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事件No.10 かんちがい! くわしいページ

もっとくわしく知りたい人へ

「くわしいページ」にようこそ!事件簿(じけんぼ)は楽しんでもらえましたか?このページは、物語に登場(とうじょう)したものやできごとを、さらにくわしく、楽しく、知って、たしかめるページです。調べ学習にぜひ役立ててくださいね。

調べ学習のポイント

アレルギーって

挿絵:シャロク、園子、マード体の中に、ウイルスや細菌(きん)が入りこむと、人は、それを体から追い出そうとします。これが「免疫(めんえき)」といわれる、体を守る仕組みです。ところが、この免疫の働きが過敏(かびん)すぎると、体にさまざまな症状(しょうじょう)を引き起こすことがあります。それをアレルギーといいます。

食物アレルギーとは?

アレルギーを起こすもとには、ダニ、カビ、花粉、食べ物などいろいろなものがあります。その中で、食べ物にふくまれる成分が、身体に吸収されて、アレルギー反応(はんのう)を引き起こすことを食物アレルギーとよびます。

食物アレルギーで起こるいろいろな症状(しょうじょう)

じんましん・しっしんなどの皮ふに起こるもののほか、下痢(げり)、腹痛(ふくつう)など消化器(しょうかき)に起こるもの、息が苦しくなるなどの呼吸器(こきゅうき)症状などがあります。

重症(じゅうしょう)の場合は、血圧が下がることで脳(のう)に酸素(さんそ)がいかなくなり、ぐったりするなどの症状が起こることもあります。この重い症状を「アナフィラキシーショック」といいます。

<食物アレルギー症状の例>

イラスト:アレルギーの少年

食物アレルギー反応(はんのう)を起こしやすい食べ物は?

アレルギーの原いんとなる食べ物は人によってことなりますが、食物アレルギーを起こしやすい食べ物として知られているのが、たまご・牛にゅう・小麦です。

このほか、甲殻類(こうかくるい)(えびやかになど)、果物、豆類(大豆など)、そば、ピーナッツ、魚卵(いくらなど)など多くの食べ物が食物アレルギーの原いんになります。

アレルギーを起こしやすい食品を調べよう

アレルギーを起こしやすい食品を原材料(げんざいりょう)にした加工品も調べてみよう。
例 : たまご ⇒ プリン、たまごどうふ
   落花生 ⇒ ピーナツバター

食物アレルギーのもとをふくむ食品の表示(ひょうじ)について

食物アレルギー患者(かんじゃ)の方が食べても大丈夫(だいじょうぶ)な食品をえらぶ手がかりとすることができるように、とくに食物アレルギーになる人が多い食品や重い症状が出やすい食品には、表示をすることが義務(ぎむ)付けられています。

加工食品の原材料に次の食品が含まれている場合は、そのことを必ず表示しなければいけません。
たまご、牛にゅう、そば、小麦、落花生(ピーナッツ)、エビ、カニ

そのほか、次の食品の場合はできるだけ表示することとされています。
あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

加工品の袋(ふくろ)や箱の表示をみてみよう

アレルギーを起こしやすい原材料について書いてあるのがわかるかな?

表示されているもの、されていないもの

ふくろや箱などに入れられて包そうされているすべての加工食品は、アレルギー表示が義務(ぎむ)づけられています。

ただし、お店で作ってその場で売っているそう菜やパン、注文を受けてから作るおべんとうなどは表示されていないことがあります。もし、原材料について不安がある場合は、お店の人にたずねてみましょう。