劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)が増加しています
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、レンサ球菌による感染症です。通常は、レンサ球菌に感染しても無症候のことも多く、ほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまります。
しかし、稀に通常は細菌が存在しない組織(血液、筋肉、肺など)にレンサ球菌が侵入し、急激に症状が進行する重篤な疾患となることがあります。
四肢の疼痛、腫脹、発熱などの感染の兆候が見られる場合速やかに 医療機関を受診 してください。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 (STSS)とは(保健医療局)
都内における発生状況
- STSSは、子供から大人まで広範囲の年齢層に発症するが、特に大人に多いのが特徴
- 都内における過去10年間の状況では、どの年においても40歳以上で全体の約90%を占める
- 2023年は以前と比較して、40歳代の感染者の増加が著しい (2022年:7人 ⇒ 2023年:23人)
- 2023年の都内報告数141人のうち、死亡者数は42人(30代1人/40代7人/50代2人/60代6人/70代11人/80代以上15人)
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このページの担当は 多摩立川保健所 保健対策課 感染症対策担当 です。