食品添加物とのつきあい方

食品添加物はなぜ使われるかに関心ありますか?

食パト先生のアドバイス

瀬古博子先生
瀬古博子先生
安全のために必要な食品添加物も。「無添加」=「安心」ではありません。
人間は食品を保存したり加工したりするために、昔からいろいろな工夫を積み重ねてきました。例えば、ヨーロッパで使われてきた岩塩には硝酸塩が含まれています。これが肉といっしょになることにより亜硝酸塩になり、肉の色調や風味をよくし、食中毒を起こすボツリヌス菌の増殖を抑えます。現代では、このような効果が科学的に解明され、亜硝酸塩が添加物としてハムに使用されるようになりました。
日本では、豆腐の原料である豆乳を固めるのに「にがり」が使われています。昔は海水を煮つめたものから食塩をつくり、その残りが「にがり」として使われていましたが、今は衛生的に精製された塩化マグネシウムなどが使用され、豆腐の製造になくてはならない添加物となっています。このように添加物はそれぞれ目的があって用いられています。また、安全性については国が確認し、問題のないものだけが使用を認められるしくみになっています。

加工食品にはルールに従って添加物が表示されています。添加物が心配、という思いから「無添加」と表示された製品を選びがちですが、「無添加」の表示には特にルールがありません。ときには、通常添加物を使用しない食品なのにわざわざ「無添加」と表示していることもあります。何が無添加なのか、表示をきちんと見て、納得した上で買うことをおすすめします。

食パトチェックポイント

ポイント1 食品添加物の種類を知っておきましょう

ポイント2 栄養強化のための「添加物」も

ポイント3 着色料にも使われる理由があります。