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梅毒とは

梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる感染症です。菌を排出している感染者と粘膜や皮膚の接触を伴うセックスで感染します。感染すると、性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹(ほっしん)が現れたりしますが、一旦症状が消えるため治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険があります。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
なお、梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性があります。

梅毒が急増しています!!

梅毒患者報告数は男女ともに増加しています。2014年以降、患者数は急増し、特に女性の患者報告数が増加しています。
男性は20歳代~40歳代、女性は20歳代で増えています。

東京都の梅毒患者報告数(2007~2017年)

東京都の梅毒患者報告数(2007~2017年)のグラフ

東京都の男女別・年齢別梅毒患者報告数(2017年)

東京都の男女別・年齢別梅毒患者報告数(2017年)のグラフ

※直近の梅毒統計情報は、東京都感染症情報センター「梅毒の流行状況」新規ウィンドウで開くから確認できます。

症状

梅毒は、感染したあと、経過した期間によって、症状の出る場所や内容が異なります。

第1期

感染後約3週間で、感染した場所(性器、肛(こう)門、口など)に、できもの、しこり、ただれなどができます。治療しなくても、数週間で症状は消えます。

第2期

第1期の症状が一旦消えた後に、1~3か月経つと、手のひらや足の裏など全身に発疹が現れます。治療しなくても、数週間~数ヶ月で症状は消えます。

梅毒患者の手の写真

潜伏梅毒

症状がないまま何年も経過することがありますが、皮膚や内臓で病気は静かに進んでいます。

神経梅毒

数年~数10年後に、心臓、血管、神経の異常が現れることがあります。

梅毒は感染しても症状が出ない人もいます。検査を受けないと感染したかどうかは分かりません。気になることがある場合は、検査を受けましょう。

感染経路

菌を排出している感染者との粘膜や皮膚の接触を伴うセックス(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)などで感染します。妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに感染させる可能性があります。

キスでも感染します!

口や口の中に傷がある場合、キスでも感染する恐れがあります。

オーラルセックスでも感染します!

膣(ちつ)性交やアナルセックスをしなくても、オーラルセックスだけで感染します。

パートナー間での感染

自分だけが治療してもパートナーから再感染したり、その逆もあるので、パートナーと一緒に完全に治すことが必要です。

妊婦さんへ

妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。お腹の赤ちゃんに感染すると、死産、早産、新生児死亡、障害をもって生まれることがあります(先天梅毒)。
なお、初期の妊婦健診で梅毒検査が行われますが、健診後に感染する場合もありますので、気になることがあれば、主治医に相談しましょう。

基本情報

病原体 梅毒トレポネーマ
潜伏期 潜伏期約3週間
検査 梅毒トレポネーマの検出または血液検査で診断します。検査は感染したと思われる時から4週間以上経過してから受けることが必要です。
治療 抗生物質が有効で、菌を死滅させることができます。早期の治療、パートナーも一緒に完全に治すことが大切です。医師の指示に従って、確実に治療しましょう。
感染経路 菌を排出している感染者との粘膜や皮膚の接触を伴うセックスで感染します。妊娠中に感染すると、胎児に感染させる可能性があります。
免疫 治っても何度でも感染する。

梅毒のQ&A

A1.

梅毒に感染しても、症状がなかったり、皮ふに症状がでても痛くないことがあります。自然には治りませんので、内服薬(抗生物質)による治療が必要です。
治療をせずにいると、神経や心臓に重大な障害を起こす可能性がありますので、早期の検査・早期の治療がとても大切です。

A2.

梅毒の感染は、医師が検査で血液中の抗体等を確認して判断をします。感染した人の血液中には、一定の抗体がありますが、再感染を予防できるわけではありません。このため、適切な予防策(コンドームの使用、パートナーの治療等)が取られていなければ、再び梅毒に感染する可能性があります。

A3.

感染した部分と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することは、感染予防には有効です。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があるため、コンドームを使用しても、100%予防できるとは言えません。症状が無くとも感染していることがあるので、検査を受けましょう。

A4.

都内の保健所や都の検査室(南新宿・検査相談室、多摩地域・検査相談室)で、保険証不要(無料・匿名(とくめい))で受けられます。
詳しくは「検査・相談」をご覧ください。

クリニックや病院の場合は、その医療機関ごとに費用が違いますので、受検したい医療機関へ直接お問い合わせください。

A5.

お住まいの地域の保健所で相談が可能です。また、症状が出ている場合は、医療機関を受診しましょう。