Q.東京都を志望した理由は何ですか?
 大学での実習やボランティアを通して、子供の発達や人生には「育つ環境」が大きく影響していることに気付きました。子供を中心とし、家族をはじめ、周りの多くの人々に働きかけることのできる「児童福祉司」の仕事に就きたいと強く思うようになりました。
 自分が生まれ育った東京で、自分がやりたい仕事をしながら、お世話になった人たちに恩返しがしたいという思いから“東京都”を志望しました。

Q.現在の仕事内容はどのようなものですか?
 「児童福祉司」として、虐待ケースを中心とした養護相談、非行相談、障害相談、不登校や落ち着きがないといった育成相談など様々な相談を子供、保護者、関係機関から受けて対応をしています。
 面接や関係機関とのやり取りから子供を取り巻く家族の状況を捉え、チーム内で他職種連携をしながら子供にとって最善の利益が守れる方法を模索し、所全体で方針を決定することで、継続して家族を指導・サポートしています。

Q.仕事のやりがいを教えてください。
 「児童福祉司」として子供や家族と関わる際には、寄り添うだけでは解決しない課題がたくさんあります。
 子供たちを守るためには、ときに厳しく指導・対立しなければいけない場面もありますが、チーム内の協力や地域との連携によって信頼関係を築けたときにやりがいを感じます。
 子供とその家族の笑顔をずっと守っていきたい、と思う気持ちが私たちを動かしています。

Q.仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
 同じような状況に置かれた子供にも、その家族一人一人にも、これまで育ってきた環境や関わってきた沢山の人たちがそれぞれいることを意識し、数分の電話でも、1回きりの面接でも丁寧に聞き取ること、こまめにやり取りをすることを大切にしています。
 また、プライベートでは、よく寝て、よく食べて、休みの日には好きなことをして、人とたくさん話してと自分自身が気持ちに余裕を持って生活するよう心掛けています。

Q.職場の雰囲気はどうですか?上司や先輩はどんな方ですか?
 出張も多く、所にいるときには電話が鳴り響き、時間があればケースの話合いと忙しい毎日ですが、小さなことでも確認や相談をし合い、皆で同じ目標に向かって仕事を進めています。
 入都してから現在まで先輩方からたくさんのアドバイスやフォローをもらい「私は育ててもらっているんだな」と日々感じられる温かい職場です。4年目でようやく少し成長した自分を振り返り、後輩たちが私と同じような気持ちをもって仕事ができるようにと声を掛け合うようにしています。

Q.児童福祉司を目指す皆さんにメッセージをお願いします。
 やりたかった仕事に就けたものの、自身の経験不足に悩み、「これでよかったのかな」と日々葛藤し、人と関わることによるエネルギーの消費に押しつぶされそうになることも多々あります。
 思うようにいかないことも変えられないことも沢山ある中でも、私が関わったことが「子供たちにとって一つでもプラスになった!」と思えるような仕事がしたいと、日々目の前の子供たちと向き合っています。
 皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみに待っています。