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(平成16年度版)



| ◎ | 目 的 |
| 「受入条件が整えば退院可能」な精神科入院患者の退院を促進し社会復帰を図るため、都独自の退院支援と地域ケア体制を確保するとともに、モデル事業の実施による効果検証を行い、都における最適な退院促進支援策を構築する。 | |
| ◎ | 対象者 |
| 精神科病院に1年以上入院している精神障害者のうち、病状が安定しており、受入条件が整えば退院可能で、本人が退院を希望し、かつ精神科病院管理者からの推薦がある者 | |
| ◎ | 事業の概要 |
| @ 地域退院促進連絡会と地域生活ケア会議を設置し、コーディネーターと地域生活サポーターを配置 | |
| A コーディネーターが精神病院と調整しながら、入院患者の状況を把握 | |
| B 地域退院促進連絡会で、対象者に関する協議や関係機関調整等を実施 | |
| C 地域生活ケア会議で、対象者を決定し、ケアプランを作成 | |
| D コーディネーター・地域生活サポーターを中心に、関係者が連携して退院・地域生活定着に向けてサポート(概ね6ヶ月) | |
| E 状況に応じ、地域生活ケア会議でケアプランを評価・修正 | |
| F 地域生活ケア会議での判断と対象者の了解により、支援を終了 | |
| ※ | 会議構成 |
| 【地域退院促進連絡会】 | |
| 保健所・地域内病院・区市町村・地域生活支援センター・精神保健福祉センター等関連機関管理者及びコーディネーター | |
| 【地域ケア会議】 | |
| 保健所・地域生活支援センター・区市町村・福祉事務所・通所社会復帰施設・病院・診療所・訪問看護ステーション・精神保健福祉センター等地域生活支援関連機関職員及びコーディネーター・地域生活サポーター | |
| ※ | 役 割 |
| 【コーディネーター】 | |
| 会議の企画立案・調査実施・進行管理・関係者調整・地域生活サポーター支援・ケアプラン作成・ケアコーディネーション・対象者病状把握・緊急時の対応体制確保・地域ネットワーク体制の構築 | |
| 【地域生活サポーター】 | |
| コーディネーターとともに病院に出向いて対象者との関係づくり・対象者の外出等に同伴し地域生活をサポート・支援状況をコーディネーターに報告 |

(1)地域全体で退院促進の気運を高めることを目指す。
(2)精神科病院等の退院促進に向けた主体的動きを大切にし、状況に応じた協働体制を組む。
(3)地域におけるネットワ−クの中で、退院促進における精神科病院と地域関係機関との連携のための基盤体制を作る。
(1) プロセスの評価
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⇒ 地域のネットワ−クを見据えた動き |
地域全体の退院促進の仕組み作りが進むことを目標に、管内の精神科病院10病院全体に働きかけ、地域全体のネットワーク作りを目指し、地域関係機関に幅広く働きかけを行った。公衆衛生を担う行政機関である保健所としての機能を活かした活動を行うことができたと考える。
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⇒ スム−ズな関係機関との調整 |
コーディネーターを担う保健師は、日常業務を通して、退院促進に関する意見交換を、地域の各種会議や交流会・勉強会で説明する等、関係機関との調整をきめ細かく行った。新人のケースワーカーの精神科病院においては、相談に対応し、国立精神保健研究所の研究班員の研究班とも情報交換を図りながら、協働した。地域のサポータ−は、スムーズに事業展開を行った。
| ウ 当事者の声を大切にした取組 |
リーフレット作成は、当事者のミーティングに参加し、意見交換を行うなど、当事者からの意見の反映に努めた。退院促進学習会に参加を呼びかけ、当事者の立場から発言してもらった。
| エ きめ細かな打合せ会議とそれに基づく協力体制 |
具体的な計画・内容の作成・実施・評価・修正・確認と細かな役割を担った。
保健所と精神保健福祉課と多摩総合精神保健福祉センターが一体となって協働して実施した。
「打合せ会議」にあたる「地域の実務者からなる関係者による連絡会」が事業遂行上、不可欠であることがわかった。
(2) 取組内容の評価
| ア 退院促進に関わる病院状況調査 |
10病院の訪問インタビュ−調査により、院長や看護部長と会い意見交換ができ、病院全体の動きがわかり、病院の雰囲気や病院内の連携の状況を把握することができた。
| イ 精神科病院情報の整理 |
訪問インタビュー調査を整理し、「病院情報」を作成し、地域関係者に配布した。好評のため増刷している。
| ウ 退院促進の動機づけを高めるためのリーフレット |
リーフレットは、フロッピーにして配布した。
| エ 施設見学ツアーの取組 |
病院のケースワーカ−が、積極的に取り組み、看護師、作業療法士・入院患者の退院促進に向けた動き出すことが出来た。地域の社会復帰施設を見学し、病院自身が積極的に動き出した。
| オ 退院促進学習会の開催 |
病院関係者、社会復帰施設、訪問看護ステーション、市役所等の関係者103人が参加した。参加者の退院促進に向けた取組の意欲が高まる機会となった。
(3) 本事業の評価と今後の課題
課題1 退院促進に向けた取り組みの必要性の共有
課題2 精神科病院と地域関係者との連携
課題3 組織としての取り組み
課題4 退院促進の仕組づくり