいのではないかと思いました。
 以上です。

○野村会長
 ありがとうございました。桜井委員、お願いします。
○桜井委員
 かなり重複する部分もあるのですが、確認項目の中の基準がとてもわかりにくい。見えない部分があります。例えば、「計画・企画」の段階で、「費用対効果を十分に検証した計画となっているか」とあるのですが、これは何か算出のためのガイドラインとか費用対効果の範囲が具体的にあるのでしょうか?
 よく国交省ですとか、公園緑地関係だと、こういうビーバイシーのものは1.0だったらオーケーとか、基準をもって必ずやっていますので、福祉の場面でどういうふうなガイドラインがあるのか、ないのかということを教えていただきたいと思っております。
 あと、それに関連してですが、2つ目として、課題は十分に解消されたか、事業の実績を分析しているのかという問題についても、基準を施設の利用者数の把握にするのか、それとも満足度にするのか?そういうところが示されていないと、5段階評価も、なかなか丸がしづらいかなと思っております。
 以上です。
○野村会長
 ありがとうございました。岩田さんの御意見については、この票の下に、5は何を意味する、4は何を意味すると、下に1行入れれば、今の5段階評価の枠は変えなくて済みますので、それをぜひお願いしたいと思います。
 実は、まだ皆さん方からいろいろと御意見があるように思いますが、後の時間の都合もありまして、コメントがあれば、紙に書いて、後で事務局にお渡しするか、メールでお知らせするか、ちょっと考えてほしいと思います。
 本日は葛飾区の方にわざわざおいでいただいております。それで、時間もちょっと超過しておりますので、大変恐縮ですが、その次の議題に入らせていただきたいと思います。
 まずは、資料3について、事務局から御説明をいただきたいと思います。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 それでは、都民評価の票につきましては、たたき台ですので後で皆さんからたくさんの御意見をいただきたいと思います。
 それでは、資料3ですけれども、こちらユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業に関連して、事業の説明とこの事業に対して行政が行ったモデル評価について説明したいと思っております。
 この評価票につきましては、前回の専門部会でもお出ししたものと全く同じです。この評価票自体は、庁内の委員会でこれから項目等を検討していくことになります。本日は、前回の会議でも使用した事務局(案)の様式に基づいて、ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業の説明を、まずさせていただきます。その後、葛飾区さんの報告を聞きたいと思っております。
 では、まず事業名「ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業」、所管部署は福祉保健局です。
 この事業の目的は、不特定かつ多数の人によって利用される頻度が高い駅ですとか、駅前広場、商店街、公共施設などの、こういった施設が集中している地域のうち、一定の区域、区市町村が指定した一定の区域において、都民や事業者及び行政が協働して行う福祉のまちづくり、先駆的に取り組む区市町村を支援する事業でございます。
 この事業によりまして、ユニバーサルデザインの視点から福祉のまちづくりの取り組みを全都的に広げていきまして、もてなしの精神、思いやりの心に満ちた大都市東京を実現するということを目的に、この事業を平成19年度から行っております。
 将来像のところに書きましたけれども、この事業の実施によりました住民参加型のハード、ソフト、両面にわたる取り組みのノウハウを生かしまして、各区市町村が自主的にユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業を行った地域以外のところにも取り組みをどんどん進めていっていただいて、それが広がると全都的にユニバーサルデザインのまちづくりが推進されるということを目標にしております。
 事業の概要のところをご覧いただきたいのですけれども、実施主体は区市町村。区市町村と東京都の関係をここに図で示しておりますけれども、区市町村においてユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業の基本計画を策定していただきまして、それを東京都のほうに申請していただく。都の選定委員会で、この計画について区からプレゼンテーションを行っていただき、ふさわしい事業と認定されたものについて地区を指定しまして、事業スタートとなるということでございます。区市町村は基本計画に基づいて事業を実施していただくと。東京都は、補助金の交付によって、これらの取り組みを支援するということで、事業期間3年間の事業となっております。
 後ろをめくっていただきまして、実績が書いてございますけれども、その下に評価ということで票をまとめております。いろいろ御意見等があろうかと思いますが、案として東京都の所管である福祉保健局で考えている評価ということで、この事業に対する評価を考えたものが、こちらです。必要性、効果性、公平性、それから総合評価という、この4つの項目で評価を行っております。
 まず、ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業の必要性につきましては、地域住民のニーズを踏まえた都民、事業者及び行政の協働の仕組みが、この福祉のまちづくりにおいては欠かせないということで、その取り組みを先駆的に行う区市町村を東京都が支援する必要性はあると評価しております。
 それから、効果性につきましては、実際に事業を実施した地区の活性化ももちろんありますし、そのノウハウを生かして、ほかの地域への波及効果も期待できるということで、効果はあると評価しております。
 それから、公平性につきましては、駅や商店街などの不特定多数の方が利用する、そういった地区を対象としておりますので、一定の公平性はあると考えております。
 そして、最終的に総合評価としまして、この事業を継続して実施するとともに、取り組み実績の紹介などを通じて、地区数の拡大を図って、全都的にユニバーサルデザインのまちづくりの気運を高めていくということで評価しております。
 この評価の内容につきまして御意見をいただきますが、実際には庁内の委員会で考えていきたいと思っております。
 参考資料2としまして、「ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業」、これは事業内容の説明資料を書いたものです。今、簡単に御説明した内容をもう少し詳しく書いたものが、こちらになっておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。
 それでは、実際に区市町村がどのような事業を実施しているかということで、本日ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業の地区指定を受けて、平成19年度からこの事業を実施している葛飾区の事業説明をお願いしたいと思います。
 葛飾区の地域振興部産業経済課から柴又地区の事業の説明をお願いしたいと思います。準備がありますので少々お待ちください。

○野村会長
 それでは、準備のできる間、本日はお忙しいところ、わざわざ私どもの委員会に来てくださいまして、ありがとうございました。お話でおわかりのように、この推進協議会第7期の後期の一番大きな目標は、福祉のまちづくり事業の評価をどうやってするかということでございます。今お話をお聞きになっていて、評価の手法も、まだガタガタしている段階で、大変恐縮ですが、ひとつ葛飾区の取り組んだ内容を御説明いただき、私どもの研究の参考に是非させていただきたいと思います。
 また、いずれ区に見学をさせていただきますので、そのときの予備知識を兼ねるということもありますので、ひとつよろしくお願いいたします。
 それから、これからの司会は、部会長の川内さんにお返しをいたしますので、よろしくお願いします。
○川内部会長
 すみません、遅刻してしまいました。言いわけはいっぱいありますが、できないので、葛飾区さん、それでは御説明よろしくお願いします。
○葛飾区
 それでは、葛飾区でのユニバーサルデザインのまちづくり、「葛飾柴又 心優しいもてなしのまちづくり」の取り組みについて、御紹介させていただきます。
 葛飾区では、平成19年7月に葛飾区ユニバーサルデザイン推進指針を策定して、ユニバーサルデザインの考え方に基づくまちづくりを推進していくことを、区の基本的な方針として掲げております。
 葛飾区では、この具体的な取り組み対象地域として、今回、柴又地域を選定させていただきました。その理由としては、柴又が「男はつらいよ」の映画の舞台となったところで、現代では失われつつある人情や優しさが残るまちとしてのイメージが定着していることや、高齢者、障害者、子供、外国人などのさまざまな方々が訪れる観光地であることから、ユニバーサルデザインのまちづくりを行うことで、より一層まちの魅力を高め、地域の活性化が図られるのではないかと考えたからです。
 そして、まちづくりのテーマを「寅さんのやさしさを体験するまち」として、計画名称を「葛飾柴又・心優しいもてなしのまちづくり」と名付けました。
 葛飾におけるユニバーサルデザインのまちづくりを進めるに当たって、葛飾区では目指すべき方向性を6つ定めさせていただきました。「自然災害や事故・犯罪から守る安心・安全なまち」「もてなしの心、思いやりの心が表れた、快適で楽しいまち」「地域らしさ、地域の豊かさを活かし、地元が主導する活き活きした福祉と観光のまち」「地域住民と来訪者が交流する、ふれあいのまち」「人々が社会活動や趣味活動など積極的に参加する生きがいのあるまち」「人々が共生するまち」、これらを基本的方向性として考えて、事業を進めることといたしました。
 まちづくりの進め方としては、ユニバーサルデザイン7原則にのっとり、「安心・安全」「住みよいまち」をキーワードに安心・安全拠点の整備を、「もてなしのこころ」「観光のまち」をキーワードに回遊拠点の整備を、「思いやり・やさしさ」「人情のまちを」キーワードに交流拠点の整備を行うと組み立てました。
 整備対象区域については、柴又観光の中心地である帝釈天、山本亭、寅さん記念館を含む東京都指定の街並み景観重点地区に準拠し、人の流れが多い矢切の渡しや大型バス駐車場のある河川敷部分を加えた地域を整備対象区域といたしました。
 まず、事業を進めるに当たり、観光地としての特徴を備える柴又のまちに、ユニバーサルデザインの視点からどのような課題があるかという課題の洗い出しを行いました。地域全体の課題として、ホームページや情報冊子など、幅広く柴又のまちを紹介する情報案内サービス機能が乏しいということが、まずありました。また、案内板など、訪れた方々に対する情報案内サービス機能が乏しい、高齢者の方々が多く訪れる場所であるにもかかわらず、無料で休憩できる場所が少ないということもありました。
 また、画面上、点で示されている道路ですが、ここは観光スポットである帝釈天から矢切の渡しに向かう回遊路となっておりまして、歩行者の通行量が多い道路ですけれども、歩道の勾配がきついということもあります。
 また、帝釈天の向かい側にある公衆トイレですけれども、設備が古いため手すりなどがないなど、高齢者の方々が安心して利用できない状況にありました。
 また、先ほど申しましたけれども、地域全体に無料で休憩できる場所が少ないとか、イベントを行う場所が不足しているという問題も存在していました。
 ほかにも観光施設において、高齢者や障害者の方が円滑に観覧できる環境が整っていないことですとか、江戸川の土手には散策の合間に人々が憩える場所が不足していたりなどの課題が存在していました。
 こうした課題を解決していくために、平成19年度から平成21年度の3カ年計画でまちづくりを進めていくことといたしました。具体的計画といたしましては、平成19年度には観光ガイドマップの外国語併記版の作成、観光ホームページのリニューアルを、平成20年度、21年度には、安心安全拠点の整備として、地区全体のサイン整備、災害時対応整備としてのスーパー防犯灯の設置、先ほど見ていただいた道路になりますが、柴又7丁目の歩道整備、休憩避難所の整備として、寅さん記念館、光庭への開閉式屋根取りつけなどを行いまして、回遊拠点の整備としてはサイクリングコースの整備、またサイクリングコースの拠点整備、観光施設のユニバーサルデザイン整備などを行い、交流拠点の整備としてはイベントを行うということを計画いたしました。
 また、これらの整備事業を支える仕組みとして、ワークショップによる人づくりを行っていくということも計画をいたしました。ただし、当初計画していたものの中で、災害時対応整備として行う予定でおりましたスーパー防犯灯の設置につきましては、警察との連携ですとか、メンテナンスに多額の費用がかかるという問題点があることがわかりましたので、計画を変更させていただきまして、柴又公園周辺に防犯カメラを設置するということで、地域の防犯対策の強化を図っていくということへと計画の変更をさせていただきました。
 また、サイクリングコースの整備を当初計画しておりましたが、これは幅員の改修ということを計画していたのですけれども、江戸川堤防の改修工事が平成23年度に予定されているということで、この際に同時に行わせていただこうということで、今回のユニバーサルデザインの事業としては見送ることといたしました。
 続きまして、事業実績ですけれども、平成19年度は地域全体における情報案内サービスの機能が乏しいという課題の解決を図るために、これまで日本語のみで表記していた観光ガイドマップを、英語、韓国語、中国語の3カ国語を併記した、新たな観光ガイドマップへとリニューアルいたしました。また、観光ホームページについても、アクセシビリティーに配慮して、よりわかりやすく、かつ情報更新がしやすいものへとリニューアルを行いました。
 平成20年度については、安心安全拠点の整備として、地区全体のサイン整備、柴又7丁目歩道勾配改善工事の設計、山本亭通路のバリアフリー化、観光文化センターのオーニング整備、柴又公衆便所の改修、回遊拠点の整備としてサイクリングコースの拠点整備としてのオープンカフェ事業、音声ガイドの設置事業、交流拠点の整備として交流イベントの開催を行いました。

 各事業について、少し詳しく説明をさせていただきます。
 地区全体のサイン整備では、これまで設置されていた案内板が、デザインが不統一で、かつ日本語表記のみであるなどの課題がありまして、情報案内サービス機能としては弱いという面がありました。今回のサイン整備では、デザインの統一を図りまして、視認性を高めることができました。
 また、これまで日本語のみによる表記から、英語、韓国語、中国語併記へと改め、外国人の方々も情報を入手して、まち歩きを安心して楽しめる環境を整えることができたと思っております。
 また、単に道案内をする機能だけではなくて、柴又のまちの魅力を感覚的に伝えることができるように、柴又の歳時記をモチーフにしたオブジェ入りの小箱ですとか、寅さん映画のセリフを案内板に取り入れまして、人に優しいまちとしての柴又のまちの魅力を感じてもらえるような工夫をいたしました。案内板の地図には、ピクトグラム、外国語を併記しました。
 また、まちの課題として、休憩スペースが少ないという課題が挙げられておりましたので、休憩用のベンチを設置したものも幾つか整備いたしまして、休憩場所の確保にも努めました。
 さらに、情報発信機能の強化を図るために、案内板にさらに掲示板も設置するというようなものも設置させていただきました。
 地図の設置された案内板と、単純な誘導柱などを合わせまして、地域全体に14基整備をいたしました。
 次に、柴又7丁目歩道勾配改善工事の設計についてですが、この道路は柴又帝釈天から矢切の渡しに続く回遊路で、歩道には多くの観光客の方が通行しております。車道は、江戸川河川敷にある公共駐車場への導入路線でもあるということから、観光バスなども走行する交通量の多い道路となっております。ですが、これまで歩道の勾配がきついですとか、歩道が狭いということから、車いすの利用者を初めとして、歩行者が安心して通行できる状況ではないという課題がありました。
 今回の設計では、車道の線形を改良いたしまして、勾配を緩やかにするとともに歩道を広くし、安全な歩行空間を確保するような設計を行いました。なお、工事は今年度実施をいたします。
 続いて、山本亭通路のバリアフリー化ですが、山本亭は東京都の歴史的建造物にも選定されている大正末期の建物でして、和風庭園は外国の雑誌でも高く評価されている施設です。隣接する観光文化センター、通称寅さん記念館と一体となりまして、柴又の観光拠点施設として機能しているところです。観光客の方は、寅さん記念館と山本亭を合わせて見学されることが多く、隣接する寅さん記念館へは、この施設の庭園通路を通って行かれることが多い。回遊路として機能している場所になっております。この通路自体が石畳で、でこぼこが大きく、足元が滑りやすく危険であったり、車いすでの通行が難しいという課題がありました。
 今回の整備では、入り口スロープに手すりを設置するとともに、通路の石畳のでこぼこを平らにして、通路の幅を広げる工事を行うなど、車いすの方や高齢者の方などが安心して通行できる通路へと整備を行いました。
 次に、観光文化センター、寅さん記念館の光庭へのオーニング取りつけですが、ここは展示施設ですけれども、真ん中がフリースペースの光庭という吹き抜け空間になっております。この吹き抜け空間であります光庭に開閉式のオーニングを取りつけました。先ほども述べましたけれども、この地区全体の課題として、無料で休憩できる場所が少ないということや、観光地としてイベントなどを行いたいと思っても、多くの人が集ってイベントを実施できる場所が不足しているという点があったのですけれども、今回この開閉式のオーニングを取りつけたことで、雨天時でもイベントを開催できるようになりました。また、休憩スペースとしての機能の向上を図ることができたと思っております。
 このオーニングを設置したことで、先日も、これまで雨天時のことが心配されまして、やりたいと思いながら、なかなか開催することができませんでした映画会、光庭を活用しての映画会を開催することができました。また、雨天時には中止せざるを得なかったイベントなども確実に開催することができるようになって、地域の交流拠点としての施設の活用範囲が広がったと考えています。
 あと、下に出ております柴又公衆便所の改修ですけれども、ここの公衆便所は柴又帝釈天の正面に位置しておりまして、多くの方々が利用されているトイレです。今まで身障者用のトイレはありましたが、一般のブースには和式便器しかなかったということで、高齢者の方などには使いにくいトイレでした。
 このトイレの個室に手すりを設置しまして、トイレブースの拡張を行うとともに、和式便器の一部を洋式化して、使いやすい形へと改修を行いました。
 回遊拠点の整備では、江戸川堤防のサイクリングコースの拠点整備ということで、オープンカフェ事業を開始いたしました。江戸川堤防は、サイクリングコースが整備されていまして、多くの自転車利用者に利用をされています。また、江戸川河川敷ではスポーツ利用が盛んで、河川敷の公共駐車場は観光バスの駐車場として利用されておりますので、この場所には多くの人々の往来があります。にもかかわらず、これまでこの空間には人々が憩える場所が不足しておりました。せっかく景色も非常に美しい場所ですけれども、景色を眺めて散策の合間にゆったりと憩える場所が、これまではなかったということで、この空間の快適性を高めることができるのではないかと考えまして、オープンカフェ事業を実施することとしました。
 オープンカフェ事業は、車両は区が用意をいたしまして、運営そのものは、地元の特定非営利活動法人が飲み物や飲食などの販売を行う仕組みで実施をさせていただいております。現在は土曜と日曜及び祝日のみの営業ではございますが、営業時にはテーブル、いすを設置いたしまして、サイクリングコースの拠点として、また休憩スペースとしても活用されております。
 続いて、音声ガイドの設置ですが、柴又には帝釈天や参道、矢切の渡しを初めとしまして、さらには寅さん記念館、山本亭など、幾つかの観光スポットがございます。こうした観光スポットには、これまで案内機能が不足していたり、外国人の方々への対応ができていないという、快適に回遊を楽しむ環境が整っていないという問題がありました。こうした課題を解決するために、今回、子供から高齢者、外国人の方々などが柴又の回遊を楽しんでいただけるようにということで、音声ガイドを設置させていただきました。
 音声ガイドを導入するに当たりましては、どのようなタイプの機器を導入するかということで検討させていただきましたが、操作が簡単であるという点を重視いたしまして、タッチペン型タイプのものを導入いたしました。この音声ガイドは、下敷き状のマップの説明ポイントをタッチペンでタッチすると、そこの施設等の説明が流れるという形態のものです。柴又のまち全体のものと、あと観光文化センター内の展示施設用の2種類を用意しています。このペン1本で、日本語のほか英語、中国語、韓国語に対応することができまして、外国人の方々にも柴又観光を楽しんでいただける環境を整えることができました。
 交流拠点の整備ということでは、地域の方々と観光客との交流を目的としたイベントを開催し、地域住民と観光客の交流を促進しまして、にぎわいの創出をいたしました。イベントの内容は、先ほども出てまいりましたが、観光文化センターの光庭でフリーマーケットを開催いたしまして、同時にユニバーサルデザインのまちづくりについての講演会、ユニバーサルデザインの取り組みを紹介するパネル展を開催いたしまして、ユニバーサルデザインの普及啓発も行いました。当日は、たくさんのお客様がお越しになりまして、大変なにぎわいでした。

 次に、ワークショップの取り組みですが、今までのさまざまな事業を支えるまちづくり、人づくりの仕組みとして、地元の方々や障害者の方々をメンバーとしたワークショップを昨年5回開催いたしました。昨年度のワークショップでは、ユニバーサルデザインの視点でまちを見つめ、まちづくりについての検討を行いました。まち歩きを行い、まちの中に存在する具体的な問題点の発見を行って、後半は具体的な問題点であるサイン整備についてメンバーで討議を行いました。
 このワークショップの中で、歩行者の安全確保について意見があった観光文化センターと山本亭周辺の2カ所については、警察に要請を行いまして、結果として2カ所、横断歩道が設置されました。地域の安全性が向上したと考えております。
 昨年度は、テーマがハード面を中心としたものとなりましたが、今年度はおもてなしの心を表現するために、高齢者、障害者、外国人の方々にどう対応していったらよいかなど、ソフト面を中心としたワークショップを行いたいと考えております。
 平成19年度、20年度の事業マップというものを作成してみましたが、これは先ほど冒頭お示ししました課題マップに対応する形で、19年度、20年度どのように事業が進んでいったかということを地図上に落とし込ませていただいたものです。
 続いて、今年度の事業予定ですけれども、柴又観光の入り口であります柴又駅前広場に情報機能や休憩できるスペースが不足しているという課題を解決するために、柴又駅前広場に観光案内板と休憩スペースの整備を行いたいと考えております。
 また、20年度に設計を行った柴又7丁目歩道勾配改善工事の実施、地域の防犯対策の強化として、柴又公園周辺に防犯カメラの設置を行います。さらに、前年に引き続きまして、サイクリングロードの拠点整備として、オープンカフェ事業を実施しております。回遊拠点の整備としては、観光文化センター、山本亭の施設内の案内板等を外国語併記として、かつ、より見やすくわかりやすいものへとリニューアルを行いたいと考えております。同時に、施設のパンフレット、ホームページについても外国語に対応したものにリニューアルを図ってまいります。
 また、高齢者、外国人の方々などに使いやすいように、今トイレ一部洋式ですけれども、さらに洋式の個数を増やしていきたいと考えております。
 交流拠点の整備としては、前年度に引き続きイベントを開催して、にぎわいづくりとユニバーサルデザインについての普及啓発に努めてまいります。
 また、これらを支える仕組みづくりとして、人づくりを行うためにワークショップも開催をしてまいります。
 以上が今年度の事業予定です。
 ユニバーサルデザイン化推進事業終了時の事業予想マップは、先ほどの平成19年度、20年度の事業マップに、さらに今年度の実施予定事業を重ねまして、3カ年のまちづくり終了時点での事業実施状況を課題マップに対応した形で落とし込みをいたしました。
 かかった経費についてですけれども、平成19年度の事業費は485万4000円、20年度の事業費は1億1355万1000円、平成21年度、今年度は予算額となりますが、1億1594万9000円、3カ年の事業費総額は2億3435万4000円となっております。
 最後に、これまでの事業に対する地域及び葛飾区の評価でございますが、地域の評価としては、サインは視認性が高く、柴又の地域を象徴するデザインのもので統一されたということで、わかりやすくなったと言っていただいております。
 サインや音声ガイドが外国語に対応していることで、観光地として外国人観光客の誘客への気運が高まってきているということもあるかと思います。
 観光文化センターの光庭へのオーニングの設置によって、地域における交流イベントを確実に実施できるようになった。街並み景観づくりと一体となって、まちの魅力を向上することができたということで、門前の商店街の皆様の話ですと、売上が増加していると。観光客が増えているというお話をいただいております。
 葛飾区の評価ですが、障害者や高齢者、外国人など、さまざまな来訪客が快適に過ごせる環境整備を進めることができて、観光地柴又としてのもてなしの心を一定程度表現できたのではないかと考えております。人に優しいまちとして柴又のイメージアップが図られている。ユニバーサルデザインを推進していく人づくりを進めることができた。地域の安全性が高まり、住民の方々が安心安全に暮らせるまちづくりができるようになった。地域住民と観光客の交流が促進され、人情のまちらしいにぎわいづくりに寄与しているという評価をさせていただいております。
 以上、簡単ではございますが、葛飾区でのユニバーサルデザインのまちづくりについて、御紹介をさせていただきました。御清聴ありがとうございました。

○川内部会長
 ありがとうございました。
 先ほど、葛飾区の説明に入る前に、東京都のほうからは東京都の福祉のまちづくり事業全体の評価に対するお話がありました。それから、今、葛飾区からは柴又地区の事業について説明がありましたけれども、これらを聞いて、そして実際の評価というのは資料2にある評価票に記入しながら評価をしていくということになります。実際に記入作業を今してみてください。その作業の中で、こういうことをもうちょっと聞きたいとか、この評価票そのものが少し扱いにくいとか、そういう意見を出していただければと思います。
 その前に、事務局から補足があるのですか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 本日は葛飾区、産業経済課から御出席ということで御説明いただいております。それで、例えば土木工事の技法等の技術的な御質問がもしありましても、本日はお答えのほうは難しくなっておりまして、後日、御回答させていただくものもあるかと思いますので、その点は御了承いただきたいと思います。よろしくお願いします。
○川内部会長
 私のほうから葛飾区さんにお伺いしたいのですが、ユニバーサルデザインのワークショップというのを開催されていると。それで、去年はハード中心で、今年はソフト中心にやっていきたいということをお話しされましたけれども、それと例えば今お話しされたサイン整備だとか、オーニングの取り付けだとか、いろいろな事業をやられていますが、ここでは市民というのはどういうかかわりを持ったのでしょうか。そのあたり、ちょっと御説明いただけますか。
○葛飾区
 まず、昨年度はまち歩きを実施させていただきまして、具体的にここに休憩場所があったらいいとか、そういったまちづくりについての御意見をいただきました。
 さらに、ワークショップ5回ということで回数が限られておりますので、具体的な取り組みとしてはサイン整備に一つテーマを絞らせていただいて、後半については、サイン整備について皆様の意見をちょうだいしながら、サインそのものの整備を進めていったという経緯がございます。
○川内部会長
 ありがとうございます。ということは、ほかの事業については、例えば公衆便所の改修とか歩道の改修というのは、これには特に市民は直接かかわってないということですか。
○葛飾区
 整備そのものに直接の御意見をいただくということは、ワークショップの中では行っていません。
○川内部会長
 最初の問題点の拾い出しというかかわりだったわけですね。
○葛飾区
 はい、そうです。
○川内部会長
 わかりました。
 ほかに何か御意見とかありますでしょうか。
○坂巻委員
 ちょっと伺いたいのだけど、山本亭の通路のバリアフリー化、ビフォー、アフターの写真が載っています。これは非常に難しい問題だと思うけど、文化財であるとか、あるいは歴史的な建造物をユニバーサルという形で現代風に変えてしまうという、どこまで変えることが可能かということにつながってくると思うのですが、例えば工事前は石畳になって、これは多分芝生か何かで、昔はこういう形で歩いていたところが、今はコンクリートか何かで舗装になってしまっている、イメージが全く変わってしまっているのです。このあたりを議論されたのかどうか。どこまでこういう改造が許されるのかということについて、やはりユニバーサルだから何でもだれでもいけるんだから、全部取っ払っちゃえみたいな発想になってしまうと、また問題があろうかと思うので、そのあたり、議論されたのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。
○葛飾区
 私ども、今回ユニバーサルデザインのまちづくりを進めるに当たりまして、これは地域の皆様からの御要望でもあったのですけれども、先ほど街並み景観重点地域に指定されていますと話をさせていただきましたが、そういった街並み、景観、これまでの柴又の街並みのよさというものを、やはり残しつつ、さらにそこにユニバーサルデザインの考え方を付加することによって快適性を増すということを第一に考えて進めさせていただきましたので、例えばサインについても、なるたけ景観に溶け込んだもの。今、具体的な御質問のありました山本亭の通路ですけれども、現場を見ていただければわかるかと思いますが、実際にもともとあった敷石の素材を生かしながら、凸凹の部分を平らにしたという形で、全く別のコンクリート舗装をしてしまって、風合いを損ねてしまうということは行っておりません。
○川内部会長
 高橋委員、どうぞ。

○高橋(儀)委員
 丁寧な御説明ありがとうございました。
 何点かあるのですけれども、これは言いにくいのですけれども、一番大きな質問は、たくさんある事業というのは、東京都の補助事業、ユニバーサルデザイン福祉のまちづくり事業を持ち込まないとできない事業だったのかどうかということです。いろんな各部門が、各部局が、本来かかわらなければいけないような事業でもあるような気がいたします。まちづくり、歩道整備、それから公共整備、あるいはトイレといったようなもの、あるいはサイン計画についても、それぞれの部局で、本来でしたら、ある一定の期間を計画を立てながらやらなければいけないのですけれども、なぜこのユニバーサルデザインの補助事業を活用したのか。財源確保というだけではないと思うのですけれども、そこのところが、これから都が展開するとき、とても重要になるかと思っています。これはコメント的なところでもあるのですけれども。
 それから、この事業をやって3年目になりますけれども、区側のそれぞれの部門がどんなふうに変化したのか。それから、区民の方々がどういうふうに変わっていったのかというのが、とても事業としては大きな要素になってくると思いますけれども、これはほかの自治体でもそうですけれども、やっぱりUDの事業を取り込む一番大きなねらいは、区の職員、当該自治体の職員がどんなふうに区民に対して接していくのかということが重要なポイントになっているのですけれども、そのあたりを少し出していく必要があるのではないか。
 それから、3つ目は、これを得て、どの補助事業の評価を区側でどういうふうに見るかということもあるかと思っています。区だけの評価、あるいは地域の評価ということだけではなしに。
 それから、最後に、事業の中でなかなか乳幼児といったものは見えていないのです。このあたりについて恐らく対応しているのだろうと思いますけれども、高齢の方、あるいは障害を持っている方だけではなく、もう少し幅広い領域について展開というか、説明の資料としてあったほうが、なおよろしいのではないかと思います。個別の工事の進め方については質問はしませんけれども。
 以上でございます。
○川内部会長
 非常に答えにくい難しい質問ばかりだと思いますが、お答えいただけますでしょうか。
○葛飾区
 まず、なぜ補助事業を活用したのかという冒頭の御質問だったと思うのですけれども、当然さまざまな課題につきましては、それぞれ個別に解決をしていくべき問題として、葛飾区としてはとらえておりました。ただ、財源といいますか、財政的な問題もありますので、それは実際に今回のユニバーサルの補助金がなければ、やはり時間をかけて各部署がそれぞれの個別の計画の中でやっていったであろうと思います。ですので、それが今のような短い時間の中で、このような形で整備できたかというと、それは多分難しかったのではないかと考えます。
 かつ、やはり一体的な整備ということで、各課のほうで一定程度の連携を図りながら、先ほどの山本亭の通路のバリアフリー化につきましても、山本亭は観光施設で、私ども産業経済課が所管している施設ではございますけれども、実際の工事をしたのは公園課という施設になっておりまして、この工事に当たっても、先ほども回答させていただきましたが、山本亭という施設はこういう施設なので、バリアフリー化を行う際にも、やはりこれまでの建物の魅力であるとか、施設の魅力というものを失わないで是非やっていただきたいということで、連絡調整等をさせていただきながら進めることができましたので、それは今回の補助金を使わせていただいたことで、非常に一体的な整備をさせていただくことができたと思っているところです。
 あと、2番目の御質問ですけれども、この事業に取り組んだことによって、各所管の職員の意識の変化であるとか、区民の方々の意識の変化はあったかということだったかと思いますけれども、葛飾区としては、先ほど申し上げましたように、ユニバーサルデザイン推進指針というものを掲げている中で、今回のこの事業を進めることだけではなく、ユニバーサルサービス等についての研修というのもかなり積極的に全職員を対象に行っております。そういう中で、このまちづくりを進めるに当たっても、かなりユニバーサルデザイン、ユニバーサルサービスということを意識しながら仕事を進めさせていただけたのかなと思っております。
 区民の方々の変化ということですけれども、少なくともワークショップに出てきていただいた方々につきましては、もともとユニバーサルデザインという考え方すら、言葉は聞いたことがあるけれども、それが具体的にどういうことをあらわしているのかというのはご存じなかったまちの方々でしたけれども、さまざまな具体的な視点というものを、このワークショップの中で学びながら、そういう視点で自分たちのまちを考えるということができるようになったのではないかと思っています。
 特に、先ほども評価の中にありましたけれども、外国人の方々というところは、観光地としては誘客していきたいところですので、具体的にどう取り組んでいくかというような気運が今高まってきているというのはございます。
 乳幼児についてですけれども、私ども今回資料の中に記載をさせていただかなくて大変申しわけないなと思ったのですが、東京都さんに補助金をいただいている対象の中には、ベビーカーの購入というものもございまして、ベビーカーの購入をさせていただいて、観光施設等で貸し出しをするという事業ですけれども、一応その事業も今回の補助事業の中で進めさせていただきました。
○葛飾区
 補足をさせていただきたいのですけれども、葛飾区の観光振興担当課長の安井と申します。
 一番目の、なぜユニバーサルデザイン推進事業で、この事業を行ったかということでございますけれども、葛飾区の柴又、年間200万人ぐらいの方がいらっしゃるということで、まさに先ほど、東京都のほうから御説明がありました福祉のまちづくり推進計画の中の事業目的、不特定かつ多数の人がいらっしゃるというところに合致している。
 また、観光地であるというところで、非常にイメージが大事でございまして、特に商店街などでは、思いやりというよりも、おもてなし、思いやりといったところ、非常に重視していまして、それがリピーターにつながるというような感覚を一様に持っているところでございまして、葛飾区としてもユニバーサルデザインのまちづくりを進めるに当たっての先進地区として、この取り組みをしたいと思ったところでございます。
 また、実は事前にやる前に、柴又ブランド育成委員会という地域の商店街とか観光協会、自治会、老人会、障害者の方、そういった方が集まっている会議体があるのですけれども、そちらのほうで柴又という土地柄をどのようによくしていったらいいかということの話し合いの結果を受けたユニバーサルデザインという形になっております。
 多分先ほどの評価票の中で、事前の市民たちの意見の取り組みがどうなっているかということがございましたけれども、この事業に取り組む前、2年間ほど、そういったような会議体での会議の中で、いわゆる寅さんとか、個別のもので売っていくというのですか、柴又をアピールしていくというよりも、柴又そのものがもてなしのまちで、ほっとするようなまちであったほうが、これからはいいというようなところから発想が出てきているものでございます。
 それから、2番目の自治体の取り組みでございますけれども、ワークショップの中で関係部長全員を入れました。だから、実は住民の方もかなり出ていただいたのですけれども、区役所のほうからも、担当係長クラスですけども、全員出ていただきました。そういう中で、フラットな形でお話をする中で、地域の要望につきまして取り入れていくような形での努力をしていまして、またユニバーサルデザイン、このワークショップ、1回目、2回目はユニバーサルデザインというのはどういうものかというところから始めておりますので、そういったところでも意識啓発が若干できたのかなと考えております。
 以上、補足でございました。どうもありがとうございました。

○川内部会長
 ありがとうございました。高橋委員、よろしいですか。
○高橋(儀)委員
 御丁寧な御説明、ありがとうございました。もう2つだけ、これからのあれですけど、ワークショップの庁内での参加者の構成ですけれども、私はこういう事業を長期にわたってやるためには、若いスタッフの方々が参加していくということはもちろんそうですけれども、もう一つ、政策の決定権をにぎっているような部長クラスの方々が率先して理解を進めていくことがとても重要だと思いますので、時にはトップダウンで行わなければいけない事業、いいものは早めに進める。先ほど、この補助事業があることによって、速やかに面的整備が進んだということがありますけども、やはり区長、首長さんを含めて進めていくという、そういうやり方も今後工夫していただけるとありがたいと思います。
 それから、もう一つは、3カ年はやって、22年度以降、どんな課題が残されていて、それをどういうふうに進めていこうとしているのか、これも私どもが評価するときの大きなポイントになるかと思いますので、そのあたりについても、今日はいただかなくてもよろしいのですけども、今後お話しいただく機会があれば大変ありがたいと思っています。ありがとうございました。
○川内部会長
 ありがとうございました。今のことについて、何か葛飾区のほうで御意見がありますか。要望のような話だったと思うのですが、よろしいですか。
 それで、先ほど申しましたように、今のような各事業のお話を聞いて、それで評価票を埋めていくわけです。今回の目的というのは、葛飾区なら葛飾区の事業そのものの評価というよりは、この評価票が適切なんだろうか、この質問項目とかまとめ方でいいのだろうかということを検討する。その評価票をまとめていくに当たって、例えば行政、あるいは今回だと葛飾区の説明のやり方、あるいは説明の内容というのが十分だろうか。こういうものは話してほしかったなということを拾い出して、それを次からの事業の説明にしていただくときに、お願いを事前にしておくということに使えればと思っています。
 ですから、この評価票の資料2、これを書くに当たって、今の説明では、どうもこの評価票の項目とうまく合わなくて書きづらいとか、あるいはこういう項目が要るのではないかということについて御意見があれば、お聞かせいただきたいのですが。
○今井委員
 いろいろ説明をありがとうございました。3番目の「住民の意見を十分に反映させているか」、4番目の「重要度の高い順に事業が計画されているか」というところを埋めるために、お伺いしたいので教えてください。
 最初に住民の意見をどのように集めたのかについて教えてください。先ほどワークショップというふうに御説明いただいたのですけれども、どの様な多様性を持った方々が、何人程度集まられて、どういう意見が出されたのか。それが、まず一つ必要だと思います。
 また、ほかにもアンケート調査などを実施されていた場合には、そういうデータも使っているといったことも重要だと思います。さらに、そういうデータを統合した結果、どのような課題があって、何人ぐらいの人が重複してそれを訴えていたかということもあるといいと思います。
 各々の整備がいろいろ具体的に実施されたわけですけれども、なぜそういう意見を聞いて、あるいはデータとして集めて、整備を選択したかという説明がありますと、この評価が適切にできるようになるのではないかと思いますので、もしも何かございましたら、教えていただければと思います。
 以上です。
○川内部会長
 ありがとうございました。葛飾区さんには、そういう事前のお話がなくて、いきなり聞くのもなかなかきついのですが、何か今のことでお答えできることがあれば、お答えいただければと思います。
○葛飾区
 そもそもの課題の抽出をどのように行ったのかということだと思うのですけれども、先ほどうちの課長のほうで説明をさせていただいた中にもあったのですが、今回のワークショップの中でも、そのような取り組みをさせていただきましたが、その前段階として柴又ブランド育成委員会という組織の中で、さまざまなまちづくりの検討を行ってきていたというのがありまして、それは2年ぐらいの間、かなり長い時間をかけて、まちの皆様が集まって、自分たちのまちをどうしていくかという視点で話し合いをしていたということですけれども、その中でさまざまな課題が抽出をされていまして、その具体的な解決方法として、ユニバーサルデザイン化ということを選ばせていただいたというか、この事業についてはユニバーサルデザインの取り組みが必要なのではないかということで、ある程度根本的な課題の抽出というのは一定程度その段階でなされていたというのがあります。
 その後、さらにもう少し個別具体的なものについての検討ということについて、ワークショップの中で行わせていただいたというような、2段階の検討過程を経ているという、ちょっと複雑な経過がございます。
○川内部会長
 ありがとうございました。これは今回のことに限らず、これから実際にある事例の調査に入るときに、その調査対象の方にこういう説明をお願いしますということをリクエストで出していただければと思います。
 それから、もう時間がなくなっていまして、越智さんと市橋さんが手を挙げられていらっしゃいます。このお二人の御質問は聞きますが、その後は申しわけありません。紙で書くか、メールで送るかして、今回のこの評価票についての御意見をお出しいただければと思います。これが非常に重要になりますので、ぜひしっかりとお出しいただければと思います。
 では、越智さん、お願いします。

○越智委員
 葛飾区からの御説明を伺いまして、国際化とかピクトグラムの共通化とか、昔からの景観を残すとか、バリアフリー化など、大変工夫されていると思います。ただ、ざっと見たところで、ユニバーサルデザインの視点というよりも、バリアフリーの視点で進められているという雰囲気を感じました。
 といいますのは、幾つか気になるところがございまして、9ページ目です。案内板の2、1も同じです。こちらを見ますと、案内板の下が広くあいています。歩道にこのようなものをつくると、白杖を使われた視覚障害者に対しては危険ではないかと思います。そういう視点、あるいは13ページ、丸の7番の音声ガイドの設置ですが、音声ガイドは視覚障害者にとっても有効でありますけれども、タッチペンの方式を選ばれたということですが、これが視覚障害者にとって使いやすいかどうかの検証がなされたかどうか。また、聴覚障害者の場合は、音声ガイドは使えません。そのかわりその内容を文字化したものが用意されているかどうか、そのようなさまざまな視点からの配慮がなされたかどうか御説明を伺いたいと思いますが、そのような内容に関して、評価票の中に一つの課題を整備したことで、逆の課題が起きていないかという点、そのようなチェック項目が評価票に必要ではないかと思いました。皆さんと検討していきたいと思います。
○川内部会長
 ありがとうございました。葛飾区さんのほう、今のことについて何かありますか。
○葛飾区
 おっしゃられたことは、私どもも検討の中では、そういった検討はさせていただいたのですけれども、単年度で完全なものというのがどうしてもつくり切れない状況がありまして、先ほど今後どのようにというお話もございましたけれども、やはり一つの課題を解決したことによって、ユニバーサルの視点からはまだ課題が残っているという点もありますので、その点は今後きちんとした、ほんとうにユニバーサルデザインであると言える状態にしたいと思っておりまして、音声ガイドにつきましても、今後改良をしていきたいということは考えております。
○川内部会長
 ありがとうございました。
 では、市橋さん。
○市橋委員
 葛飾区さんのほうへ、2つばかり聞きます。3ページの方向性とか、あるいは4ページの進め方というのは、これは障害者や住民が参加した委員会においたものなのか、葛飾区さんが提示をしただけのものなのか、そこを聞きたいと思います。
 それから、もう一つは、さっき越智さんが言われた適切な受益者負担かというところを言われましたけれども、反対に受益者負担なら、例えば京成柴又駅のバリアフリー整備や、京成電鉄が、当然、自社において整備をしなければならないものを、この事業に入れたことによって、京成電鉄が費用負担を行わずに、当然ほかの駅がやらなければならなかったことを、いわゆるこの事業によって過剰サービスとか、そういうことが起きてはいないか。あるいは、まちの商店を活性化するということはいいけど、例えば商店なりが、当然整備をしていかなければいけないところを、その事業によって行った場合があるか、あるいは、例えば寅さん記念館というのは、まさしく民間の……。
○葛飾区
 葛飾区の施設です。山本亭も寅さん記念館も葛飾区の施設です。
○市橋委員
 そうですか。それは僕が誤解していました。そういう過剰サービスしてはいけないというのではないけども、そこら辺の区切りというのは、どうつけているのかということをお聞きしたい。
 それから、もう1点、ごめんなさい。3点目として、今後やっぱりその計画自体は、観光地区だけの柴又というところをやっていますけど、柴又でも、障害者、高齢者、いわゆる観光事業に関係ない住民というのがいるんですけれども、それに関する配慮というものはどういう視点を持っているのか、その3点をお聞きしたいと思います。
 僕は今日参加して、僕も遅れて申しわけなかったのですけど、評価票に関して、もう1回ちょっと細かい意見を言わせていただけるか、後ほどメールで送りたいと思いますので、いいかどうかをお願いします。
○川内部会長
 もちろん評価全体に対する御意見、出していただければいいと思います。ただ、申し訳ありません。メールか文書でお願いします。
 今、3点ほど質問がありましたが、手短に葛飾区さんでお答えできるものがあれば、お願いしたいと思います。
○葛飾区
 当初の計画につきましては、先ほど来より柴又ブランド育成委員会で課題の抽出をしてという話をしていたかと思いますが、そういったものを踏まえた中で、作成自体は、この計画そのものをつくるときに住民と一緒になってやったということではなく、そういった意見を踏まえて、葛飾区のほうでユニバーサル推進指針というものをつくっておりますので、それらにのっとった形で私どものほうでつくらせていただいたとなっております。
 あと、受益者負担の問題についてですが、柴又駅前広場のことをおっしゃられておりましたが、私どもとしては、柴又の駅前広場というのは、確かに京成電鉄さんの持ちものではあるのですけれども、極めて公共性の高い場所であり、柴又観光の窓口になる重要な場所であると考えておりまして、京成電鉄さんそのものが区のお金で整備をしてほしいという考え方は逆にございませんで、むしろ私どものほうが、ぜひあそこの空間を区の観光振興のために使わせていただけないかというような形で、逆にお願いをして、今交渉を進めているというところがございます。
 3つ目の御質問は、申しわけございません。もう一度……。

○市橋委員
 要するに、これを見ると観光地区だけのことでの障害者とか高齢者の配慮ですけど、例えば、そこに住んでいる障害者に対しての配慮というものの項目が、ちょっと見当たらないのですけど、例えばバリアフリーをやれば、住む人も便利になるのはわかるけど、そういう視点というものは入れたのか、入れないのかということです。
○葛飾区
 ワークショップに入っていただきましたのは、まさに地元柴又の障害者の方に入っていただいて、当然住民の視点としての御意見をいただいております。
○市橋委員
 はい、いいです。
○川内部会長
 ありがとうございます。
 すみません、時間がなくなって、ばたばたとなっていますが、最後に事務局のほうから幾つか事務連絡をお願いしたいと思います。調査票は回収するのですか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 当初は回収する予定でしたが、この短い時間で確認項目に御意見いただくのは難しいと思っています。
 本日、葛飾区さんが発表されたプレゼンにつきましては、参考資料3ということで、皆さんお持ちだと思います。本日、こちらの評価票(案)を一度お持ち帰りいただきまして、参考資料をもう一度見ていただいて、確認項目についていろいろ御意見をいただいたものを、後日メール等でいただければと思っております。
 本日お話を伺った中で、すべての確認項目がチェックできるかというのは難しいと思っています。実際に来月、現場で確認をお願いすることになりますけれども、現場で見て、確認項目について、また御意見があると思いますので、まずは今回説明を聞いた中でできる範囲の確認項目についての御意見をコメントとして事前にいただきたいと思っております。
○川内部会長
 ちょっと確認させてください。まず、この評価票に皆さんが記入していただくのは、都のほうに提出する必要はないということですか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 本日はこのままお持ち帰りいただいて結構です。
○川内部会長
 本日はですが、次に現地を見るまでには出しておいてほしいということはないんですか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 現地を見るまでの間に、これ自体は要らないのですけれども、確認しておきたい項目等がありましたら、御意見をメール等でいただきたいと思います。
○川内部会長
 では、現地を見る前といっても、前日では困ると思うので、期限を切りましょう。いつまでに評価票とかに対する御意見、あるいは本日のプレゼンに対して、葛飾区のプレゼンがどうとかではなくて、ほかの事業でプレゼンをお願いする場合に、こういうことはお話ししてほしいということですね。それから、先ほど市橋さんがおっしゃったように、評価そのものに対する御意見ということもあると思いますが、いつまでに皆様にお出しいただけましょうか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 来月、葛飾区で現場調査をするのが9月25日を予定しておりますので、8月31日、月曜日までに、こちらにメールで御回答いただきたいと思っています。コメントがあればお願いします。
○川内部会長
 メールでもファクスでもいいですね。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 はい。
○川内部会長
 メール、ファクス、手紙、何でもよろしいので、8月31日、8月末日までに都のほうに皆さんお出しいただければと思います。それが、この評価票の改善というか、それにつながって、ほんとうに具体的な評価につながりますので、よろしくお願いします。
 では、引き続き。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 それから、本日、皆様に資料ではないのですけれども、アンケートと書かれた「『東京都福祉のまちづくり推進計画』事業一覧表」をお配りしております。こちらは、今回考え方の説明をお話ししたときに、一義的に112事業、すべては都民評価の対象だとお話ししましたけれども、物理的に全部行うのは不可能ということで、10事業程度を都民評価の対象の事業にしたいということでお話ししました。
 それを庁内の検討委員会で検討するに当たりまして、都民の代表である皆様方、どういう事業を福祉のまちづくりの観点から必要性が高いと感じているか、そういった傾向を見るために、アンケートという形で調査をさせていただきたいと思っております。
 この結果については皆様方に報告いたしますけれども、この結果についての検討は、庁内の委員会で行う関係から、結果については非公開にさせていただきたいと思います。アンケートという形で御協力をいただきたいと思っております。
 返信用の封筒をお配りしてありますので、そちらの中にアンケート用紙を入れていただきたいと思います。
 何をするかといいますと、一番最後のところをご覧いただきたいのですけれども、票の一番最後に、都民評価の対象としてふさわしいと思われる事業を10事業以内で選択していただき、選択欄のところに丸をつけてくださいということでお願いしております。
 こちらについても、8月31日までに事務局までお配りした封筒で郵送していただくか、またはファクスにてお送りいただきたいと思います。特に、この事業が相応しいのではないかと思われるものが見当たらない場合には、御回答いただかなくても、こちらは結構です。
 この事業について、これだけ名前を見てもわからないのではないかとお話になるかもしれないのですけれども、この事業につきましては、きょうは机上にもお配りしている推進計画の中に、簡単ですけれども、事業の内容ですとか、5年後の目標というのを書かれておりますので、こちらをご覧いただきたいと思います。
 こちらをご覧いただいても、もう少し詳しく知りたいということがございましたら、こちらも早めに事務局のほうまでメール等でお問い合わせいただければ、場合によって、所管のほうに確認したいと思っております。
 アンケートについては、8月31日までですので、それまでに御回答できるような形でこちらのほうに質問をお寄せいただきたいと思っております。

○野村委員
 すみません、先ほど10程度ということにしましたので、一応10は守りたいのですが、どうしてもあやふやだというのは、3つぐらいは三角をつけて提出をすることを認めていただけないでしょうか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 はい、それで結構です。よろしくお願いいたします。
○川内部会長
 ということは、とにかく数は10と。それで、丸印または三角印で出すということですね。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 基本は丸印10個で、場合によって、どうしても迷うものがありましたら、三角印3つまでぐらいで、よろしくお願いします。
○川内部会長
 なかなか厳しいので厳守していただきたい。
 それから、もう一つ、8月31日の厳守というのもよろしくお願いします。先ほどの意見と、それからこのアンケート、8月31日ですので。
 それでは、次回の日程をお願いします。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 先ほどお話ししてしまいましたけれども、次回ですけれども、本日、御説明いただきました葛飾区の現場を見て調査をしたいと思います。日時は9月25日、金曜日、午後行いたいと思っております。詳しい時間ですとか、集合場所が決まりましたら、別途皆様には御連絡をさせていただきたいと思います。
 9月の終わりごろといいましても、まだまだ暑さが残っているころでございますので、どうか無理をなさらない範囲で御参加いただきますよう、よろしくお願いしたいと思います。
○川内部会長
 午後でしたよね。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 午後です。
○川内部会長
 残暑厳しき午後にやるということで。
 事務局のほうは、よろしいですか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
  はい。
○川内部会長
 はい、桜井委員、どうぞ。
○桜井委員
 メールでこの資料を送っていただくことはできるのでしょうか。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 では、メールでも電子データをお送りさせていただきますので。
○川内部会長
 PDFでもいいですか。ワードとか書き込めるほうがいいのですか。
○桜井委員
 PDFだと、多分PDFに書き込めるアプリケーションを持ってないと書き込めないと思いますので、ワードとかのほうが。
○川内部会長
 書き込みたいわけですね。
○桜井委員
 そのほうが直接意見を記入できると思います。
○川内部会長
 もし、それで送れれば是非お願いします。
○花本福祉保健局生活福祉部副参事(福祉のまちづくり担当)
 では、ワードで送らせていただきます。
○川内部会長
 では、駆け足になりましたが、私が遅刻したことも含めておわび申し上げます。
 では、これで本日の会議は閉会といたします。どうもありがとうございました。
閉会 午後12時11分

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このページの担当は 生活福祉部 地域福祉推進課 福祉のまちづくり担当 です。

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