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サルモネラ属菌Salmonella spp.

菌の特徴は

写真:サルモネラ属菌

 サルモネラ属菌は、鶏、豚、牛などの動物の腸管や河川、下水など自然界に広く分布しており、2,500種類以上もの血清型が知られています。
 発症には大量の菌が必要と言われていましたが、最近では、少量の菌でも感染し発症することが分かってきました。汚染を受けた食品の摂取により起こり、高熱を発するのが特徴です。

どんな食品が原因となりますか

  サルモネラ属菌に汚染されている肉や卵を原材料として使用した場合で、次のような食品が原因となりやすいとされています。
 卵(加工品を含む)、食肉調理品(特に鶏肉)、うなぎやスッポン等。
 また、ネズミやペット動物を介して食品を汚染する場合があります。

どんな症状ですか

 潜伏時間は6時間から72時間で、腹痛、下痢、おう吐、発熱(38℃〜40℃) が主症状です。

予防のポイントを教えて下さい

  1. 食肉や卵などを取り扱った手指や調理器具はそのつど必ず洗浄消毒すること。(二次汚染防止)
  2. 卵は新鮮なものを購入し、購入後は冷蔵保管すること。
  3. 卵を生食するのであれば表示されている期限内に消費すること。
  4. 割卵後は直ちに調理して早めに食べること。なお、卵の割り置きは絶対しないこと。
  5. 食肉などは低温で扱うこと。
  6. 調理の際は食品の中心部まで火が通るように十分に加熱すること。
  7. 検便を励行すること。
  8. ネズミ、ゴキブリ、ハエなどの駆除を行うこと。

参考資料

  1. 食品安全委員会ホームページ               

このページは東京都保健医療局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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