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梅毒の基礎知識

Q1 梅毒はセックスでしか感染しない。

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正解は「正しくない」です。

梅毒は症状が現れた部分から細菌が多く排出されています。セックス(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)のほか、口や口の中に梅毒による傷がある場合、キスでも感染する恐れがあります。

Q2 梅毒は妊娠中に感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染することがある。

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正解は「正しい」です。

妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。お腹の赤ちゃんに感染すると、死産、早産、新生児死亡、障害をもって生まれることがあります(先天梅毒)。
なお、初期の妊婦健診で梅毒検査が行われますが、検診後に感染する場合もありますので、気になることがあれば、主治医に相談しましょう。

Q3 梅毒に感染して1か月程度で、できもの・しこり・ただれが現れることが多い。

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正解は「正しい」です。

梅毒は感染して、1か月程度(約3週間)で、できもの・しこり・ただれが感染した部分に現れます(第1期)。痛みもなく、治療しなくても、2~3週間程度で症状が消えてしまいます。
ただ、梅毒は感染しても症状が出ない人もいます。検査を受けないと感染したかどうかは分かりません。気になることがある場合は、検査を受けましょう。

Q4 梅毒に感染して3か月程度で、手のひら・足の裏など、全身の発疹(ほっしん)が現れることが多い。

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正解は「正しい」です。

梅毒は、3か月程度で、手のひら・足の裏など全身の発疹(ほっしん)がでます。この場合も痛みもなく、治療しなくても、数週間~数か月で症状が消えてしまいます。(第2期)
その後、治療をしないでいると、無症状のまま病気が進行し、数年~数10年後に、心臓、血管、神経の異常が現れる恐れがあります。
ただ、梅毒は感染しても症状が出ない人もいます。検査を受けないと感染したかどうかは分かりません。気になることがある場合は、検査を受けましょう。

梅毒患者の手の写真