東京都福祉改革推進プラン(全文)
─ 利用者指向の「開かれた福祉」を目指して ─

 III 改革プラン


改革IV 「地域」の力と特性を活かした身近なサービスが受けられる

戦略6 身近な地域の中でいきいきと生活できるようにします。

  1. 身近な地域における社会参加が進む
  2. 地域の特性を活かしたきめ細かなサービスが提供される
  3. だれもが地域の中で自由に行動できるバリアフリー化が進む

現状と問題点

○ 身近な地域の中で、だれもがいきいきと元気に生活するためには、高齢者や障害をもつ人も気軽に社会参加できるしくみが必要です。そのためには、地域の情報やまちへのアクセスのしやすさ、地域の特性を踏まえた多様なサービスの充実が重要な課題となります。
○ 高齢者の約8割は、元気で、そのうちの6割以上の方は社会活動への参加意向を持っています。積極的に社会参加できるような場の確保が必要です。
○ NPO・ボランティア、企業等と連携し、多様な活動の場や機会の確保が必要です。
○ 地域において、だれもが自由に移動でき、社会参加できるようにするためには、地域のバリアフリー化が必要です。

データ

公共交通施設で整備が必要なこと
 資料:福祉局「平成11年度社会福祉基礎調査」

高齢者の社会参加活動に対する参加意向
 資料:総務庁「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(平成10年度)


戦略6 身近な地域の中でいきいきと生活できるようにします。

 高齢者や障害者が身近な地域の中で、いきいきと生活できるよう、社会参加が  進みやすい環境の整備が必要となります。
 また、バリアフリー化を推進するとともに、地域の特性を活かした、きめ細かなサービスが提供されることにより、身近な地域の中で多様なくらし方が可能となります。

<戦略の体系>

  1. 身近な地域における社会参加が進む
  2. 地域の特性を活かしたきめ細かなサービスが提供される
  3. だれもが地域の中で自由に行動できるバリアフリー化が進む

戦略プロジェクト 高齢者元気倍増作戦(仮称)の展開

 東京で暮らす元気な高齢者が、知識や経験を活かしながら、自ら考え、選択し行動することのできる条件を整備します。

○ インターネット・ポータルサイト「元気でNet」(仮称)の構築

 高齢者が、必要な情報をインターネット上でワンストップで収集でき、社会参加のきっかけとなるようなポータル(玄関)サイトを構築します。
 これをキーステーションとして、元気な高齢者と就労やボランティア等の社会参加活動をつなぎます。

○ 高齢者の身分証明制度「シニアパスポート」(仮称)の検討

 高齢者が積極的に社会参加できるよう、身分証明機能を持ったカードの発行や、その活用方法について区市町村とともに検討していきます。

事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
元気でNetの構築   検討・作成 実施--> ---> --->
シニアパスポート   検討 準備・
実施-->
---> --->

戦略プロジェクト バリアフリー化緊急整備事業

 だれもが身近な地域の中で自由に行動できるバリアフリーの環境整備を推進するため、「福祉のまちづくり地域支援事業」などバリアフリー関係事業の補助条件のレベルアップを図るとともに、区市町村に対する他の補助制度を組み合 わせることにより、福祉のまちづくりを重点的に推進します。

○ 福祉のまちづくり地域支援事業

 区市町村が地域の実情に応じて事業展開ができるよう補助要件の緩和を図り、ハード・ソフトの両面における福祉のまちづくりを支援します。

○ 鉄道駅エレベーター等整備事業

 高齢者や障害者、妊婦等を含む全ての都民が、自由に移動し社会参加できるよう、従来、乗降客1万人以上としていた対象を全駅に拡大するなどの補助要件の緩和を行い、重点的整備を推進します。

○ だれにも乗り降りしやすいバス整備事業

 高齢者や障害者等の生活領域の拡大と社会参加の促進を図るため、民間の路線バスにおけるノンステップバス導入計画を前倒しして実施します。

○ リフト付タクシー整備事業

 身近で利用しやすい移動手段であるタクシーにリフトを装着するなど、移動手段の多様化を推進していきます。

ここが変わる!

  • だれもが、いつでも安心して、外出や社会参加ができます。
  • 身近な地域で、バリアフリー化が進むことを実感できます。


事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
福祉のまちづくり地域支援事業

鉄道駅エレベータ等整備事業
ノンステップバス整備事業
リフト付タクシー整備事業
9地区
(継続2地区)
18駅
140両
120両
21地区
(継続9地区)
23駅
250両
120両
33地区
(継続19地区)
23駅
250両
120両
41地区
(継続26地区)
23駅
151両
120両
41地区
(継続29地区)
23駅

120両

1 身近な地域における社会参加が進む

 高齢者や障害者が誇りをもっていきいきと暮らせるよう、身近な地域の中での生活を支援します。

 ◇ 高齢者元気倍増作戦(仮称)の展開(戦略プロジェクト)

 ★ 区市町村障害者就労援助事業

 障害者の自立と社会参加をより一層促進するため、一般就労の機会の拡大を図るとともに、安心して働き続けられるよう、就労面と生活面の支援を一体的に提供していく、区市町村の事業を支援していきます。
事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
区市町村就労援助事業

4か所

10か所 15か所 18か所 20か所


2 地域の特性を活かしたきめ細かなサービスが提供される

 身近な地域の中で、多様なくらし方が可能となるよう、地域の特性に考慮した多様なサービス展開が円滑にできる条件を整備します。

 ★ 地域に密着した痴呆性高齢者・障害者のグループホーム等の整備促進(再掲:戦略1参照)

 共同で役割を分担しながら生活を送るグループホームを整備します。

 ★ 民間福祉活動団体(NPO)参入促進(再掲:戦略5参照)

 NPO法人が福祉サービスの事業者として、事業運営を円滑に行えるよう、会計や事務管理の専門的人材の活用等が図られるしくみを作ります。
3 だれもが地域の中で自由に行動できるバリアフリー化が進む

 高齢者も障害者も、地域の中で自由に行動できるよう、バリアフリー化を推進します。

 ◇ バリアフリー化緊急整備事業(戦略プロジェクト)

 ★ 移動のバリアフリーの確保

 公共交通機関の整備されていない地域でのコミュニテイ・バスや、NPOなどによる移送サービス等、区市町村の事業を支援します。
事 業 プ ラ ン

12年度

13年度 14年度 15年度 16年度
コミュニテイ・バス事業 実施--> ---> ---> ---> --->
移送サービス事業 実施--> ---> ---> ---> --->