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東京都福祉保健局 東京都心身障害者福祉センター

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東京都障害者福祉交流セミナー報告(第11回)

高次脳機能障害の理解と地域連携の充実をめざして

報告書は下記から

1 開催目的

高次脳機能障害とは、病気や交通事故など様々な原因で脳が部分的に損傷を受けたために、言語や記憶、注意力や集中力、感情や行動の抑制困難などの知的な機能に障害が起きた状態を言います。
これにより生活に支障を来たすようになりますが、身体障害を伴わない場合、外見から障害がわかりにくいため、周囲から誤解を受けたり、障害者手帳の非該当となった場合、福祉サービスを受けられないなどの課題があります。
本セミナーでは、障害当事者・家族、支援に関わる職員、関心を持つ都民の方々にご参加いただき、昨年のセミナーをさらに一歩前進させ、皆様とともに、障害の理解とリハビリテーションの効果、地域のネットワークの充実について考えていくことをねらいとしました。

2 開催日時

平成18年11月28日 火曜日 午前10時から午後4時30分

3 会場

東京都庁第一本庁舎5階 大会議場

4 内容

【午前の部】 午前10時から11時45分
基調講演「高次脳機能障害の回復に向けた取組み」
講師:渡邉 修氏
首都大学東京 健康福祉学部教授 医師
内容:
○ 脳の模型、絵や図入りの多くのスライドによる高次脳機能障害の基礎知識や、障害別のリハビリテーション・アプローチの仕方を丁寧に解説。
○ 長期の継続的リハビリテーションにより回復過程を歩む患者さんの表情、行動の変化などのビデオ紹介。
○ 効果的な記憶法のクイズの実演(写真のみで覚える時・選択肢から覚える時)。
○ 当事者親子による回復等体験談。発症から現在までの本人の変化や、周囲の支援が大切であることを強調。
○「東京都高次脳機能障害者支援検討委員会」進捗状況、今後の検討の方向性を示唆。

【午後の部】 午後1時15分から4時30分
パネルディスカッション
「地域における高次脳機能障害支援機関の連携構築に向けて」
コーディネーター:
渡邉 修氏  首都大学東京 健康福祉学部教授 医師
パネリスト:
富田 博樹氏  武蔵野赤十字病院 脳神経外科部長
安宅 雪子氏  杉並区保健福祉部障害者施策課地域生活支援係「オブリガード」作業療法士
内山 等氏  江東区保健福祉部障害者福祉課就労支援担当係長
今井 雅子氏  東京高次脳機能障害協議会役員、世田谷高次脳機能障害連絡協議会代表、高次脳機能障害者と家族の会代表
田中 眞知子  東京都心身障害者福祉センター地域支援課地域支援係長
内容:
〔前半〕
○ 各パネリストの所属機関・団体の紹介、パネリストの仕事・活動紹介。

  • 救命救急医療及び医学的診断
  • 地域(区)で地域生活を支援する相談支援事業所の活動
  • 復職・就職に向けた就労支援活動
  • 当事者・家族団体としての活動紹介や課題提起
  • 障害者自立支援法における高次脳機能障害(者)の位置づけや支援拠点の発表
  • パネリスト同士の意見交換(他機関・団体への事業、活動の質問、要望等)

〔後半〕
○会場からの質問票に対する回答及び討議。コーディネーターのまとめ。
「医療・保健・福祉のネットワークや、地域における支援ネットワークを築いていくことが大切である。加えて発症から切れ目のない支援をつなげることが重要である。」

5 参加者

参加者数 485名(午前の部:438名、午後の部:347名)
〔午前(438名)内訳〕
区市(行政) 95名、医療機関 33名、職業安定所 23名、就労関係機関 8名、
関係機関 65名(民間施設、授産所、社協、地域包括支援センター等)、
民生・児童委員 47名、当事者・家族会等 55名、一般 80名、都(行政) 32名
〔午後(347名)内訳〕
区市(行政) 95名、医療機関 28名、職業安定所 24名、就労関係機関 5名、
関係機関 52名(民間施設、授産所、社協、地域包括支援センター等)、
民生・児童委員 24名、当事者・家族会等 42名、一般 52名、都(行政) 25名

写真(基調講演)

写真(パネルディスカッション)

6 感想・意見など(アンケート結果抜粋)

(1)基調講演(アンケート回収数178)
三択:参考になった(93%)、どちらとも言えない(3%)、参考にならなかった(1%)、未選択(3%)
〔感想・意見〕

  • 高次脳機能障害について脳の損傷部位による障害の症状や、障害の原因となる疾患の説明等、基本的な部分からわかりやすく説明してくれて、高次脳機能障害の理解を深めることができた。
  • 実際の障害者の方の様子を写したビデオや障害者本人が壇上に出られて、高次脳機能障害がどのような障害か、より実感することができた。
  • 高次脳機能障害の機能回復には時間がかかり、周りの人々の協力や環境の調整の必要性を改めて感じた。
  • 日常の関わり方、当事者の自己理解・気持ちの変化について、退院後の家庭での問題点などについて、事例としての紹介が聞きたい。

(2)パネルディスカッション(アンケート回収数172)
三択:参考になった(85%)、どちらとも言えない(7%)、参考にならなかった(1%)、未選択(7%)
〔感想・意見〕

  • 多方面(医療面、行政面、当事者の現状)からの取り組みが聞け、いろいろな角度から高次脳機能障害について捉えることができ、非常に参考になった。今後の活動に活かしていきたい。
  • 今回のように、他の地域で行われている取り組みを知る機会があるのは重要であると思う。
  • 自分が住んでいる地域との大きな格差を感じました。東京都内どこでも同じような支援が受けられるようになってほしい。
  • 社会復帰の社会資源の少なさが当事者の将来の壁になっている現実が少しでも取り除かれるよう、連携のスピードアップを。

(3)その他、高次脳機能障害支援に関する感想・意見

  • 行政やケアマネージャー・保健師等専門職でも高次脳機能障害について理解を持たれていない方が多いのが実情。今後も幅広い周知が必要だと実感する。
  • 当事者の方の生活に根ざした身近な場所(地域)において、各専門職が連携して、治療-生活-就労に向けて多様に対応できることが望ましい。
  • 社会資源の少なさを感じる。使えるサービスがないのが実情。家族ばかりが大きな社会資源になっている現状に問題を感じる。
  • 都から市町村職員に向けて研修を行い、施策への取り組みを促してほしい。

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お問い合わせ

このページの担当は 心身障害者福祉センター 地域支援課 事業担当 です。

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