ホーム >> 事件No.07 君も手のひらいっぱいに(2)

事件No.07 君も手のひらいっぱいに(2)

園子ていねいな手あらいって、どうするの。
シャロク つめを短く切り、石けんでていねいにあらった後、きれいなタオルでよくふきます。
つめの間や指先、指の間、親指の周(まわ)り、手首、手のしわはよごれとともに菌が残りやすいところ。
この絵のようにすれば、よくあらえますよ。
園子 よーし、さっそくあらってみようっと。
- キッチン -
園子 よーし、これだけていねいにあらえばもう安心だよね。
シャロク いや、それだけではまだ不十分なんだ。いくら手をきれいにあらっても、食べ物に直接ふれるまな板や包丁(ほうちょう)に菌がついていたらどうなると思う?
園子 やだぁ、そんな道具でお料理(りょうり)をしたら食中毒(しょくちゅうどく)になっちゃうかも!!?
シャロク そうなんです。だからキッチンの道具も、いつもせいけつにあらっておかなくちゃならないんだ。
園子 キッチンの道具はどうやってあらえばいいの?
シャロク まず、いつも包丁が当たってキズがつきやすいまな板のあらい方です。
せんざいをつけてキズにそってブラシやタワシでしっかりあらいます。
次にうら面も同じようにあらいます。最後にふちまであらうこと。
シャロク 次に包丁のあらい方です。
まな板の上で「え」をおさえ、スポンジで「は」を両面あらう。 次に「は」をおさえて持つ所をあらう。 最後に持つ所と「は」のだんになっているところをあらえばOK。 「は」をおさえる時は「は」から遠い所をおさえてください。
シャロク タワシはゴミをよく取って干し、よくかわかすのがポイントです。
かわきが悪いので、いくつかのタワシを順番に使うといいですよ。
スポンジも同じで、よくしぼってかわかします。
園子 そうだ、前から気になっていたんだけど、フキンがときどきくさいんだよね。
シャロク においのもとになる菌をふやさないことです。
菌は水分と栄養(えいよう)分、てき度な温度があればどんどんふえる。
つまりどれか一つ以上カットすればふえないってことです。
シャロク 部屋の中でフキンの温度はカットしにくいから、水分、栄養分をカットできれば、菌は少なくなり、におわなくなるよ。フキンはよくあらって栄養分をへらします。
そして、正しい濃度(のうど)に薄めた塩素系(えんそけい)漂白剤(ひょうはくざい)に、フキンをしばらくつけて消毒(しょうどく)し、よく水ですすいでかわかせばOK。
シャロク まな板と包丁も、熱湯(ねっとう)や塩素系漂白剤で消毒し、よくかんそうさせましょう。
漂白剤はラベルをよく読んで注意して使ってくださいね。

注意!!
漂白剤はラベルをよく読んで正しく使わなければいけません。
熱湯消毒も、やけどのきけんがあるので、お家の人にやってもらいましょう。

園子 いろいろおぼえることがあるね。
マードちゃん、まとめよろしくです。
マード イマノ オハナシヲ ホウコクショ ニ マトメマシタ。
クワシイページ モ オヨミクダサイ。
シャロク 見えないから忘れてしまいがちですが、手やキッチンの道具はなまけずによくあらうことですね。
園子 え?! え?! うさぎちゃん?!
ハトさんがはいっているはずなのに、どうやったの!?

- おわり -

(注)この物語はフィクションです。 実在の人物及び団体とは一切関係ありません。

  • 詳しいページを開く
  • 調査レポートを開く

<<前のページへ

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料でダウンロードすることができます。

Adobe Reader Adobe Readerのダウンロードページへ(外部リンク)