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事件No.06 その相性は良いですか くわしいページ
化学物しつによる食中毒
食中毒は、化学物しつによって引き起こされるものもあります。たとえば、金属(きんぞく)せい品と酸性(さんせい)の食品の組み合わせなど。 身近にあるものでも、相性(あいしょう)が悪いと化学変化を起こし、食中毒をもたらします。
金属(きんぞく)と酸性食品
台所にはアルミニウムや銅(どう)、鉄など、さまざまな金属で作られた容器(ようき)や道具があります。これらは、酸性の食品にふれると金属がとけ出すことがあります。
短い時間では、とけ出す金属の量はごくわずかですが、容器や道具に傷(きず)が付いていたり、酸性飲料を長い時間入れておいたりなど、まちがった使い方で、思わぬ事こにつながることがあります。
特に銅は、他の金属にくらべると、たくさん食べた場合に中毒を起こす可能性(かのうせい)が高いので、銅の容器や道具を使うときは酸性の食品に対する注意が必要です。
酸性食品にはどんなものがあるか
毎日の食生活でよく使用する酸性の食品には、お酢(す)やソースなどの調味料があります。そのほか、炭さん飲料や乳酸菌(にゅうさんきん)飲料、果じゅう飲料、スポーツ飲料も酸性です。これらの飲料と傷ついた水とう、やかんとの組み合わせによる事こも起きているので注意しましょう。
化学物しつによる食中毒のいろいろ
その他、化学物しつによる食中毒は、変質(へんしつ)した油や、食品添加物をまちがって使った食品が原因のものなどがあります。また、栄養ほ助食品のサプリメントもとりすぎることによって食中毒につながる場合があります。