風しん対策・先天性風しん症候群発生防止に向けた取組

 都では先天性風しん症候群発生防止に向けた取組として、各区市町村と協力し、抗体検査と各区市町村が実施する予防接種を組み合わせた形で実施しています。
 一方、国は「風しんに関する特定感染症予防指針」を平成26年3月に策定し、中長期的な視点に立った取組を進める方針を示すとともに、平成26年4月より妊娠希望女性等に対する抗体検査を行う都道府県、特別区及び保健所設置市への補助事業を実施しています。さらに、平成31年4月より、定期予防接種を受ける機会がなく、抗体保有率が他の世代と比べて低い世代を対象とした対応として、緊急風しん抗体検査等事業及び予防接種法にもとづく第5期定期予防接種を実施しています(2022年3月31日までの時限対応)。
 以上のことから、都及び区市町村は、国が実施する事業と連携し、風しん対策・先天性風しん症候群発生防止に取組んでいきます。

風しんにご注意ください ~都内で風しん患者が引き続き発生しています

 平成30年7月下旬から都内で風しん患者報告数が増加しており、30歳代から40歳代の男性を中心に患者が報告されています。
 妊婦が風しんに感染すると、胎児に先天性風しん症候群を起こすおそれがあります。職場においても、生まれてくる赤ちゃんを先天性風しん症候群から守るため、抗体検査で風しんの免疫をもっていないことが確認された方はワクチン接種をご検討ください。
 発熱や発疹が出現した時は風しんの可能性も考え、医療機関を早期に受診する、職場を休む、マスクを着用する、妊婦に接触しない等の感染予防対策もご検討ください。また、職場の周囲の人も体調不良者に配慮するようにしましょう。

風しんとは

 風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の感染症です。一般的には「三日はしか」とも呼ばれ、春から初夏にかけて多くみられます。2~3週間の潜伏期間の後、発熱、発疹、リンパ節の腫れといった症状がでます。風しんは基本的には重症化せず回復していく疾患ですが、関節炎、血小板減少性紫斑病、急性脳炎などの合併症を発症することもあり、注意が必要です。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15%から30%程度いるといわれています。また、一度感染すると、大部分の人は生涯風しんにかかることはないといわれています。学童から思春期に多く発生がみられますが、近年では成人での発生も多く報告されています。また、妊娠初期の女性が感染すると、先天性風しん症候群(CRS)※を起こすこともあります。

 ※先天性風しん症候群(CRS)
 風しんに免疫のない女性が妊娠初期に風しんに感染し、風しんウイルスが胎児に感染することにより、出生児に先天性の心疾患、難聴、白内障等の障害を起こす病気の総称

 主な感染経路は、「飛沫感染」で咳やくしゃみなどによって他の人にうつりますが、その際に、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。発疹のでる7日前から発疹が出た5日後くらいまでは、周囲への感染力があると考えられていますが、感染力は、麻しん(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。

 風しんは麻しんと同様、予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる有効な予防方法です。免疫をあらかじめ獲得しておくことが重要であるため、予防接種法の対象疾患とされており、区市町村が予防接種を実施しています。

都内の麻しん風しん定期予防接種実施状況

風しん抗体検査事業

≪国が行う緊急風しん抗体検査等事業(2022年3月31日まで)≫

 定期予防接種を受ける機会がなく、抗体保有率が他の世代と比べて低い世代を対象とした時限的な対応(2022年3月31日まで)になります。詳細は、厚生労働省のホームページをご確認ください。
厚生労働省ホームページリンク(緊急風しん抗体検査等事業)

1.検査の対象者 
  1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までに生まれた男性
  ただし、過去に風しんに係る抗体検査を受けた結果、十分な量の風しんの抗体があ
  ることが判明し、当該予防接種を行う必要がないと認められる者は除く。
  ※抗体検査の結果、抗体価が十分でない場合(国の基準。HI法の場合、抗体価
 8倍以下。)には、第5期定期予防接種を受けることができます。
2.手続き
  原則として、お住まいの区市町村から送付されてくるクーポン券を使用し、対象の
 医療機関で受診します。
  なお、お住まいの区市町村により、対応が異なる場合がありますので、詳細に
 つきましてはお住まいの区市町村へお問合せください。
3.実施医療機関
  クーポン券を使用し、抗体検査を実施する場合は、厚生労働省ホームページに
 掲載されている医療機関で受診をしてください。
 ※医療機関により、抗体検査を実施する曜日や時間帯が決まっていたり、
  対象となる方に制限があったりする場合がありますので、受診前に電話等で
  確認することをお勧めします。
 ※当該事業により、クーポン券を使用し、抗体検査を実施する場合は、
  お住まいの地域以外の医療機関においても受診することができます。
  (後述の都及び区市町村が実施する事業とは異なります。)

≪都が行う風しん抗体検査事業≫

1.検査の対象者 
  都内市町村(八王子市・町田市を除く)に住所を有する19歳以上で、以下に
 該当し、風しん抗体検査を希望する者
 (1) 妊娠を予定又は希望している女性
 (2) 妊婦の同居者
 (3) (1)の同居者
  ただし、既に風しんワクチンの接種を2回以上受けていることが確認できる者、
 既に当風しん抗体検査事業における抗体検査を受けている者及び他の医療
 機関等で抗体検査を受け、抗体保有が十分でないことが確認できる者については、
 検査を要しない者となります。また、国が行う緊急風しん抗体検査等事業の
 対象者についても、この事業の対象者とはなりません。
  なお、上記(3)の方は、先天性風しん症候群の発生防止のため、同居する(1)の
 方の風しん抗体保有状況についても、抗体検査を受けていただくなどにより、御確認
 いただくよう御協力をお願いします。
 ※抗体検査の結果、抗体価が十分でない場合には、各市町村が実施する予防接種
 を受けることができます。
2.手続き・実施医療機関
  お住まいの区市町村により、取扱いが異なりますので、詳細につきましては
 お住まいの区市町村へお問合せください。
 ※当該事業により、抗体検査を実施する場合は、原則としてお住まいの地域の
 医療機関において受診していただきます。
 (前述の国が行う事業とは異なります。)

≪特別区及び保健所設置市(八王子市・町田市)が行う風しん抗体検査事業≫

  検査の対象者、手続き、実施医療機関等につきましては、お住まいの区市にお問い合わせください。

大人の方への風しん予防接種事業

 子供向け(1歳以上2歳未満(第1期)、5歳から7歳未満で小学校就学前1年間(第2期))の定期予防接種については、下記リンク先をご覧ください。

都内の麻しん風しん定期予防接種実施状況

≪国が行う第5期定期予防接種(2022年3月31日まで)≫

 定期予防接種を受ける機会がなく、抗体保有率が他の世代と比べて低い世代を対象とした時限的な対応(2022年3月31日まで)になります。詳細は、厚生労働省のホームページをご確認ください。
厚生労働省ホームページリンク(第5期定期予防接種)

1.第5期定期予防接種の対象者 
  1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までに生まれた男性
 ただし、過去に風しんに係る抗体検査を受けた結果、十分な量の風しんの抗体が
 あることが判明し、当該予防接種を行う必要がないと認められる者は除く。
 ※HI法の場合、抗体価が8倍以下の場合、定期予防接種の対象となる。
2.手続き
  原則として、お住まいの区市町村から送付されてくるクーポン券を使用し、対象の
 医療機関で受診してください。
  なお、お住まいの区市町村により、対応が異なる場合がありますので、詳細に
 つきましてはお住まいの区市町村へお問合せください。
3.実施医療機関
  クーポン券を使用し、第5期定期予防接種を実施する場合は、厚生労働省
 ホームページに記載のある医療機関で受診をしてください。
 ※医療機関により、第5期定期予防接種を実施する曜日や時間帯が決まっていた
  り、対象となる方に制限があったりする場合がありますので、受診前に電話等で
  確認することをお勧めします。
 ※当該事業により、クーポン券を使用し、第5期定期予防接種を実施する場合は、
 お住まいの地域以外の医療機関においても受診することができます(後述の都及び
 区市町村が実施する事業とは異なります。)。

≪区市町村が行う先天性風しん症候群発生防止対策事業≫

 予防接種の対象者、手続き、実施医療機関等につきましては、お住まいの区市町村にお問い合わせください。

都内の風しん抗体検査事業及び予防接種事業の実施状況等

 各区市町村の風しん抗体検査事業及び予防接種事業等の実施状況は、下記リンク先のとおりです。
 

都内の風しん抗体検査事業及び予防接種事業の事業実績

関連リンク

お問い合わせ

このページの担当は 健康安全部 感染症対策課 防疫担当 です。