今年9月10日の開会式を皮切りに、11日から13日の3日間開催される「東京2009アジアユースパラゲームズ」では、6競技のパラリンピック正式競技で熱戦が繰り広げられます。
2月号では、ボッチャの紹介をさせていただきましたが、今月号では同じ障害者のスポーツ特有の競技「ゴールボール」の紹介をしたいと思います。
ゴールボールとは、第二次世界大戦で視覚に障害を受けた傷痍軍人のリハビリテーションのために考案されたプログラムの一つで、日本では、1982年に都立文京盲学校で初めて競技が紹介されました。1992年以降全国的に普及し、日本は1994年フェスピック(注1)北京大会で初めて国際大会に参加しました。また、パラリンピックでは、2004年アテネで初出場を果たしました。
視力の程度にかかわらず、アイシェードと呼ばれるスキーゴーグルのような目隠しを着用した、1チーム3名のプレーヤー同士が、コート内で鈴入りのボールを転がすように投球し合います。味方のゴールにボールが入らないよう阻止し、反対側の相手のゴールを攻撃することにより、激しく攻守を入れかえつつ得点を競います。
オフェンスは相手ゴールの角などの弱点を狙い、力いっぱいボールを転がし、ディフェンスは、聴覚を最大限活用し、向かってくるボールの鈴の音を聞いて素早く方向とスピードを判断、全員で全身を盾にしてゴールを守ります。コート内では、手をたたく、名前を呼ぶ、床をたたくといった動作で仲間とコミュニケーションをとり、自分のいる位置は、コートの中に貼られたラインをさわって確認します。
ゴールボールは他の競技と違い、ボールの鈴の音を選手が聞き取れる静寂さが必要であることから、観客も声を出すことが制限されますが、競技者の激しい動きに静寂さを忘れ、競技に熱中すること間違いありません。
今大会、ゴールボールは国立代々木第二体育館で行われます。多くの皆様のご来場・ご声援をお待ちしております。
(注1)フェスピック:「極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会」の英語名で、正式には「Far East and South Pacific Games for Disabled」と言います。
今年2月、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会は、国際オリンピック委員会に対し、2016年東京大会の開催計画である『立候補ファイル』を提出しました。この『立候補ファイル』に掲載されている競技会場の計画のうち、今回はレスリングについてご紹介します。
北京オリンピックでは、レスリングで日本選手が多数のメダルを獲得しました。オリンピックが日本で開催されれば、北京オリンピック以上に日本選手の活躍が見られることでしょう。
2016年東京大会のレスリング会場は、日本最大のコンベンションセンターである東京ビッグサイトです。1辺90mの正方形のホールの中に、3つのマットと1万人が収容できる観客席を設置します。なお、東京ビッグサイトは、レスリングに加え、フェンシングとテコンドーの会場になるほか、国際的な情報発信拠点となるメディアセンターも設置されます。また、パラリンピック期間中は、パワーリフティング、ボッチャ、車いすフェンシングが開催されます。
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