データから見た認知症の現状

都内の認知症の現状を示す主なデータの紹介です。

認知症高齢者の人数

 

何らかの認知症の症状がある高齢者(認知症高齢者日常生活自立度I以上)は、都内に約32万人(65歳以上人口の約12.5%)と見込まれています。


 

見守りまたは支援の必要な認知症高齢者(認知症高齢者日常生活自立度IIa以上)は、都内に約23万人の見込みです。

グラフ画像1 東京都「認知症高齢者自立度分布調査」(平成23年1月)より
東京都「認知症高齢者自立度分布調査」(平成23年1月)より

認知症高齢者の住まい方

 

半数以上は居宅で生活しています。

グラフ画像2 東京都「認知症高齢者自立度分布調査」(平成23年1月)より
東京都「認知症高齢者自立度分布調査」(平成23年1月)より

 

今後、独居・夫婦のみ世帯が増加する見込みです。

グラフ画像3 国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)」(平成17年8月)より
国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)」(平成17年8月)より

認知症の人に対する医療の状況

 

認知症患者に対する医療の状況を見ると、認知症サポート医や、認知症対応力向上研修を受講したかかりつけ医は増えています。

 

また、認知症の診断・治療を行っている医療機関は多いものの、1か月の外来患者数が5人以下の医療機関が約2割を占める一方で、50人以上の医療機関が2割以上占めるなど偏りがあり、一部の医療機関に患者が集中する傾向がみられます。

 グラフ画像4 東京都認知症専門医療機関実態調査より(平成19年12月)
東京都認知症専門医療機関実態調査より(平成19年12月)

 

さらに、かかりつけ医との連携を行っていない医療機関が4割近くを占めるなど、これらの医療資源は必ずしも有効に活用されていない状況にあります。

グラフ画像5 東京都認知症専門医療機関実態調査より(平成19年12月)
東京都認知症専門医療機関実態調査より(平成19年12月)

高齢者虐待のリスク

 

被虐待者の7割に認知症(疑いを含む)があります。

グラフ画像6 東京都「東京都高齢者虐待対応マニュアル」(平成18年3月)より
東京都「東京都高齢者虐待対応マニュアル」(平成18年3月)より

認知症の人(疑いを含む)の場合の虐待の要因

  • 1位 本人の認知症による言動の混乱(37%)
  • 2位 本人の身体的自立度の低下(30%)
  • 3位 本人の性格や人格(18%)
東京都「東京都高齢者虐待対応マニュアル」(平成18年3月)より