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事件No.19 甘い香りのなぞの箱(1)
近所の喫茶店のマスターから電話がかかってきた。お客さんが忘れていった箱があやしいものではないかと心配しているのだ。
相談者:登坂 香之介(とさか きょうのすけ)
- シャロクに電話がかかってきた -
- シャロク はい、福保野です。
-
マスター
あ、シャロクくん、カフェ「スロープ」の登坂です。
実は店に怪しい忘れ物があってさ、相談したいんだよ。
なんだか甘い匂いがする箱なんだけど... - マスター お客さんに気品のあるご婦人がいてね、携帯電話で話してたんだ。
-
マスター
その会話が途切れ途切れだけど聞こえてしまってね。「ウイルスに強いとか」「日本で初めて」とかなんとか。
で、店を出ていった後、箱が席に残されていて。すごく怪しいだろ? 怖いものじゃないかと心配でさ。 - シャロク 話の中に、輸入品って言葉は出ませんでしたか?
-
マスター
そうそう。外国産とかって言ってたね。
え! なんでわかっちゃうの!?シャロクくん! -
シャロク
安心してください。箱の中身は想像できました。
とにかく今からそちらに向かいますよ。
- 喫茶店にて -
- マスター ぼくにはまったくわからないよ。
-
園子
マスターのお店は、フルーツパフェとか出してるよね?
人の口にはいるものを作る人には最低限の知識を持っててもらいたいもんだよね。 - シャロク さあ、マスター! これをかぶって!
- マスターの前に迷路があらわれる -
- うさぎロボット(シャロク) 夢をコントロールする機械を使いました。クイズに答えながら迷路を進んでください。ゴールにたどりつくころには、知識が身に付きますよ。
-
マスター
うさぎ? って、その声はシャロクくんだね。
よーし、いっちょがんばるか! -
うさぎロボット(シャロク)
さあ、最初のクイズです。
Q1.遺伝子組換え農作物が作られた理由として正しければ○、間違いであれば×をクリックしてください。
・特定の除草剤で枯れないようにするため
・特定の栄養成分を増やすため
・特定のウイルスによる農作物の病気を防ぐため - マスター なんだ、全部○じゃないか。
- シャロク 世界の人口は70億人を超え、大量の食べ物が必要になっています。食べ物を安定して供給できるように、遺伝子を組み換えて、害虫や病気などに影響されにくい農作物が作られたのです。
- マスター へえ。だから遺伝子組換え農作物があるんだね。
-
うさぎロボット(シャロク)
Q2.日本ですでに認められている遺伝子組換え農作物について、正しければ○、間違いであれば×をクリックしてください。
・お米の遺伝子組換え農作物は日本で安全性が確認されている。
・大豆の遺伝子組換え農作物は日本で安全性が確認されている。
・小麦の遺伝子組換え農作物は日本で安全性が確認されている。 - マスター お米、大豆、小麦の中では大豆だけなんだね。
- シャロク はい。他には、トウモロコシ、ジャガイモ、菜種なども遺伝子組換え農作物として認められていますよ。
- マスター ふむふむ。よし、先を急ごう!