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ホーム » たべもの安全情報館 » 知って安心〜トピックス〜 »  食品の寄生虫 » 肉を介するもの 旋毛虫

旋毛虫(トリヒナ)(Trichinella spp.) 線虫類

旋毛虫の特徴

大きさ 雄:1.4から1.6ミリメートル、体幅0.04から0.05ミリメートル
雌:2から4ミリメートル、体幅0.06から0.07ミリメートル

感染源

 米国では、不完全調理の豚肉、ソーセージなどに含まれる筋肉内被嚢幼虫により感染し、東欧、中央アジアでは、馬肉、シカ肉等のゲームミートが感染源になります。日本においても、ツキノワグマやエゾヒグマの刺身による感染者が出ています。

ヒトへの影響

 初発症状は、発熱、筋肉痛、眼窩周囲の浮腫
 虫体の発育に関連して3期に分けることができます。

1 成虫侵襲期
感染後1から2週目。成虫が小腸粘膜に侵入して幼虫が産出される時期で、産出の刺激により腹痛、下痢、発熱、好酸球増加などの症状が現われます。
2 幼虫播種期
粘膜内で産出された幼虫の全身筋肉への移行時期。感染後2から6週目。眼瞼浮腫、筋肉痛、発熱、時に呼吸困難を起こします。脳炎、心筋炎等を起こし重篤となることがあります。
3 幼虫被嚢期
筋肉に移行した幼虫はそこで被嚢します。ヒトでは感染後6週目頃、眼瞼浮腫が一層著明となり、重症の場合は全身浮腫、貧血、肺炎、心不全などをきたし、死亡することもあります。

寄生している主な動物

 クマ、ウマ、ブタ

予防方法

  • クマ肉を生食しないようにします。
  • 豚肉を素材とした食品は充分加熱してから食べます。筋肉内幼虫は低温にかなり強く、マイナス30℃で4ヶ月保存したクマ肉により発症した例もあります。

このページは東京都福祉保健局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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