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対象者(愛の手帳Q&A)

愛の手帳の交付対象となる方はどのような人ですか

東京都では、発達期(18歳未満)までにアンカー何らかの原因により知的機能の障害がおこり、そのために日常生活に相当な不自由を生じ、福祉的配慮を必要としている方に愛の手帳を交付しています。
※自閉症スペクトラム障害などの方で、知的障害を伴うと判定された場合には、愛の手帳が交付されます。(知的障害を伴わない場合は、愛の手帳の交付対象とはなりません。)

具体的にどういう人が手帳を持てるのですか

「愛の手帳」は、東京都内に住んでいて、東京都愛の手帳交付要綱に基づき、知的障害と判定された方に交付されます。
18歳以上で「愛の手帳」を希望する方は、東京都心身障害者福祉センター又は多摩支所にて申請し、判定を行います。
18歳未満の場合には、児童相談所が窓口になります。

→交付の対象となる方

→愛の手帳の交付を受けるためには

愛の手帳の程度はどのように分かれていますか

愛の手帳の程度(知的障害の程度)は数字が小さいほど障害が重く、1度が最重度、2度が重度、3度が中度、4度が軽度の4つの区分に分かれています。

愛の手帳の障害の程度はどのように決めるのですか

「愛の手帳」の判定基準に基づいて、知能検査による知能指数(IQ)と日常生活の様子から、知的な障害の程度を総合的に判断して程度を決定しています。

1度(最重度)というのは、どのような状態ですか

以下の説明は18歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、同じ度数でも年齢により異なった状態になります。
最重度とは、知能指数(IQ)がおおむね19以下で、生活全般にわたり常時個別的な援助が必要となります。
例えば、言葉でのやり取りやごく身近なことについての理解も難しく、意思表示はごく簡単なものに限られます。
上は判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害の程度が決められます。

2度(重度)というのは、どのような状態ですか

以下の説明は18歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、同じ度数でも年齢により異なった状態になります。
重度とは、知能指数(IQ)がおおむね20から34で、社会生活をするには、個別的な援助が必要となります。
例えば、読み書きや計算は不得手ですが、単純な会話はできます。生活習慣になっていることであれば、言葉での指示を理解し、ごく身近なことについては、身振りや2語文程度の短い言葉で自ら表現することができます。日常生活では、個別的援助を必要とすることが多くなります。
上は判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害の程度が決められます。

3度(中度)というのは、どのような状態ですか

以下の説明は18歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、同じ度数でも年齢により異なった状態になります。
中度とは、知能指数(IQ)がおおむね35から49で、何らかの援助のもとに社会生活が可能です。
例えば、ごく簡単な読み書き計算ができますが、それを生活場面で実際に使うのは困難です。具体的な事柄についての理解や簡単な日常会話はできますが、日常生活では声かけなどの配慮が必要です。
上は判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害の程度が決められます。

4度(軽度)というのは、どのような状態ですか

以下の説明は18歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、同じ度数でも年齢により異なった状態になります。
軽度とは、知能指数(IQ)がおおむね50から75で、簡単な社会生活の決まりに従って行動することが可能です。
例えば、日常生活に差し支えない程度に身辺の事柄を理解できますが、新しい事態や時や場所に応じた対応は不十分です。
また、日常会話はできますが、抽象的な思考が不得手で、こみいった話は難しいです。
上は判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害の程度が決められます。

知的障害があると手帳を持たないといけませんか

 「愛の手帳」は、知的障害者又はその保護者の申請に基づいて交付されるものです。知的障害があるから必ず手帳を持たなければいけないということはありません。

広汎性発達障害と診断されました。愛の手帳がもらえますか

 広汎性発達障害と診断されたことをもって、「愛の手帳」の対象者と判断することはできません。
「愛の手帳」は、判定の結果、知的障害を伴うと認められた場合に交付されます。
なお、広汎性発達障害を有する方は、「精神障害者保健福祉手帳」の対象となる場合があります。

 ※「精神障害者保健福祉手帳」は、精神障害(広汎性発達障害・高次脳機能障害などを含む)のため、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方を対象とした手帳です。知的障害と精神障害を両方有する場合は、両方の手帳を受けることができます。

→精神障害者保健福祉手帳について

病院や診療所で受けた知能検査結果から、愛の手帳をすすめられました。手帳がもらえますか

愛の手帳は、現在の知能測定値が低いことだけで、交付の対象と判断することはできません。知的機能の障害が発達期にあらわれていることが要件の一つです。
また、判定にあたって病院等での検査結果や主治医の先生のご意見も参考にさせていただきますが、「愛の手帳」の判定は知能測定値だけでなく、知的能力・職業能力・社会性等について医学的所見、心理学的所見、社会診断所見から総合的に判断します。
このため、現在の知的機能等について病院での所見があっても、総合的に、愛の手帳の交付対象には非該当と判定される場合があります。
なお、発達期以降に発症した疾病や外傷等により知的機能の低下が生じている場合、状況により精神障害者保健福祉手帳の対象となる場合があります。かかりつけの精神科医療機関等にご相談ください。
→精神障害者保健福祉手帳について

お問い合わせ

このページの担当は 心身障害者福祉センター 障害認定課 知的障害担当 です。

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