Q&A

食材・食品の保存が上手にできると、安全なことはもちろん、無駄に食べものを捨てなくてすみます。上手な食品保存について、食パト先生、もっと教えてください!

冷蔵庫などに食材を入れるときに、やってはいけないことなどがありますか?

answer

食パト先生

食材についている菌が他の食品や庫内を汚染しないよう注意が必要です。特に魚や肉のドリップ(汁)には菌がいるので、ドリップが他の食品や棚などを汚さないよう魚や肉はポリ袋や密閉した容器に入れるか、冷えやすい金属トレイなどに移しかえラップフィルムで覆ってから冷蔵庫に入れましょう。
また、冷蔵庫の扉をひんぱんに開閉したり、長い間開け続けると、冷気が逃げて庫内の温度が上がってしまいます。ひとたび温度が上がると、もとの温度に下がるまでには時間がかかり、その間に菌が増殖してしまいます。冷蔵庫の開閉時間を短くするために、よく使うもの、早く消費した方がよいものは手前に置くなど配置を工夫すると便利です。

根菜類は冷蔵庫に貯蔵しないほうが良いと聞きます。生鮮食品を上手に保存するコツを教えてください。

answer

食パト先生

室温で長期保存できるイモ類、たまねぎ、ごぼう等は冷蔵保存の必要はありません。同じ根菜類でも、大根など水分を保ちたいものは、野菜の呼吸を妨げない専用の「鮮度保持袋」等を用いて冷蔵するとよいでしょう。 また、魚介類には、真水に弱く、低温では活動しない「腸炎ビブリオ」という菌がついています。魚を丸のままの状態で購入した時には必ず表面を水道水で洗い流し、傷みやすい内臓やえらなどを取り除いた上で、すぐに冷蔵保存します。刺身なども購入後はすぐに冷蔵庫に入れ、食べる直前に冷蔵庫から出すとよいでしょう。
ともあれ、「冷蔵庫に入れておけば安心」と過信せず、「新鮮なものを新鮮なうちに食べる」ことを心がけましょう。

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answer

食パト先生

加工食品に表示されている期限には「消費期限」と「賞味期限」の2種類あります。「消費期限」は安全が保たれる期間、「賞味期限」は、おいしく食べられる期間を示しています。「表示」の意味を正しく理解することが大切です。
なお、「消費期限」や「賞味期限」は、あくまで未開封のまま、表示されている方法に従って保存した場合の期限です。開封すれば外部の空気が入り、空気中の菌やカビなどが混入することがあります。開封後はできるだけ早く食べきることが前提となっていることに注意してください。

食品を冷凍保存することによって栄養素が減ったり、変わったりすることはないのでしょうか?

answer

食パト先生

冷凍した肉や魚などを解凍するときにドリップが出てしまうと、水分といっしょにビタミンB群やビタミンCなど水溶性のビタミン、アミノ酸、ミネラルといった栄養素が逃げてしまいます。
そこで、解凍した肉や魚は汁物やシチューに使うと、水分ごと食べられるので栄養素やうまみを損なうことがありません。

安い時に買いだめしたいのですが、野菜や豆腐、肉、魚を上手に保存して、使い切るためのコツはありますか?

answer

食パト先生

食材はなるべく“買いだめ”せず、新鮮なものを食べるようにしていただきたいのですが、どうしても買いだめするなら、せめて「下味」をつけ、「加熱」をした上で冷凍庫へ。
例えばお肉なら、塩・こしょう、カレー粉などの下味をつけ、蒸すなどして加熱しておきます。野菜はきれいに洗って、ゆでる、蒸すなどしておきます。加熱してカサを減らすと保存スペースも少なくなります。
また、買いものの前には冷凍庫のスペースをあらかじめ作っておき、無理なく冷凍できる量を把握してからお買い物へ出かければ、食材を無駄にしてしまったり、冷凍庫に過剰に詰め込んで冷凍機能を低下させたりすることがありません。