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A病棟(医療病棟)入院の御案内

令和4年3月改訂

 A1・A2病棟は、一般の医療機関では対応困難な重症心身障害児・者の診療を目的とした病棟です。専門の医療スタッフが、安全で安心できる療育に努めております。安全確認のためリストバンドの着用や呼名確認等の御協力をお願いします。
 快適でスムーズな入院生活を過ごせるように、以下について御案内をさせていただきます。御理解と御協力をお願いします。 

1 病棟の看護体制について

 交代制勤務のため、受け持ち看護師が不在の場合は同じチームの看護師が担当します。

2 入院時に持参していただくもの

*持ち込まれた物については丁寧に扱いますが、万が一の物品の破損・故障・紛失は責任を負いかねますことを御了承ください。
*持ち物は必要最小限にして、全ての持ち物に油性マジックなどで名前を書いて御持参ください。上衣は前面の裾、下衣はウエストの見えやすい場所に御記入ください。
(1)衣類(下着・パジャマ・普段着など入院日数+2組程度の予備)
 *病棟からの貸出衣類はありませんので、必要数をお持ちください。
 *着替えのしやすい、伸縮性があり、前開きのゆったりしたもの。
(2)紙オムツ必要分(1日5~8回程度交換)・おしり拭き・尿とりパッド
 *入院中に不足が生じることがない十分な量をお持ち下さい。
(3)洗濯物入れ(紙または布製の手さげ袋1枚・ビニール袋2~3枚)
 *有料洗濯を御利用の場合は手さげ袋は2枚必要です。
(4)バスタオル・タオル必要枚数(入浴用にも使用します)
(5)洗面用具(歯ブラシ・プラスチックコップ・必要時歯磨き剤)
(6)入浴用具(ボディーソープ・シャンプー・リンス・ヘアーブラシ)
(7)ティッシュペーパー 
(8)服用中の薬(入院日数分)屯用の薬、坐薬、ぬり薬、お薬手帳、予備として一日分。
 *お持ちになる薬には、薬袋、吸入薬等、一つ一つに薬剤名、氏名を御記入下さい。  
 *処方をもらう時に、調剤薬局で名前を入れてもらうことができます。
 *安全管理のためにホチキス止めはしないでください。
(9)特殊スプーンなど
 *通常のスプーンやシリコンスプーンはありますが、本人用に作成した自助具がある場合はお持ちください。
(10)電気かみそり・髪留め用のゴム(必要時) 
(11)ヘッドギア・座位保持椅子等、各種装具
(12)シューズ等安全な上履き(サンダルはお避け下さい)
 *歩行されない方でもサンダルは車椅子上で脱げて危険です。
(13)在宅療養中で以下の物品を使用の方は御持参ください。
 *破損等のトラブルにより必要となる場合に備え、予備の物品、呼吸器・カフアシストの回路やマスク類の予備も必ず御持参下さい。
 ア 経管栄養(胃ろう・胃管)の方は、注入剤と接続チューブ
 イ 胃ろうセット及び胃管など
 ウ 気管カニューレを使用されている方
  *専用のカニューレホルダー(入院中に交換するために必要な数)
  *カニューレホルダーはなるべく新しい物を御持参ください。マジックテープ部分の粘性が弱くなっていたり、ホルダーの部分がよれてしまっていると、カニューレが外れたり、患者の皮膚を傷つけてしまう危険があります。
 *原則としてYガーゼは使用していません。Yガーゼ゙を使用している理由がある場合は、看護師に御相談下さい。
 エ 衛生材料(Yガーゼや滅菌ガーゼ、綿棒などの物品)
 オ カニューレ及び付属品(人工鼻など)
 カ 人工呼吸器及び取扱説明書

3 持ち物の整理と盗難防止について

(1)身の回り品について
 患者さんの安全のために、ベッドの周りの整理整頓に御協力ください。
 ア 持ち物の整理には床頭台と整理タンスを御使用ください。
 イ 衛生面の観点から、床やベッドの下には、荷物を置かないようにしてください。災害発生時の安全確保のため、スーツケース等の大きな荷物はお持ち帰りください。
 ウ オムツの予備がある場合は看護師にお申し出ください。
 エ 玩具は2~3個(名前を記入)程度とし、高価な物はお持ちにならないでください。特に口に入るような小さな玩具類は危険であり、紛失や異食の原因となります。
また、破損しているおもちゃは外傷等のトラブルの原因になるため、御遠慮ください。
 オ 私物については入院時と退院時に確認サインをお願いします
(2)盗難防止について
 ア 高価な機器の持ち込みはお控えください。
 イ パソコン、CD・DVDプレイヤー、ゲーム機等を持参される場合、盗難、紛失、破損に関しては責任を負いかねます。
 ウ 貴重品の持ち込みはできません。床頭台の貴重品ボックスを使用される方は看護師にお申し出ください。

4 日課について

(1)起床:午前6時 
(2)消灯:【A1病棟】午後9時  【A2病棟】午後9時30分
 *消灯時間後の点灯、談話、テレビ等は御遠慮ください。
(3)検温時間:午前10時
(4)食事時間:朝食:午前7時   昼食:午後0時   夕食:午後6時
 ア 病室に食べ物や飲み物は、持ち込まないようにお願いします。
 イ 状態により食べ物の持ち込みを希望される場合は看護師に御相談ください。
(5)補水時間:午前10時、午後3時、午後8時
(6)清潔ケア
 ア 入浴(清拭)は、祝祭日を除く週2回となります。
 *以下の場合は入浴できません。
 (ア)入浴日が入退院日 
 (イ)体調不良など医師の許可がない場合
 イ お尻の洗浄は、1日1回行います。
 ウ 顔拭きは、朝・夕の1日2回行います。
 エ 歯磨き・口腔ケアは経口摂取の方は毎食後、注入の方は午前中・夕方行います。
 オ 衣類が汚れた時は、随時更衣や清拭を行います。
(7)寝具交換(シーツ、包布、枕カバー)は、週1回行います。
 *病棟では、複数の患者さんが安全に過ごして頂くために、注入・与薬・オムツ交換・体位変換などの処置、ケアを定時で行っておりますので御承知おきください。

5 面会について

面会時間
平日:午後3時から午後7時まで
土日・祝祭日:午後1時から午後7時まで
*感染予防のため、小学生以下のお子様の面会は御遠慮ください。病棟内にはお入りになれませんので、家族面会室にてお待ちください。
*面会時間以外は、清潔ケアや医療処置、安静時間となっています。他の患者さんのプライバシーや安静を保つためにも時間厳守をお願いします。
(1)1階受付(守衛室)で面会の手続きを行い、「健康チェック票」を記入して面会者バッジをお付けください。「健康チェック票」は病棟看護師に面会前にお渡しください。
(2)時間外の御面会を希望される場合は、事前に看護師に御相談ください。
 *特別な理由のない限り面会時間をお守りください。
(3)感染予防のため、発熱など体調が悪い時や、同居されている御家族が流行性の感染症にかかっている時の面会は御遠慮ください。
(4)友人・知人および学校関係者の面会は、患者さんのプライバシーや安静を守るために制限しています。
 *来院予定がある場合は、入院時にその予定を看護師へお知らせください。
 *看護師に声をかけて許可を得てから面会くださるようお願いします。
 *利用者の状態やスケジュール等で、面会できないことがあります。

6 外出・外泊について

(1)主治医と相談の上、外出外泊許可書を記入していただきます。
(2)出院及び帰院の際は、守衛室で「外出外泊許可書」に警備員の押印又はサインを貰ってください。
(3)当センター敷地より出られる場合は外出外泊許可書が必要となります。

7 洗濯について

(1)自宅に持ち帰り洗濯をしてください。当センターにコインランドリーはありません。
 *使用後の衣類などを入れる洗濯用の袋を御用意ください。
(2)自宅での洗濯が難しい場合や、洗濯物を定期的に取りに来られない場合は、有料クリーニングの利用も可能です。詳細は、看護師に御相談ください。

(3)便・尿・吐物などが付着した衣類や入浴で使用したバスタオル等を干して乾燥させることは、細菌やウイルスによる感染拡大の原因となる事もあります。そのため病棟では干せません。ビニール袋に入れ、洗濯用の袋に一緒に入れさせていただきます。
 *なお、長期間濡れたままの場合、カビが発生することがあります。
 *衣服が便汚染した際に連絡が必要な場合は、入院時にその旨をお知らせください。

8 その他

(1)当センターでは、原則として付き添いは出来ません。
(2)入院・入所前に爪切りをお済ませください。
(3)入院中は、手や足の先にSpO2モニターを装着し、酸素飽和度を測定することがあります。マニキュアは測定の妨げとなるので、御使用はお控えください。
(4)病状や他の患者さんの容態などにより、病室を移っていただくことがあります。
(5)アレルギーの方もいらっしゃいますので、生花の持込みや香りの強いハーブなどの持込みは御遠慮ください。
(6)入院当日の午前中の処置(10時の吸入・浣腸、経管栄養等)は、患者さんの安全・安楽のために実施しておりません。御自宅で早めの実施をお願いします。困難な場合は医師と御相談ください。
(7)入院中は名前確認のため、車椅子に病棟で用意した名札を付けます。名札は退院時にお返しください。
(8)同性看護を希望される方はお申し出下さい。

9 電話について

(1)公衆電話は1階ロビー受付の向かい側にあります。
(2)利用者の呼び出しは出来ません。伝言のみとなります。
(3)パソコン、携帯電話は病棟内で使用は出来ません。ご使用は1階ロビー、家族面会室でお願いします。
(4)電話での入院患者さんの病状等のお問い合わせは、個人情報を保護するため、お答えしておりません。

10 電化製品について

(1)電子機器は病室のコンセントを御利用ください。
(2)テレビはプレイルームにあります。テレビの持ち込みは御遠慮下さい。
(3)カード式レンタルテレビの貸出しがあります。希望者は看護師にお申し出ください。
(4)テレビ・ラジオ等音の出る物の使用時は、なるべくイヤホンを使用してください。
(5)病院ではネブライザー等を実施する関係で、水蒸気で電化製品が故障しやすい環境にあります。DVDプレイヤーやカセットデッキ等、患者さんの枕元近くに置くものに関しては何等かの方法で保護するか、防水のものを使用することをお勧めします。

11 診断書(等)書類について

(1)証明書を含め書類は1階受付窓口にお出し下さい(病棟ではお預かりできません)。
(2)書類作成には時間がかかります。1週間以上の余裕をもってお申し出ください。

12 売店・自動販売機について

当院には売店はございません。1階待合ホールに自動販売機(飲み物、菓子パン等)を設置しています。

13 退院手続きについて

(1)退院当日は、1階受付窓口で必ず退院手続きをお願いします。
(2)退院時間は午前9時50分ですので、時間に余裕をもって退室できるよう、御準備をお願いします。
(3)退院日は、午前中の吸入・浣腸、10時の経管栄養注入などの処置は、患者さんの安全・安楽のため実施しておりませんので、御帰宅後、落ち着いてから行ってください。
(4)土日祝日の退院は、主治医が不在な場合があり対応しかねます。御理解と御協力をお願いします。

14 療養に関する相談について

[医療相談室]入院に関する医療費や生活費、福祉、療養中の様々な御相談など。
[在宅支援室]医療機器・介護用品等の情報、使用方法、訪問看護の利用案内など。

15 入院中の受診について

(1)入院中の他科受診希望および予約は必ず看護師にお申し出ください。
 *入院前に外来予約をしていた場合は、御家族の付き添いが必要となります。その場合は予約時間通りとなりますので、間に合うようにお越しください。
(2)入院中に他の医療機関(薬の処方も含みます)の受診予定のある方は、必ず入院・入所の時に、担当医師か看護師にお申し出ください。
 *A1病棟とA2病棟で若干異なる点もあります。御不明な点がございましたらいつでも病棟看護師にお尋ねください。 

東京都立北療育医療センター A1病棟

A2病棟

〒114-0033 東京都北区十条台1-2-3

TEL 03-3908-3001 FAX 03-3908-2984

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お問い合わせ

このページの担当は 東京都立北療育医療センター看護科 です。

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