みんなで考えてみませんか、アレルギー・アレルギーキーワード

アレルギー疾患を知っていますか?
「アレルギー」というと、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
毛虫が嫌いで、受けつけない人が「私はケムシアレルギーよ」なんて言葉を使っているのを聞いたことがありませんか?
「アレルギー」という言葉は、使う人それぞれのイメージで、いろんな意味に使われています。
でも、これだけ頻繁に使われる言葉の本当の意味を知っている人はどれだけいるのでしょうか?
アレルギー性疾患とは、喘息、花粉症、アレルギー性結膜炎、食物アレルギーなど、アレルギーの中の1型アレルギーと呼ばれる反応によって引き起こされる病気です。
喘息と結膜炎はあまり関係がないように思うかもしれませんが、アレルギー反応が起こる体の場所によって出てくる症状が違うためで、病気の起こり方は同じなのです。
アレルギー性疾患は増加し続けています。
それは、生活環境に原因があるともいわれています。
昔と違って、すき間のない密閉された家の環境が、アレルギーの原因となるダニなどの育ちやすい空間になっていることが大きな原因です。
食べ物の種類が増えたことも原因のひとつかもしれません。
アレルギーの情報は、テレビ、書物、インターネットなどで集めようと思えばいくらでも手に入れることができます。
でも、情報が集められることと、アレルギーを正しく理解していることは違います。
あなたは、アトピー性皮膚炎のお子さんが生活の中でどんなことに悩んでいるか知っていますか?
喘息のお子さんを持つお母さんの悩みは何か知っていますか?
私たちは、アレルギー性疾患の人たちの問題は、ただ治療を受ければいいだけのこととは思っていません。
それは、自分にもいつか起こることとして、アレルギー性疾患をもちながら暮らしていく為の、社会の問題と考えています。
学校や会社、地域のなかでアレルギー疾患への配慮がある社会をみんなで考えていきましょう。
アレルギー性疾患を理解するために必要なキーワードを紹介します
「アレルギー」
私たちの体は、外から入ってきた異物と、自分の体を構成している成分とを見分けて記憶する機能を持っています。そして、異物がふたたび体の中に入ってきたとき、それを見分けて撃退する「免疫」という力も備わっています。
ところが、時にこの免疫反応が強すぎて体に困った症状をひきおこすことをアレルギーといいます。
「アトピー素因」
体を守る免疫のシステムには、外から入ってきた異物を撃退するための物質を作る反応があります。この物質のことを「抗体」と呼びます。
抗体の中で、アレルギーの反応の主役となるものは「IgE」と呼ばれるもので、もともとは誰でも持っていますが、人によっては必要以上に多くIgEを作ってしまうことがあります。この、IgEを作りやすい体質をアトピー素因といいます。
「アレルゲン」
体の中に入ってアレルギー反応を起こす異物のことを「アレルゲン(抗原)」と呼んでいます。免疫反応はこの抗原をとらえて「抗体」を作ります。アレルギーを起こすアレルゲンは、牛乳、米、卵などの食品や、ダニ、カビ、ペットの毛、など多岐にわたります。
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