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成人ぜん息

最終更新日:平成29年4月21日 | 公開日:平成29年4月21日

ぜん息発作が起こった時の対応

発作には、小発作、中発作、大発作、そして呼吸不全の状態がありますが、特に緊急性の高いときには命に関わる事があります。ぜん息の発作が起きた時には、発作の程度を見極めて慌てずに対処することが大切です。発作治療薬を主治医からもらっておきましょう。
日頃から主治医に発作時の服薬の方法等について確認し、アクションプラン(自己管理計画書)をもらっておきましょう。

発作のときに家庭でできる対応

  • 楽な姿勢になり、腹式呼吸を行う
  • 発作治療薬の短時間作用性β2刺激薬(サルタノール、メプチンなど)を吸入する
  • 温かいお茶や水分などをとる

救急外来受診の目安

  • 苦しくて横になれない、かろうじて歩けるくらいで動作が困難なとき
  • 発作治療薬の短時間作用性β2刺激薬(サルタノール、メプチンなど)の吸入が1~2時間おきに必要なとき
  • 発作治療薬を使っても、3時間以内に症状が改善しないとき
  • 症状が悪化していくとき
  • 意識がもうろうとしている場合や失禁をしている場合には救急車をよびましょう

(出典:独立行政法人環境再生保全機構「すこやかライフNo.41」より引用一部改変)

環境整備(患者さんや家族が協力して生活環境から原因・悪化因子を減らす)

原因は一人ひとり異なるので、発作を起こす原因を知って、日常生活の中での原因や悪化因子を減らす工夫をしましょう。

タバコや花火など

  • タバコの煙は、発作の原因となりますので、禁煙しましょう。これは受動喫煙でも同様ですので、家族も室内での喫煙は絶対に避けましょう。屋外で喫煙をしても、成分は服や体について室内に入ってしまいます。タバコの成分はぜん息治療薬の効果も悪くしてしまうので、できるだけ家族も一緒に禁煙しましょう。
  • 花火や線香の煙などは、吸い込んで苦しくなることがあります。風上に移動したり、口もとをタオルで覆ったりして煙を吸い込まない工夫をしましょう。

室内のアレルゲンを減らす工夫

ダニやカビなどのアレルゲンを生活環境から減らすことが大切です。室内からアレルゲンを減らすポイントは掃除の工夫や、寝具の管理、湿度の管理などです。
室内のアレルゲン対策は、東京都・東京都医師会作成リーフレット「住まいとアレルギー」をご覧ください。

ペットのアレルゲンについて

  • 犬、ネコだけでなく、うさぎ、ハムスター等のアレルギーもあります。
  • ペットの毛やふけがアレルゲンとなります。毛のあるペットはできるだけ飼わないようにしましょう。すでにペットを飼っている場合は、ペットに由来するアレルゲンとの接触を減らす(定期的にペットを洗う、屋外で飼育するなど)工夫をしましょう。

風邪やインフルエンザの予防

帰宅時の手洗い励行、外出時のマスク着用、予防接種をするなど、気道感染症を予防しましょう。

自己管理(セルフケア)の力をつける(自ら治療に参加し、続けられるように正しい知識と判断力をつける)

自分でもぜん息の状態を評価して、コントロールの良い状態を維持し、発作の予防や発作時に適切な行動をとれるようになることが大切です。
以下のことに取組みましょう。

1. ぜん息の基礎知識を学ぶ*

2. 薬の種類と役割と使い方がわかる*

*基礎知識のページをご覧下さい。

3. 自分のぜん息の状況を把握(セルフモニタリング)できる

ピークフローメーターやぜん息日誌などを活用して、発作が起こらないように上手に自己管理をしましょう。

<ピークフローメーター>

ピークフローメーターを使う人イラスト

自宅で簡単に気管支の状態を測定できる道具です。ピークフローとは大きく息を吸い込んで、力いっぱい息を吐いた時の強さ(速度)を表す数値です。自覚症状がない時でも発作の前は数値が下がってくるため、早めに対応することが可能になり、症状の悪化を防ぐことができます。ピークフローメーターは、いろいろな種類のものが市販されていますので、医師に相談してみましょう。

<ぜん息日記>

ぜん息日記イラスト

症状や薬、天候や日常生活などの内容を記入し、自分の生活や症状の経過を振り返ることにより、発作のきっかけや前ぶれに気付いたり、予防へのヒントを見つけることができるものです。「ぜん息日記」は医療機関に相談するか、インターネットから無料で入手することもできます。

4. 環境整備(発作を起こしたり誘発する原因への対応)ができる

上記、環境整備の項目を参考にして下さい。

5. 発作時の対応ができる

主治医と相談し、アクションプラン(自己管理計画書)を作成してもらいましょう。

次:病院へのかかり方

病院へのかかり方

診察風景イラスト

適切な治療をうけるためには、医師に詳しく症状を伝えることが大切です。受診時に的確に状態を伝えるために以下のことを参考にしてください。

  1. 受診時に伝えたい内容をメモで簡単にまとめておきましょう。
  2. 症状を正しく伝えるためのポイント
    • いつ頃から
    • どんな症状(咳、ぜん鳴(ゼーゼー、ヒューヒューなど))
      • 咳やぜん鳴の強さ(眠れない、しゃべれない、息苦しい)
    • どんな時に出るか
    • 頻度
    • ぜん息以外のアレルギーの状態について、特に鼻炎症状
    • 治療の状況(医師指示どおりにできているか)
  3. ぜん息日記を活用しましょう。

関連情報

独立行政法人環境再生保全機構「ぜん息などの情報館」

小児ぜん息と成人ぜん息別に、基礎的な知識や治療、日常生活での対応など、具体的に分かり易く説明されています。

東京都・東京都医師会作成「住まいとアレルギー」

日常生活でできる室内環境の工夫を紹介しています。

このページは東京都 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 環境情報担当が管理しています。

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