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事件No.07 君も手のひらいっぱいに くわしいページ
手のひらの菌(きん)
手は、生活の中でいろいろなものにさわるため、食中毒菌(しょくちゅうどくきん)がつくことがあります。その手で食べ物にふれると、菌が食べ物を汚染(おせん)して、それを食べた人が食中毒になってしまうかもしれません。食中毒をふせぐためには、手洗(あら)いがとても大事です。
手のひらの菌
細菌(さいきん)は目で見ることができません。しかし、実さいは手にもたくさんの細菌がついています。サルモネラやノロウイルスなど、食中毒の原因(げんいん)となる微生物(びせいぶつ)も、ついてしまうことがあるかもしれません。
ふだんの手洗い
ふだんの生活の中でも、外出から帰ってきたとき、トイレの後、食事の前は必ず手を洗いましょう。石けんをあわ立てて、ていねいに洗い、よくすすぎます。
石けんで、よごれといっしょに菌を洗い流すのです。しかし、洗いにくく、よごれが残りやすいところがあるので、どういうところによごれが残りやすいのか調べてみましょう。
写真の通りに手を洗ってみよう
1週間続けてみよう。洗ってみた感想はどうかな?
洗い方を覚えると、だんだん上手に洗えるようになるよ。
料理をする時の手洗い
肉や魚などの生鮮(せいせん)食品には菌がついているため、こうした食品をさわった後の手にも菌がついてしまいます。サラダやつけ物、さし身など、そのまま食べるものを調理したり、もりつけたりする前にも、必ず、手洗いをしましょう。
キッチンの道具の手入れ
食中毒をふせぐために、キッチンで使う道具を清けつにしておくことも大事なことです。食事の準備をするときから後片づけまで、いろいろな食中毒をふせぐポイントがあります。
キッチンの道具・手入れのポイント
キッチンで使った道具を清潔に保つために、共通のポイントがあります。
- 台所用洗剤(せんざい)で洗い、十分にすすぐ。
- 消毒(しょうどく)する。
- よくかわかす。
まな板・包丁の手入れ
まな板や包丁などの調理道具がよごれていると、道具についた菌が他の道具、食べ物や手にもついて広がり、食中毒をまねいてしまうかもしれません。使い終わったら、十分に洗うことと消毒することが必要です。とくに、肉や魚などの生鮮(せいせん)食品をおいたり、切ったりした後は、こまめに洗って消毒しましょう。
フキン・たわし・スポンジの手入れ
よごれた場所をふくフキンや、食器(しょっき)のよごれを落とすスポンジなどは、すすいできれいにみえても細菌が残っています。細菌は、よごれや水分を栄養(えいよう)にして、どんどんふえてしまうので、いつも清けつにしておくことが必要です。
とくにフキンは、調理台用、テーブル用、洗った食器ふき用、まな板用など、分けて用意しましょう。