高齢者虐待防止と権利擁護−いつまでも自分らしく安心して暮らし続けるために− 東京都
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高齢者虐待とは?
 
自分の人生を自分で決め、周囲からその意思を尊重されること、つまり人生を尊厳をもって過ごすことは、介護の必要の有無に関わらず誰もが望むことです。しかし現実には、家族や親族などが高齢者の人権を侵害する「高齢者虐待」が問題となっています。高齢者の中には、辛くても不満があっても、声を出せない人がいます。あなたの身近にも、そんな人はいませんか?
  様々な形態の虐待があります
  「高齢者虐待」は、暴力的な行為(身体的虐待)だけではありません。暴言や無視、いやがらせ(心理的虐待)、必要な介護サービスの利用をさせない、世話をしないなどの行為(介護・世話の放棄・放任)や、勝手に高齢者の資産を使ってしまうなどの行為(経済的虐待)が含まれます。また、中には、性的ないやがらせなど(性的虐待)もあります。
(詳しくは、このサイトの 虐待の種類と程度をご覧ください。)
 
殴る蹴るなどの暴力…身体 高齢者を叱りつける・無視する…心理 年金などを勝手に使ってしまう…経済 劣悪な環境で放置…放棄・放任

・身体的虐待
・心理的虐待
・性的虐待
・経済的虐待
・介護・世話の放棄・放任
  自覚がない場合も少なくありません
  「高齢者虐待」は、虐待をしている人に自覚があるとは限りません。高齢者が危険な状態におちいっていても、虐待の自覚がないことが多いのも特徴です。
 
家族の気持ち「夜おもらししないように、水分は控えておこう。」 本人の状況「脱水症状を起こし一刻の猶予も許さない状況」
虐待が疑われるケースの約1割は、生命の危険がある状態です。
  ささいなことが積み重なっていることもあります
  家族や親族などがちょっとしたこと、ささいなことと思っていても、積み重なることによって高齢者に大きな影響を与えることがあります。
 
家族の気持ち「何度も同じことを言われると、つい怒鳴っちゃうのよね。」 本人「ご飯まだですか?」/家族「さっき食べたでしょ!」」 本人の気持ち「また怒らせちゃった。わたしはもういない方がいいのかしら。
  また、ケアの方法が分からないために不適切な対応となって、高齢者のためになると思ってしていることが虐待につながることもあります。
 
本人の気持ち「トイレに行きたい時に、車いすベルトで動けない」 本人の気持ち「ずっと座っていて身体が痛いし、少しは自由に動きたいよ。」 介護者の言葉「危ないからね」介護者の気持ち「立ち上がってまた転んだら大変。車いすベルトは絶対はずせない。」
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施設などでの安易な身体拘束も虐待です
介護保険施設等では、「身体拘束」が禁止されています*。家庭における「身体拘束」も、高齢者に与える悪い影響は施設と同じです。しかし、家族の介護力には限界があり、拘束せずに介護を続けるためには、事業者や地域の適切な支援が欠かせません。
ケガの予防や認知症(痴呆)の行動障害の防止策と思われがちな身体拘束ですが、問題となっている行動の目的や意味が理解されず、適切な介護や支援が行われないことで、高齢者本人の状態はむしろ悪化し、心身に重大な影響が生じることが明らかになっています。
「身体拘束」に該当する事項
・ベルトや柵、ひも等による
 行動制限
・介護衣(つなぎ服)や
 ミトン型手袋の使用
・立ち上がりを妨げるような
 椅子の使用
・向精神薬などの過剰服用
・鍵付きの居室などへの隔離
身体拘束>身体機能の低下>周辺症状の増悪>リスクの増大>さらなる身体拘束となり、悪循環
身体機能の低下:筋力低下、関節の拘縮、心肺機能の低下などを招きます。
周辺症状の増悪:不安や怒り、屈辱、あきらめなどから、
・ 認知症の進行や
 周辺症状の増悪を招きます。
・ 意欲が低下し、結果的にADL
 (日常生活動作)の低下を招きます。
リスクの増大:拘束しているが故に、
無理な立ち上がりや、柵の乗り越えなどにより、重大な事故が起きる危険もあります。
*緊急やむを得ない場合を除きます。

*介護保険施設や介護サービス事業所等の職員による虐待を受けたと思われる高齢者を発見した方は、区市町村の高齢者虐待対応の相談窓口にご連絡ください。
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