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事件No.09 まほうの箱?の使い方 くわしいページ
冷ぞう庫を上手に使おう
冷ぞう庫はとても便利で、食中毒予ぼうの強い味方です。でも使い方を工夫しないと、食品に菌(きん)がついたり、菌がふえてしまいます。
つぎのポイントをおさえて、冷ぞう庫を上手に使いましょう。
冷ぞう庫の中の部屋
冷ぞう庫は、冷たい空気を循環(じゅんかん)させて庫内を冷やします。中は温度がちがう部屋に分かれています。入れる食材もかわるので、その場所にあったものを入れましょう。
<冷ぞう庫の各部屋に入れる食品の例>
- 冷とう室( -18度)・・・冷とう食品、アイスクリームなど
- チルド室(0度 )・・・生魚、生肉、なっ豆、ヨーグルト(発酵(はっこう)食品)など
- 冷ぞう室( 3~10度) ・・・そうざい、ハム、かまぼこ、 開けたビンづめなど
- 冷ぞう室のとびら(6~9度) ・・・調味料など
冷ぞう室のとびらは、冷ぞう庫の中でも温度が高く、温度変化がはげしいところなので、注意しましょう。
- 野菜室( 6度 )・・・野菜・果物類
※温度はめやすです。
家の冷ぞう庫を調べてみよう
どんな部屋に分かれているか、何が入っているか、レポートを作ろう。
冷ぞう庫の取扱(とりあつかい)説明書に、温度と入れるものがのっているかもしれません。
つめこみすぎない
冷ぞう庫に食品をつめこみすぎると、冷たい空気がすみずみまで回らなくなり、温度が下がりにくくなってしまいます。冷ぞう庫内の温度をてき切にたもつには、入れる食品をよう量の70%以内にとどめましょう。
とびらの開けしめは少なく、短く
冷ぞう庫のとびらをひんぱんに開けしめしたり、長い間開け続けると、冷気がにげて庫内の温度が上がってしまいます。一度温度が上がると、なかなか下がらず、菌がふえやすくなります。
食品をしまうときは
魚や肉などの食材にもともとついている菌が、冷ぞう庫の中で、野菜や調理済み食品などそのまま食べる食品にうつってしまわないように、食品ごとに置く場所を決めましょう。なお、食品がこぼれて冷ぞう庫の中をよごさないように、ラップやフタつきのよう器を使って包装します。 また、ビンやかんなどはホコリやよごれが付いている場合があるので、ふき取ってからしまいましょう。
冷ぞう庫のそうじ
そうじの仕方は、食器用せんざいをひたしたフキンでふき、次に、きれいな水を含ませたフキンでせんざいをふき取ります。 さらに、かわいたフキンでからぶきします。
冷ぞう庫に入れるもの、入れないもの
肉、魚、ふたをあけたビンづめ、「要冷蔵品(ようれいぞうひん)」とあるものは、必ず冷ぞう庫でほぞんしましょう。
空けていないビンづめ、カレーなどのレトルト食品、さとう、塩、たまねぎ、バナナ、ジャガイモなどは、入れる必要がありません。