認知症シンポジウム(H19)

認知症になっても今を生き生きと暮らせるために

 東京都は、平成19年9月13日(木曜日)に東京都庁第一本庁舎5階大会議場において、東京都主催のシンポジウム「認知症になっても今を生き生きと暮らせるために」を開催しました。これは、都民の認知症に対する正しい理解の促進を図るために、今年度から「世界アルツハイマーデー」にあたる9月に開催することとしたものです。
 当日は約470名の方々にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。

基調講演の様子  最初に、順天堂大学医学部教授の新井平伊氏が、「認知症と向きあうために−大切な"今"を支える第一歩は医療から−」と題して基調講演を行いました。認知症とはいかなる病気か、診断や治療はどこまで進んでいるのかといった点から、認知症の予防やご本人への告知の問題までを分かりやすく説明していただきました。特に、認知症の治療において何よりも重要なのは早期発見・早期診断であり、認知症を疑ったら一度は医療機関を受診すべきであると強く訴えました。

パネルディスカッションの様子  続いて、パネルディスカッションでは、浴風会ケアスクール校長の服部安子氏をコーディネーターに招き、認知症のご本人である加藤芙貴子さんと夫の芳郎さんを中心に、芙貴子さんを支える小山隆氏(株式会社アサヒ・スタッフサービス アサヒ・デイサロン)、林田俊弘氏(NPO法人ミニケアホームきみさんち理事長)が、そして基調講演に引き続き、新井平伊氏がパネリストを務め、認知症のご本人が感じていること、ご本人やご家族に対する支援のあり方を中心にディスカッションをしました。夫の芳郎さんからは、「認知症は家族だけで抱え込まず、地域からの支援を得ていくことが大切。」と自らの経験を話されました。