対応の基本と考え方

1.相手の「人格」及び尊厳を尊重し、相手の立場に立って対応します。

・介助者や手話通訳者等ではなく、障害者本人に直接対応するように心がけます。
・ひとり一人障害の状況は異なり、求める配慮も異なります。思い込みや押し付けにならないよう、本人が必要な配慮を確認しましょう。

2.困っている人には進んで声をかけます。

・ご本人の事情が外見からわかりにくい人や、自分から申し出ることが難しい人もいます。困っている様子が見受けられたら、「お手伝いしましょうか?」等、進んで声をかけます。

3.コミュニケーションを大切に、柔軟な対応を心がけます。

・こちらから、挨拶や自己紹介をします。
・お声がけをした際に、相手が聞こえていない場合や、聞こえていても理解できない場合があります。また、相手が発したコミュニケーション手段をこちらでうまく受け取れない場合もあります。そういった場合は、相手の様子を見ながら、どのような方法でコミュニケーションが取れるかを探っていく必要があります。
・状況に応じて、身振りや文字で伝えたり、「はい」「いいえ」で答えられる質問や具体的な選択肢を挙げて質問します。
・「ゆっくり」「丁寧に」「繰り返し」相手の意思を確認し、信頼感の持てる対応を心がけましょう。

4.言葉遣いやプライバシーにも配慮します。

・子供扱いするような言葉は使わず、相手の年齢に応じた言葉を使って話しましょう。
・障害の原因や内容等について必要以上に聞かず、仕事上知り得た個人情報は守秘義務を徹底します。