東京都福祉改革推進プラン(全文)
─ 利用者指向の「開かれた福祉」を目指して ─

 III 改革プラン


改革II 利用者が安心して自ら「選択」できるためのしくみをつくる

戦略3 利用者が情報に的確にアクセスし、主体的にサービスを選べるようにします。

  1. 福祉サービスの総合的な情報が提供される
  2. 福祉サービスが第三者により適切に評価される
  3. 苦情やトラブルに対応するしくみがある

戦略4 様々なサービスから最も効果的なものを安心して選択できるようにします。

  1. 効果的、効率的にサービスが利用できる
  2. だれもが安心してサービス利用契約ができる

現状と問題点

○ 利用者がサービスを自ら選択することのできる新しい福祉を実現するためには、選択に必要なサービスの内容や評価などの情報が適切に提供されていることが必要です。
○ 利用者がサービスを効果的に利用するためには、総合的にサービスをコーディネートして利用者を支援するケアマネジメントのしくみが必要です。
○ だれもが安心してサービス利用の契約が行えるためには、痴呆性高齢者や知的障害者等判断能力が十分でない人も、事業者と契約し、サービスを利用でききる環境が整備されていることが必要です。

データ

介護保険に関する苦情の内容別状況
 資料:高齢者施策推進室調べ


戦略3 利用者が情報に的確にアクセスし、
         主体的にサービスを選べるようにします。

 利用者が自分のニーズにあったサービスを選択するためには、事業者に関する情報やサービス評価などの情報を容易に利用できるような環境整備が必要となります。
 そのため、第三者評価や苦情対応のしくみを構築するとともに、これらの情報を的確に利用者に届けるため、インターネットなどを活用した新しい情報提供の  しくみを整備していきます。

<戦略の体系>

  1. 福祉サービスの総合的な情報が提供される
  2. 福祉サービスが第三者により適切に評価される
  3. 苦情やトラブルに対応するしくみがある

戦略プロジェクト 福祉ITネットワークの構築

 利用者がサービスを選択する際に必要となる、在宅サービスや施設サービスなどのサービスや事業者に関する情報、新たに実施されるサービス評価の情報、さらに苦情対応に関する情報などが、容易に検索・アクセスできるよう、各種データとのリンケージを行う機構を構築し、区市町村や事業者、NPO等の情報発信者との連携を強化します。

ここが変わる!

欲しいと思った情報が手に入ります!


事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
福祉ITネットワーク   検討 開発・試行
・運用
実施--> --->
介護サービス情報システム 実施 充実 実施--> ---> --->
福祉ITネットワーク(高齢)   モデル実施--> ---> 再構築  

1 福祉サービスの総合的な情報が提供される

 サービスの内容や利用料金、サービス事業者の概要、サービス評価の結果や、サービスの利用に際して問題となっていることなど、利用者が知りたい情報を総合的に提供するしくみをつくります。

 ◇ 福祉ITネットワークの構築(戦略プロジェクト)

2 福祉サービスが第三者により適切に評価される

 利用者がサービスを選択する際の参考になるよう、第三者によるサービス評価のしくみを構築するとともに、評価結果が適切に公表され、利用者に届くしくみをつくります

 ★ サービス評価制度の構築(再掲:戦略4参照)

 苦情やトラブルに対応するしくみがある

 サービス利用に当たってのさまざまな相談や苦情事例を収集・分析し、利用者がサービスを選択する際の参考やサービスの質の改善につながるよう情報を提供するしくみをつくります。

 ★ 苦情対応のしくみの構築
 サービスを利用する際に発生するトラブルなどに関する苦情に適切に対応するよう、利用者に身近な区市町村を中心とした、東京都独自の苦情対応のしくみを構築します。
 また、サービスを選択する際の参考となるよう、苦情対応の状況や事例に関する情報を利用者に公開します。
ここが変わる!

  • 身近な地域に相談・苦情を受け付ける体制が整備されます
  • 自分が利用したい福祉サービスについて、どんな相談や苦情が寄せられているのか知ることにより、安心してサービスを選べます。

事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
苦情対応のしくみの構築 検討 区市町村苦情対応体制の整備 ---> ---> 実施--> --->
苦情対応マニュアルの策定   検討 策定 検証 改訂
(高齢)
改訂・
充実-->
---> ---> ---> --->
苦情解決専門員の設置(高齢) 実施--> ---> ---> ---> --->
介護保険サービス苦情処理体制の整備 実施--> ---> ---> ---> --->

戦略4 様々なサービスから最も効果的なものを
        安心して選択できるようにします。

 利用者一人ひとりが、ニーズにあったサービスを効果的に選択し、利用できるよう、サービスの評価を行う新しいしくみ、サービスを総合的に調整(コーディネート)するしくみ、さらに、判断能力が十分でない方々も安心して契約によりサービスを利用することのできるしくみをつくります。

<戦略の体系>

  1. 効果的、効率的にサービスが利用できる
  2. だれもが安心してサービス利用契約ができる

戦略プロジェクト サービス評価制度の構築

 多様なサービスの中から、利用者が自らの責任で、自分に最も適したものを選択するには、事業者の特性やサービスの質が比べられる信頼できる情報が必要です。また、事業者が、自分たちのサービスのレベルや、事業上、経営上の課題を把握し、利用者指向の質の高いサービスを提供していくことが重要になります。
 そこで、サービスの質を客観的に評価し、その結果が事業者や区市町村などを通じて利用者に広く提供されるしくみを構築します。

ここが変わる!


事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
第三者サービス評価 検討--> ---> 検証・
実施
実施--> --->


1 効果的、効率的にサービスが利用できる

 利用者がサービスを効率的かつ効果的に利用できるよう、総合的にサービスコーディネートするケアマネジメントのしくみの充実を図ります

 ★ ケアマネジメント体制の整備・充実(介護保険・障害者)

 利用者がサービスを選ぶ介護保険制度を実施する上で、サービス提供事業者と利用者との調整役を担うケアマネジャーの業務を総合的に支援することによって、サービスを、より効果的に利用できるしくみを充実します。
 措置制度から契約制度への転換が図られる障害福祉分野においても、利用者のニーズに即応できる相談・調整機能の充実を図ります。あわせて、保健・医療・福祉の各サービスが総合的・効果的に利用できるよう支援する体制をつくります

事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
○介護保険ケアマネジメント 実施 ケアサポート
体制の構築
--->
---> ---> --->
障害者ケアマネジメント体制整備推進事業
 障害者ケアマネージャー養成
 ケアマネジメント試行
400人
9区市
700人
13区市
1,000人
17区市
   
 ※ 障害者ケアマネジメント体制整備推進事業は、累計数。

2 だれもが安心してサービス利用契約ができる

 痴呆性高齢者や知的障害者等の判断能力が不十分な方々も安心して事業者と契約してサービスが利用できるような支援のしくみをつくります

 ◇ サービス評価制度の構築(戦略プロジェクト)

 ★ 事契約支援のしくみづくり

  • 判断能力がなくなったり不十分になった痴呆性高齢者や知的障害者等が契約により福祉サービスを利用できるよう、区市町村長が成年後見人等の選任請求を行うしくみを整えます。
  • 痴呆性高齢者や知的障害者など判断能力が十分でない方々が適切に福祉サービスを利用し、自立した地域生活が送れるよう支援します。
事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
契約支援のしくみ      
 成年後見制度 検討 試行 検証 実施--> --->
(高齢)
検討 実施--> ---> ---> --->
 福祉サービス利用援助事業  
  ・国事業
28か所--> ---> ---> ---> --->
  ・区市町村型
  検討 モデル実施 実施--> --->