平成23年度『相談担当者のための日常生活用具研修会』実施報告
区市町村等で障害者や高齢者の相談業務に携わる職員を対象に、『相談者のための日常生活用具研修会』を開催しました。
本研修会は、日常生活用具に関する基本的な知識を習得して、障害のある方や高齢の方が地域で安心・安全に暮らせるよう、相談支援に役立てていただくことを目的にしています。今年度は、聴覚障害、視覚障害、重度肢体不自由の各支援者より、障害の理解と障害による生活上の困難さを補う日常生活用具に関する説明していただき、また、日常生活用具を展示し、実際に見て操作する時間を提供しました。
区市町村窓口の職員を中心に、2日間合わせて158名の参加がありました。
詳細は以下の通りです。
1 日時
(1)平成23年7月29日(金曜日) 午前10時から午後4時50分まで
(2)平成23年8月 3日(水曜日) 午前10時から午後4時50分まで
2 場所
東京都心身障害者福祉センター 3階 研修室 (展示:研修室向い)
3 内容
(1)講義 1
「足立区における障害者日常生活用具給付事業について」
足立区東部福祉事務所 援護係 身体障害福祉司 高橋 裕之 氏
日常生活用具給付事業の制度と足立区での取組みや相談業務におけるに注意・配慮点等
(2)講義 2
「聴覚障害者の日常生活用具について」
東京都心身障害者福祉センター 言語聴覚士 馬屋原邦博(7/29)柴崎美穂(8/3)
聞こえのしくみや補聴器の限界について、また、音に代わり振動、光、文字などを用いた機器等の説明
(3)講義 3
「視覚障害者の日常生活用具について」
帝京大学医療技術学部 視能矯正学科 講師 郷家 和子 氏
視覚障害者の理解と視覚情報を補う様々な用具についての説明
(4)講義 4
「意思伝達が困難な重度身体障害者の生活
〜コミュニケーション障害をどう乗り切るか〜」について
東京都立神経病院 リハビリテーション科 作業療法士 本間 武蔵 氏
コミュニケーション支援に関して、身体の一部をわずかに動かすだけで使えるスイッチ
類や支援機器を実際に使用している様子や生活場面を動画で説明
4 結果
(1)参加者数 158名 (参加申込み187名)
障害福祉所管課(福祉事務所)99名 高齢福祉(介護保険)所管課5名
地域包括支援センター 25名 障害者センター 21名 その他8名
(2)アンケート結果 (回収149名 回収率94.3%)
| 参考になった | どちらともいえない | 参考にならなかった | 無記入 | |
|---|---|---|---|---|
| 講義1 | 137 | 7 | 0 | 5 |
| 講義2 | 134 | 6 | 0 | 9 |
| 講義3 | 133 | 10 | 0 | 7 |
| 講義4 | 140 | 0 | 0 | 9 |
(3)感想 (アンケートより)
- 区民からの声や、現状の課題をわかりやすく話してもらい、連携と柔軟さが大切と改めて思った。
- 実際に聴覚障害の方々が、どのように使っているのかの説明がわかりやすかった。
- 各用具の詳しい説明と、使用した方の感想が紹介されていて、特徴などがよく分かった。
- あらゆるコミュニケーション手段の可能性があることを知って驚いた。どんな重度の障害でも希望があるということがわかった。

足立区身体障害福祉司より講義

「聴覚障害者の日常生活用具」講義

展示会場「コミュニケーション機器」

展示会場「視覚障害部門」
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