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育児中の方へ(子供が食中毒にかかったら)

小さなお子さんをお持ちの方へ

 乳幼児は病原菌に対する抵抗力が弱く、大人では大きな問題にならない病気や病原菌でも重い症状になったり、感染が広がったりすることが少なくありません。
 食中毒も例外ではありません、インフルエンザなどと同じように子供は大人より感染しやすく、症状もまた重くなりやすいのが特徴です。
 子供が小さなうちは、家庭の食事も十分な注意が必要です。


子供は食中毒にかかりやすい

 乳幼児は、大人とどこが違うのでしょう。
 体が小さいだけでなく、大人ではきちんと機能している抵抗力がまだまだ未発達で、防御システムとして出来上がっていないのです。

免疫機能が不十分
腸内細菌叢が未発達
消化能力が不十分


少量の菌でも発症する
重症になりやすい
子供の脱水症は命取り
乳幼児が下痢やおう吐を伴う病気にかかったときは、「脱水症」に注意が必要です。乳幼児の体は大人よりも水分の占める割合が大きく、新生児では80%が水分です。
下痢やおう吐がひどいときは、水分が体からどんどん失われてしまいます。
体内から水分が失われると、内臓の動きが鈍くなり、尿も減って老廃物が体から出にくくなります。また、意識がもうろうとなり、命に関わることもあります。
下痢やおう吐があるときは、はやめに医師の診断を受け、湯冷ましなどを30分から1時間おきに何度も与えて脱水を防ぐことが大切です。

おもちゃやタオルから

 O157などの感染力が強い食中毒菌は食べ物だけでなく、おもちゃ、タオル、よだれかけなどを介して、子供にうつることがあります。



小さな子供が食中毒にかかったら

医師に診せてください

 万が一、おなかが痛くて下痢が続いたり、出血を伴う下痢があったら、様子を見たりせずすぐに医師の診察を受け、その指示に従ってください。


家族への二次感染を防ぎましょう

 O157や赤痢など、感染力の強い細菌は食べ物で感染が広がるほか、ほんの少しの細菌がいればドアのノブからでも人に感染してしまいます(二次感染)。
 これまでにも、患者さんのいる家庭で家族が病気になったり、症状が出ないまでも感染して便から細菌が見つかったりしています。


医師や保健師の指示に従ってください

 食中毒や重い感染症だということを医師が診断すると、最寄の保健所に発生の届出をしてもらえます。
 O157や赤痢などの感染症であれば、御家庭の事情にあった衛生指導をしてくれますので、感染拡大を防ぐためにもその指示に従ってください。


おむつの処理

  • 患者さんが使用したおむつを処理する人は、ゴム手袋などを利用して自分が感染するのを防ぎます。
  • おしりはよくふき取ってから、アルコールなどで消毒します。
  • 荒れたりかぶれたりしないよう、子供の皮膚にあった消毒方法を選んでください。
  • 紙おむつは、2重にビニール袋に包んで生ごみとして出します。
  • 布おむつは専用の容器で汚れを落とし、消毒剤に漬け込むか5分以上煮ます。汚水はトイレに流してください。
  • 処理した人は、直ちにせっけんと流水で手を洗い、逆性せっけんや消毒用アルコールで消毒してください。
  • トイレのドアノブや、蛇口の取手も消毒しましょう

寝巻きやシーツの処理

  • 患者さんが使用した寝巻きやシーツは家族のものとは別に、家庭用漂白剤に漬け込んでから洗濯し、天日で十分に乾燥させてください。
  • 糞便がついてしまったものは布オムツと同じように消毒します。

お風呂

  • お風呂で二次感染することもありますので患者さんとの混浴は避け、患者さんの後に乳幼児を入れないようにします。
  • 風呂の水は毎日換え、浴槽やイスなども清潔にしておきましょう。


このページは東京都福祉保健局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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