平成24年1月31日
福 祉 保 健 局
インターネット福祉保健モニター アンケート結果
〜 「自殺に関する意識調査」について 〜


 平成10年以降、全国の年間自殺者数は3万人を超えており、都内においても毎年2,500名以上の方が自ら命を絶つという深刻な状況が続いています。東京都では、一人ひとりのかけがえのない命を大切にし、生きやすい社会をつくるため、自殺者を一人でも多く減らすことを目標とした取組みを進めています。
 このたび、今後の自殺対策への参考とするため、インターネット福祉保健モニターに登録している方を対象に都民の自殺に対する意識についてアンケート調査を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。

【アンケート結果のポイント】
悩みやストレスに関することを相談できる相手は「同居の親族(家族)」と「友人」
不満や悩みやつらい気持ちを受け止め、耳を傾けてくれる人はいるか聞いたところ、「同居の親族(家族)」と「友人」と答えた人はそれぞれ56.1%であった。(Q7

悩み・ストレスなどの原因は「家庭問題」「勤務問題」「健康問題」がそれぞれ4割以上
この1か月間に、日常生活で悩み・ストレスなどがある(「大いにある」又は「多少ある」に回答)と答えた人に、その原因について複数回答で聞いたところ、「家庭問題(家族関係の不和、子育て、家族の介護・看病 等)」が48.5%、「勤務問題(転勤、仕事の不振、職場の人間関係、長時間労働 等)」が47.9%、「健康問題(自分の病気の悩み、身体の悩み 等)」が44.9%であった。(Q10
最近1年以内に自殺をしたいと思ったことが「ある」人は約3割
最近1年以内に自殺したいと思ったことがあるか任意回答で聞いたところ、「自殺したいと思ったことがある」と答えた人は30.8%であった。(Q16

自殺を考えたときに「だれにも相談したことがない」人は約7割
最近1年以内に「自殺したいと思ったことがある」と答えた方に、だれに相談をしたか聞いたところ、「だれにも相談したことがない」と答えた人は73.1%であった。(Q17
「自殺は防ぐことができる」と考える人は8割以上
自殺は防ぐことができると思うか聞いたところ、「自殺は防ぐことができる」と答えた人は83.7%であった。(Q19


アンケート概要
アンケート結果


【問い合わせ先】
 福祉保健局総務部総務課 
 電話 03-5320-4032



◆ 今回のアンケート概要

テーマ: 「自殺に関する意識調査」について
期 間: 平成23年12月16日(金曜日)正午から平成23年12月28日(水曜日)正午まで
方 法: インターネット(モニターがアンケート専用サイトから回答を入力する)
モニター数: 290名
有効回答数: 221名
回答率: 76.2%


◆ 過去の実施アンケート

平成15年度
第1回 介護保険制度(平成15年11月)・・・回答率95.3%
第2回 第三者サービス評価制度(平成15年12月)・・・回答率91.1%
第3回 児童虐待(平成16年3月)・・・回答率93.0%

平成16年度
第1回 グループホーム・痴呆の呼称(平成16年6月)・・・回答率90.6%
第2回 養育家庭制度(平成16年10月)・・・回答率86.1%

平成17年度
第1回 超高齢社会のイメージ、高齢期の情報収集、成年後見制度(平成17年12月)・・・回答率81.0%
第2回 外出時のトイレ(平成18年3月)・・・回答率73.9%

平成18年度
第1回 福祉保健局ホームページの利用について(平成18年7月)・・・回答率78.1%
第2回 健康づくりについて(平成18年11月)・・・回答率71.0%
第3回 高齢者虐待について(平成19年2月)・・・回答率73.1%

平成19年度
第1回 福祉のまちづくりについて(平成19年8月)・・・回答率70.9%
第2回 家庭福祉員(保育ママ)について(平成20年2月)・・・回答率64.7%
第3回 ホームページについて(平成20年3月)・・・回答率59.2%

平成20年度
第1回 「食の安全」について(平成20年7月)・・・回答率63.7%
第2回 「民生委員・児童委員」について(平成20年9月)・・・回答率63.5%
第3回 「地域包括支援センター」について(平成20年11月)・・・回答率62.7%

平成21年度
第1回 「新型インフルエンザについて」(平成21年9月)・・・回答率60.0%
第2回 「救急医療について」(平成21年11月)・・・回答率59.2%
第3回 「糖尿病に関する意識について」(平成22年2月)・・・回答率59.5%

平成22年度
第1回 「食肉の生食について」(平成22年7月)…回答率69.3%
第2回 「エイズについて」(平成22年11月)…回答率67.9%
第3回 「成年後見制度について」(平成23年1月)…回答率68.3%

平成23年度
第1回 「東京都におけるペットの飼育について」(平成23年10月)…回答率75.4%


【アンケート設問】

テーマ:「自殺に関する意識調査」について

Q1. あなたの性別について、該当する方を選んでください。

Q2. あなたの年齢は満でおいくつですか。該当するものを選んでください。

Q3. あなたのご職業はなんですか。該当するものを選んでください。

Q4. 現在、配偶者はいますか。該当するものを選んでください。

Q5. メディア(新聞・テレビ・ラジオなどの情報媒体)の接触頻度についてお聞きします。あなたが普段、仕事や学業以外で接する機会が多い情報媒体を3つまで選んでください。

Q6. 自殺を扱った報道についてお聞きします。自殺を扱った報道には関心がありますか。

Q7. 悩みやストレスに関することについて
あなたの周囲の人たちとの関係について、お聞きします。それぞれの質問について、あてはまるものを全て選択してください。あなたの不満や悩みやつらい気持ちを受け止め、耳を傾けてくれる人はいますか。


Q8. あなたは、悩みを抱えたときやストレスを感じたときに、誰かに相談したり、助けを求めたりすることは恥ずかしいことだと思いますか。以下の中であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。

Q9. あなたは、この1ヶ月間に日常生活で不満、悩み、苦労、ストレスなどがありましたか。以下の中であてはまるものを1つだけ選んでください。

Q10. Q9の質問で「大いにある」「多少ある」と答えた方にお聞きします。それは、どのような事柄が原因ですか。以下の中であてはまるものを全て選択してください。

Q11. 仮に、あなたが、よく眠れない日が2週間以上続いたら、医療機関を受診しますか。以下の中であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。

Q12. あなたは心の悩みや自殺の相談について、都内に相談できる機関があることを知っていますか。

Q13. あなたは、下記の相談機関(電話相談)を知っていますか。知っているものを全て選んでください。

Q14. Q13で「東京都自殺相談ダイヤルを知っている」と答えた方にお聞きします。あなたは、どこで知りました(聞きました)か。以下の中で該当するものを3つまで選んでください。

Q15. あなたは、これまでの人生のなかで、自殺したいと考えたことがありますか。以下の中であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。

Q16. Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方にお聞きします。最近1年以内に自殺をしたいと思ったことがありますか。

Q17. あなたは自殺を考えたときに、だれに相談をしましたか。

Q18. あなたが自殺を考えた要因となったものは何ですか。以下の中で当てはまるものを全て選んでください。

Q19. あなたは、自殺は防ぐことができると思いますか。

Q20. 最後に、東京都の自殺対策全般について、あなたの自由な意見をお聞かせください。【自由意見】



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【アンケート回答者属性】

カテゴリー名回答者
全 体221100.0

男性11853.4
女性10346.6


20代52.3
30代2611.8
40代4520.4
50代3817.2
60代5725.8
70歳以上5022.6


会社員4319.5
団体職員(NPO含む)167.2
自営業177.7
福祉サービス提供事業経営者62.7
福祉サービス提供事業従事者3515.8
教職員20.9
学生10.5
主婦4018.1
無職3013.6
その他3114.0

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【主な回答事例】

Q1. あなたの性別について、該当する方を選んでください。

Q1
D

性別について聞いたところ、「男性」は53.4%、「女性」は46.6%であった。

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Q2. あなたの年齢は満でおいくつですか。該当するものを選んでください。

Q2
D

年齢について聞いたところ、「70歳以上」が最も多く24.9%、次いで「60〜64歳」が14.0%であった。

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Q3. あなたのご職業はなんですか。該当するものを選んでください。

Q3
D

職業について聞いたところ、「勤めている(常勤)」が最も多く34.4%、次いで「専業主婦・主夫」が15.4%であった。

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Q4. 現在、配偶者はいますか。該当するものを選んでください。

Q4
D

配偶者の有無について聞いたところ、「配偶者あり(同居)」が73.3%と約7割であった。「未婚」は13.6%と約1割であった。


Q5. メディア(新聞・テレビ・ラジオなどの情報媒体)の接触頻度についてお聞きします。あなたが普段、仕事や学業以外で接する機会が多い情報媒体を3つまで選んでください。

Q5
D

普段、仕事や学業以外で接する機会が多い情報媒体について複数回答で聞いたところ、「テレビ」が88.7%、次いで「新聞」が83.7%で、それぞれ8割以上であった。

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Q6. 自殺を扱った報道についてお聞きします。自殺を扱った報道には関心がありますか。

Q6
D

自殺を扱った報道に関心があるか聞いたところ、ある(「かなりある」と「少しある」の合計)が83.3%と8割以上であった。

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Q7. 悩みやストレスに関することについてあなたの周囲の人たちとの関係について、お聞きします。それぞれの質問について、あてはまるものを全て選択してください。あなたの不満や悩みやつらい気持ちを受け止め、耳を傾けてくれる人はいますか。

Q7
D

不満や悩みやつらい気持ちを受け止め、耳を傾けてくれる人はいるか複数回答で聞いたところ、「同居の親族(家族)」及び「友人」がそれぞれ56.1%であった。

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Q8. あなたは、悩みを抱えたときやストレスを感じたときに、誰かに相談したり、助けを求めたりすることは恥ずかしいことだと思いますか。以下の中であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。

Q8
D

悩みを抱えたときやストレスを感じたときに、誰かに相談したり、助けを求めたりすることは恥ずかしいことだと思うか聞いたところ、思わない(「そうは思わない」と「どちらかというとそうは思わない」の合計)が74.7%と7割以上であった。

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Q9. あなたは、この1ヶ月間に日常生活で不満、悩み、苦労、ストレスなどがありましたか。以下の中であてはまるものを1つだけ選んでください。

Q9
D

この1ヶ月間に日常生活で不満、悩み、苦労、ストレスなどがあったか聞いたところ、ある(「大いにある」と「多少ある」の合計)が75.5%と7割以上であった。

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Q10. Q9の質問で「大いにある」「多少ある」と答えた方にお聞きします。それは、どのような事柄が原因ですか。以下の中であてはまるものを全て選択してください。

Q10
D

Q9で「大いにある」及び「多少ある」と答えた方に、どのような事柄が原因か複数回答で聞いたところ、「家庭問題(家族関係の不和、子育て、家族の介護・看病 等)」が48.5%、次いで「勤務問題(転勤、仕事の不振、職場の人間関係、長時間労働 等)」が47.9%であった。

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Q11. 仮に、あなたが、よく眠れない日が2週間以上続いたら、医療機関を受診しますか。以下の中であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。

Q11
D

よく眠れない日が2週間以上続いたら、医療機関を受診するか聞いたところ、「受診しない」が39.4%で約4割であった。

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Q12. あなたは心の悩みや自殺の相談について、都内に相談できる機関があることを知っていますか。

Q12
D

心の悩みや自殺の相談について、都内に相談できる機関があることを知っているか聞いたところ、「知っている」が72.9%で7割以上であった。

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Q13. あなたは、下記の相談機関(電話相談)を知っていますか。知っているものを全て選んでください。

Q13
D

上記の相談機関(電話相談)を知っているか複数回答で聞いたところ、「東京いのちの電話」が81.4%で8割以上であった。

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Q14. Q13で「東京都自殺相談ダイヤルを知っている」と答えた方にお聞きします。あなたは、どこで知りました(聞きました)か。以下の中で該当するものを3つまで選んでください。

Q14
D

Q13で「東京都自殺相談ダイヤルを知っている」と答えた方に、どこで知った(聞いた)か複数回答で聞いたところ、「広報東京都」が67.3%、次いで「東京都のホームページ」が43.6%であった。

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Q15. あなたは、これまでの人生のなかで、自殺したいと考えたことがありますか。以下の中であなたのお考えに最も近いものを1つだけ選んでください。

Q15
D

これまでの人生のなかで、自殺したいと考えたことがあるか任意回答で聞いたところ、「自殺したいと思ったことがある」は35.9%で約3割であった。

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Q16. Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方にお聞きします。最近1年以内に自殺をしたいと思ったことがありますか。

Q16
D

Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方に、最近1年以内に自殺をしたいと思ったことがあるか聞いたところ、「自殺したいと思ったことがない」が69.2%で約7割であった。

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Q17. あなたは自殺を考えたときに、だれに相談をしましたか

Q17
D

Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方に、自殺を考えたときに、だれに相談をしたか複数回答で聞いたところ、「相談したことはない」が73.1%で約7割であった。

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Q18. あなたが自殺を考えた要因となったものは何ですか。以下の中で当てはまるものを全て選んでください。

Q18
D

Q15で「自殺したいと思ったことがある」と答えた方に、自殺を考えた要因となったものは何か複数回答で聞いたところ、「家庭問題(家族関係の不和、子育て、家族の介護・看病 等)」が42.3%、次いで「勤務問題(転勤、仕事の不振、職場の人間関係、長時間労働 等)」が35.9%であった。

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Q19. あなたは、自殺は防ぐことができると思いますか。

Q18
D

自殺は防ぐことができると思うか聞いたところ、「自殺は防ぐことができる」が83.7%で8割以上であった。

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Q20. 最後に、東京都の自殺対策全般について、あなたの自由な意見をお聞かせください。【自由意見】

 東京都における自殺対策全般について、171人から195件の自由意見が寄せられた。「制度に関すること」が121件と最も多く、「広報に関すること」が29件、「その他のご意見」が45件であった。主な意見は以下のとおりである。

1広報に関すること 29件
自殺を考えた人が相談出来る窓口がいくつもあると言うことを、もっとアピールすべきだと思います。自殺した人のなかには、自分の悩みについて、誰かに話をすることができたら、ちょっとだけでも話を聞いて貰えたら、自殺を思いとどまった人が何人もいると思います。(男性,60代,その他)

自殺対策というのはある意味対策していても、衝動的な行為によるものなどは防ぎようがないとも感じるけれども、相談機関は自殺する人たちへの最後の駆け込み寺として絶対に必要であると思う。そのような意味からも、自殺対策をしているということをもっとアナウンスしていっても良いのではないかと思う。(男性,40代,福祉サービス提供事業従事者)

地道な取り組みが求められる。結果も直ぐには、また、飛躍的に減少させる等は難しいと思われる。しかし、啓発や相談が可能なことなど、情報に接する機会を増やしてほしい。新聞や雑誌、テレビなどの媒体との接点がない人も多いのではないかと思われる。どのような知らせるかは難しいところだが、ポスターや公共広告など幅を広げて防止喚起に努めてもらいたい。(男性,40代,自営業)

2制度に関すること 121件
自殺はその原因も様々ですし、その人の考え方などにもよるので難しい問題です。ただ、本当に追い込まれてしまった時には、周囲には止められない勢いがつき加速してしまうのだと思います。そうなる前の段階で食い止める事が大事であり、可能なことだと思うので、その段階を周囲が気付くことがひとつの防止策だと考えます。すべての人が他人事だと思わず、真剣に見つめるべきだと思います。(女性,50代,主婦)

自殺は予防できると思うとともに逆に、すべての自殺を防ぐことはできないとも感じます。「減らすことは可能である」という想いです。自殺という言葉の響き自体があまり好ましいものではないと個人の場合では感じますが、逆に東京都などの公共機関が率先して対策を打ち出す際にはかえってこのような明確な表現が必要なのだと考えます。東京都の対策はある一定の評価に値するものと感じますが、今後はさらに年代別に分けた自殺予防対策を挙げていただきたいと希望します。年代によって自殺理由もまた大きく異なるので・・。(女性,40代,その他)

自殺を考えている本人への呼びかけだけでなく、周囲の人が自殺を考えている人に気づくような、言動の特徴、声がけ、援助などの対応方法を周知することが必要だと思う。(男性,50代,会社員)

自殺を防ぐ努力はいろいろなされていると思う。現在のいろいろな対策を強化していけばよいのではないか。いずれにせよ総合的に解決策をアドバイスする制度が必要と思う。(男性,70歳以上,その他)

自殺対策のため相談する体制ができていることはよいことだと思う。自殺の背景は、多様であるが、何より、話ができること、話を聞いてくれる人がいることが重要だと思う。家族に相談といっても、相談しにくい場合もある。そのためには、行政が仲立ちした安心な相談機関はよいことだ。ただ、解決するには、その相談した後のフォローや一人になった時に、自殺に走るので、警察等と連携して自殺防止できる体制が今後の課題だと思う。(男性,50代,会社員)

3その他のご意見 45件
家族、友人知己等、日ごろから、周囲の人と、話し合える関係を維持しておくことが大切である。親身になって聞いてくれる相手がいるかどうかが、重要な要素であろう。(女性,70歳以上,主婦)

限られた資源の中で効率的な運用がされていると思います。年間3万人以上が自ら命を断つ社会は正常ではありません。今後とも肌理細かい対応を期待します。(男性,50代,会社員)

地方に比べ人間関係が希薄、また皆がいつも忙しそうで地方より自殺者は多いのではないかと思います。周囲とのコミュニケーションが取れていれば防ぐ事は可能な事もあると思います。(女性,30代,会社員)

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